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ポンス&BBC交響楽団によるグラナドスのオペラ版“ゴエスカス”のライヴ録音が登場!

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2019年04月23日 00:00

グラナドス

ピアノ曲で有名な「ゴエスカス」。理想的なキャストによるオペラ版で魅惑の全貌を現した。

聴いたことがあるようでいて、実はほとんどその機会のないオペラ版「ゴエスカス」がポンスの指揮、最新録音で登場します。オペラ・ファンのみならず、ピアノ・ファンも待望のリリースと申せましょう。

ピアノ組曲「ゴエスカス」は1911年の作で、アルベニスの「イベリア」とならびスペイン・ピアノ音楽の最高峰とされ、描写的かつ煽情的な音楽が独特なスペイン民俗的イディオムにより、最高度の難技巧で表現されます。グラナドスは同郷のアルベニスやファリャと異なり印象派の影響をほとんど受けず、18 世紀末の純スペイン的な時代と文化に愛着を持っていたとされます。「ゴエスカス」はまさにその時代に生きたゴヤの絵画の世界、ラテン系ならではの情熱的な愛と、その甘美さのうちに漂う死の匂いを絶妙に描いています。

グラナドスはピアノ組曲を発表後すぐオペラに改作、パリのオペラ座で初演を予定しながらも第一次世界大戦勃発で不可能となりました。結局1916年1月にニューヨークのメトロポリタン歌劇場で初演されますが、それに立ち会った帰路、船がドイツの潜水艦に撃沈されグラナドスは生命を失いました。

登場人物は4名のみ。18世紀末のマドリードを舞台に、恋人ペーパがいるにもかかわらず美しい令嬢ロザーリオをたらしこもうとするジゴロの闘牛士パキーロ。その甘い言葉を耳にしたロザーリオの恋人フェルナンドは嫉妬の炎に燃え、パキーロに決闘を申し込みますが、負けて殺されてしまいます。

全3場、上演に一時間しかかかりませんが、生気とフレッシュな感覚みなぎる充実した世界が広がります。主な素材はピアノ版に基づきますが、同時期の魅力的なピアノ曲「わら人形」のメロディも重要な役割を演じます。またピアノ版の名作「嘆き、またはマハと夜うぐいす」は、決闘の前にロザーリオが身の潔白を綴るアリアに姿を変え非常に感動的。
ナンシー・ファビオラ・エッレラの情感あふれる歌唱が聴きもの。そのほかもピアノの各ナンバーが歌やオーケストラで次々と現れわくわくします。ワルのパキーロ演ずるホセ・アントニオ・ロペスの血の気の多い歌い回しも最高。ポンスはオーケストラを鳴らしきっていますが、オーケストレーションも堂にいっていて、ワーグナーさえ連想させます。
(キングインターナショナル)

【曲目】
グラナドス:歌劇「ゴエスカス」(全3場)【アルベルト・グイノヴァルト校訂版】

【演奏】
令嬢ロザーリオ:ナンシー・ファビオラ・エッレラ(ソプラノ)
フェルナンド:グスターボ・ペーニャ(テノール)
町娘ペーパ:リディア・ヴィネス・カーティス(メゾソプラノ)
闘牛士パキーロ:ホセ・アントニオ・ロペス(バス)
ジュゼップ・ポンス(指揮)
BBC交響楽団
BBCシンガーズ

【録音】
2018年1月(ライヴ)
バービカン・ホール(ロンドン)