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豪エロクアンス~ホルスト・シュタイン、ジャック・ジャンセン、コラッシ、ローレンガーの名盤が復活!

豪エロクアンス

DG、Deccaの名盤復刻シリーズとして絶大なる人気を誇る「オーストラリア・エロクアンス」シリーズ。今回もホルスト・シュタインのヴォルフ、ウェーバー、ワーグナー:管弦楽作品集や、フランスのバリトン歌手ジャック・ジャンセンのデッカ・リサイタル、スペインのリリック・ソプラノ、ピラール・ローレンガー、フランス人メゾ・ソプラノ、イルマ・コラッシの録音など名盤揃いの6タイトルです。

ドイツ作品に関して並ぶもののない指揮者ホルスト・シュタインの名演

ホルスト・シュタイン ~ ヴォルフ、ウェーバー、ワーグナー:管弦楽作品集

1970年代、NHK交響楽団を定期的に指揮し日本国内でも絶大な人気を誇っていたホルスト・シュタイン。ワーグナーをはじめとするドイツ作品に関して並ぶもののない指揮者として、音楽性のみならず独特な風貌も含め広く愛されていました。もともとバイロイト音楽祭でクナッパーツブッシュやカイルベルトの助手を務めてワーグナー指揮者としての腕を磨き、ウィーン国立歌劇場やハンブルク国立歌劇場も制覇。1980年からはスイス・ロマンド管弦楽団の音楽監督に就任し、その頃の録音がこのアルバムのヴォルフです。それ以前のウィーン・フィルとの録音からは、両者の良い関係が伝わってきます。ヨーロッパの各音楽誌でも絶賛された録音です。
(ユニバーサルミュージック)
【曲目】
ヴォルフ:
1) 交響詩『ペンテジレア』
2) 『お代官様』組曲(ハンス・ガル編)
ウェーバー:
3) 交響曲第1番ハ長調Op.19
4) 舞踏への勧誘 作品65(ベルリオーズ編)
5) 『オイリアンテ』序曲
6) 序曲『精霊の王』Op.27
7) 『アブ・ハッサン』序曲
ワーグナー:
8) 『さまよえるオランダ人』序曲
9) 『ローエングリン』第1幕への前奏曲
10) 『ローエングリン』第3幕への前奏曲
11) 『ニュルンベルクのマイスタージンガー』第1幕への前奏曲
12) 『トリスタンとイゾルデ』前奏曲と愛の死
【演奏】
ホルスト・シュタイン(指揮)
スイス・ロマンド管弦楽団(1-2)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(3-12)
【録音】
1980年(1-2)、1977年(3-7)、1973年(8-12)

繊細で美しい声を披露した名バリトン歌手

ジャック・ジャンセン ~ デッカ・リサイタル

フランスのバリトン歌手ジャック・ジャンセン(1913-2002)は、1941年にドビュッシーの《ペレアスとメリザンド》のペレアス役でデビュー。その洗練された声は瞬く間に聴衆を魅了し、その翌年にはロジェ・デゾルミエールの指揮でペレアス役を録音し、その後もクリュイタンスやアンゲルブレシュトが彼を起用することで、「最高のペレアス歌手」としての栄誉を欲しいままにしたのです。もちろんバロック・ペラや現代作品にも出演しましたが、何よりも彼の名声を高めたのはレハールの《メリー・ウィドウ》のダニロ役。なんとパリで1500回も歌ったという当たり役でした。このアルバムは鮮烈なデビューから10年後、Deccaのためにドビュッシー、アーン、ラヴェル、シャブリエの歌曲を録音したもので、ここでは繊細で美しい声を披露しています。共演のジャンドロンとランパルの親密な演奏も聴きどころです。
(ユニバーサルミュージック)
【曲目】
ドビュッシー:
1-3) フランソワ・ヴィヨンの3つのバラード
4-6) 恋人たちの散歩道
7) あやつり人形たち
シャブリエ:
8) 蝉
9) 太った七面鳥のバラード
10) 小さなアヒルたちのヴィラネル
11) 幸福の島
ラヴェル:
12-14) マダガスカル先住民の歌
レイナルド・アーン:
15) わたしがとりこになったとき
16-20) 5つの灰色の歌
21) 懐疑の人
22) 風景
23) フィリス(ラテン礼賛)
24) 私の詩に翼があったなら
25) 5月
【演奏】
ジャック・ジャンセン(バリトン)
モーリス・ジャンドロン(チェロ:12-14)
ジャン=ピエール・ランパル(フルート:12-14)
ジャクリーヌ・ロバン(ピアノ)
【録音】
1952年9月, パリ、メゾン・ド・ラ・ミチュアリティ

親密で濃厚な雰囲気、自然で柔軟な歌唱

ピラール・ローレンガー ~ スパニッシュ・ロマンス

20年ほど前、ベルリンでピラール・ローレンガーが亡くなった時に彼女に贈られた賛辞は「戦後最も美しい声を持つ歌手の一人」でした。彼女はもともとサルスエラ(スペインの国民的歌劇)の舞台で経験を積み、その後オペラ歌手として大成。様々な役をこなしながら、折に触れてはスペインのお国物も歌い、観客を魅了したのです。この2枚のアルバムは彼女が歌う「スペイン歌曲」を集めたもの。Disc1には今回新しくリマスターされたスペインのルネサンス期のバラードを中心に収録。これらは彼女とギター伴奏のベーレントのためにアレンジされたもので、牧歌的な曲あり、世俗的な曲あり、また宗教的な曲ありと多岐に渡っています。この録音から10年後に収録されたDisc2のスペイン歌曲は、伴奏を名手アリシア・デ・ラローチャが担当し、親密で濃厚な雰囲気を醸し出しています。彼女の自然で柔軟な歌唱は、スペインの歌曲の魅力を広く伝えるものであり、その評価を決定付けるものでもあります。
(ユニバーサルミュージック)
【曲目】
[Disc1]
1) ミラン:ドゥランダルテのロマンス
2) 作者不詳:3人のモーロ人の娘
3) ミラルテ:私の髪の影で
4) ダサ:Enfermo estaba Antioco
5) ピサドール:Guarte el Rey Don Sancho
6) ベルムード:Mira Nero
7) バスケス:ポプラの林に行って来た
8) ムダーラ:Isabel, perdiste la tu faxa
9) ナルバエス:何を使って洗いましょう
10) ヘンデル:決して心変わりしない
11-19) 9つのスペイン民謡
[Disc2]
1-12)グラナドス:昔風の粋な歌曲集(トナディーリャス)
13-18) カンシオネス・アマトリアス
【演奏】
ピラール・ローレンガー(ソプラノ)
ジークフリート・ベーレント(ギター:Disc1)
アリシア・デ・ラローチャ(ピアノ:Disc2)
【録音】
1966年1月、ベルリン(Disc1)、1977年7月、ロンドン(Disc2)

気品にあふれた透明な歌声

ザ・ヴォイス・オヴ・ピラール・ローレンガー

スペインのリリック・ソプラノ、ピラール・ローレンガー(1929-1996)。バルセロナ音楽院で学び、その後当時の「西ベルリン」でメゾ・ソプラノ歌手ヘルタ・クルストに師事しています。最初はサルスエラの舞台で活躍しますが、1958年から西ドイツベルリン歌劇場(現在のベルリン・ドイツ・オペラ)と契約し、同歌劇場のプリマ・ドンナとして活躍します。情感豊かな歌で知られ、レパートリーはモーツァルトからワーグナー、ヴェルディと幅広く、1966年にはパミーナを歌ってメトロポリタン歌劇場にもデビューし、以降150回出演しその名声を高めました。このアルバムでは彼女の幅広いレパートリーを楽しむことができます。
(ユニバーサルミュージック)
【曲目】
1) モーツァルト:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』より「私、死んでしまう・・・今こそお分かりでしょう」
2) プッチーニ:歌劇『トスカ』より「歌に生き、愛に生き」
3) プッチーニ:歌劇『マノン・レスコー』より「独り寂しく捨てられて」
4) ヴェルディ:歌劇『ドン・カルロ』より「世の空しさを知る神よ」
5-6) ファリャ:歌劇『はかなき人生』より「笑う者たちばんざい」「Alli esta! Riyendo, junto a esa muje」
7) プッチーニ:歌劇『修道女アンジェリカ』より「母無しで」
8) プッチーニ:歌劇『蝶々夫人』より「私の坊や」
9) ワーグナー:歌劇『ローエングリン』より「物悲しい日に私は一人寂しく」
10) グラナドス:歌劇『ゴイェスカス』より「マハと夜鳴きうぐいす」
11-14) トゥリーナ:セビーリャの唄
【演奏】
ピラール・ローレンガー(ソプラノ)
ヘスス・ロペス=コボス(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(1-10)
スイス・ロマンド管弦楽団(11-14)
【録音】
1978年12月、ロンドン、キングズウェイ・ホール(1-10)
1983年3月、ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール(11-14)

名メゾ・ソプラノ、イルマ・コラッシの最良の歌唱の記録

イルマ・コラッシ ~ デッカ・リサイタル

1918年、アテネの音楽一家に生まれたイルマ・コラッシ。8歳までパリに住み、その後またアテネに戻り、14歳でアテネの音楽院に入学しピアノと歌を学びました。一時期はイタリアのサンタ・チェチーリア音楽院に留学、第二次世界大戦時にはアテネに戻り音楽院で教師を務めました。1949年からフランスに移住し、ラヴェルや「六人組」と交友を持ち、彼らの歌を歌い高く評価されます。1970年に引退し、その後はスコラ・カントルムなどで教えに専念。1927年にパリで没しています。彼女はオペラの舞台に立つことはなく、生涯のほとんどを「歌曲」に捧げました。録音のほとんどはDeccaレーベルに行われたため、この4枚分のアルバムが「イルマ・コラッシの最良の歌唱の記録」と言っても差し支えないでしょう。ひそやかなピアノ伴奏による歌曲も、オーケストラとの情熱なショーソンの「愛の海の詩」も、どれも洗練され抑制の効いた表現の中に、熱い情熱と豊かな表現が見え隠れする素晴らしい歌唱です。お国ものであるギリシャ民謡も彼女の真骨頂。とりわけラヴェルの作品は、作曲家が絶賛したという名唱です。
(ユニバーサルミュージック)
【曲目】
[Disc1]
1-2) スペイン民謡
3-8) ホアキン・ニン:8つのスペインの歌より
9-16) ギリシャ民謡
17-21) ラヴェル:5つのギリシャ民謡(1952年録音)
22-23) オベール:6つのアラブの詩
24-31) ミヨー:ユダヤの詩
[Disc2]
1-8) 古代アリア集
9-18) フォーレ:イヴの歌Op.95
19-21) フォーレ:3つのメロディ
22-24) シューマン:3つの歌
25-27) シューベルト:3つの歌曲
[Disc3]
1-8) 古代アリア集
9-11) ドビュッシー:恋人たちの散歩道
12-13) ドビュッシー:艶なる宴 より
14-16) ドビュッシー:ビリティスの歌
17-18) 2つのギリシャ民謡
19-23) ラヴェル:5つのギリシャ民謡(1955年録音)
24-26) マダガスカル先住民の歌
[Disc4]
1-3) ショーソン:愛と海の詩
4) マスネ:マスネ:歌劇『ウェルテル』より「ウェルテル・・・誰にわかるでしょう」
5) ベルリオーズ:歌劇『ファウストの劫罰』より「燃える恋の思いに」
【演奏】
イルマ・コラッシ(メゾ・ソプラノ)
ジャクリーヌ・ロバン(ピアノ)
アンドレ・コラール(ピアノ)
ルイ・ド・フロマン(指揮)
アナトール・フィストゥラーリ(指揮)
【録音】
1952~1955年

二人の名歌手による知的な歌唱

コラッシ、ジョバン~グノー、ベルリオーズ、マスネ:アリアとデュエット集

ギリシャ生まれ、フランス人メゾ・ソプラノ、イルマ・コラッシとフランス系カナダ人テノール、ラウル・ジョバンのデュオ・アルバムの初CD化となる1枚です。オペラには出演せず、フォーレなどのフランス系の歌曲を得意としていたコラッシ。このデュオでは「本当に珍しく」オペラ・アリアを歌っているのですが、その知的な声と表現には驚くばかり。柔和なグノー、マスネと、華やかなベルリオーズと音楽の性格は違うものの、全てを柔らかく包み込むような美しい声は本当に魅力的です。もともと「ロメオとジュリエット」でデビューしたジョバンの力強い声とのコラボレーションも聴きどころです。
(ユニバーサルミュージック)
【曲目】
グノー:歌劇『ロメオとジュリエット』より
1) おお、夜よ!お前の羽の下の暗がりに
2) 愛の神、愛の神か! そうさ、その情熱が僕をかき乱すんだ!
ベルリオーズ:歌劇『ファウストの劫罰』より
3) 笑いに満ちた田舎を離れたことに悔いはないが
4) 昔々、トゥーレの王様は
5) 私の目にしているのは
6) 愛の激しい炎は
7) 自然よ、巨大で、計り知れない
マスネ:歌劇『ウェルテル』より
8) 夢かうつつか、僕にはわからない
9) そうだ!彼女は命じた
10) ウェルテル・・・誰にわかるでしょう
11) ああ! もう勇気がなくなってしまった
【演奏】
イルマ・コラッシ(メゾ・ソプラノ)
ラウル・ジョバン(テノール)
アナトール・フィストゥラーリ(指揮)ロンドン交響楽団
【録音】1953年、パリ(1-2)、1954年、ロンドン(3-11)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2017年04月12日 00:00