フルトヴェングラー/ルツェルンの第9、スイス放送のオリジナルマスターから過去最高音質で登場!
2014年はフルトヴェングラーの没後60周年、偉大な巨匠の偉業を偲ぶべくauditeが素晴らしい仕事をしてくれました! フルトヴェングラー晩年の大名演、ルツェルン音楽祭でのベートーヴェンの第9交響曲が、放送局のオリジナルのマスターテープからSACDhybridとCDに!
audite社の案内によりますと、SRF(スイス放送協会Schweizer Radio und Fernsehen)の保管庫に秘蔵されていたオリジナルのマスターテープを丁寧に採録。元々の録音状態が良好なため、雑音の除去はごく僅か、テープヒスの軽減はほとんどせずに済んでいるとのこと。またピッチも可能な限り修正、ことに第3楽章は正しいピッチに収まったことでよりじっくりとした風格の演奏となっています(このため演奏時間が若干長くなっています)。オリジナルのマスターテープは第1楽章+第2楽章、第3楽章+第4楽章の2巻から成っており、楽章間の様子も可能な限りそのまま収録されています。
フルトヴェングラーのベートーヴェン演奏の到達点とも言えるルツェルンの第9は、これまでに様々な盤で出回ってきましたが、このaudite盤が頂点に君臨することでしょう。しかもSACDhybirdでも発売。60年の時を超えてフルトヴェングラーの偉大な芸術をしっかり胸に受け止めましょう!(キング・インターナショナル、以上輸入盤についての解説)
国内盤はキングインターナショナルから輸入盤完成品を仕入れ、包みオビ+日本語解説書添付。オリジナル・ブックレットにはルツェルン音楽祭アーカイヴから集めた巨匠の「リハーサルでの指揮」「本番での指揮」等5点の写真を掲載、日本語解説には当時の資料(この演奏を聴いた日本人・大村多喜子氏の手記)を掲載します。
「管弦楽は、曲の進むにつれて畳み込むが如くテンポを速め、終結部に到ると、もうフルトヴェングラーの棒が先か、オーケストラが先か、と思われる程で、息も詰る興奮のうちに火花を散らすが如き熱演であった。最後のコーラスが終り、管弦楽が止んで場内は全く鎮まり返り、暫くは指揮者も、聴衆も、唯茫然として居た。やがてフルトヴェングラーは、静かに聴衆に礼をして、感極まったかの如く目頭をふいた。場内にはすすり泣きさえ起った。私は全く夢中でこの光景に見とれているより他はなかった。」(大村多喜子氏、故人、元日本ソルフェージ振興会理事長)(初出:『レコード藝術』誌1955年3月号に掲載)
フルトヴェングラーの「第9」 ※現在確認できる全曲演奏の音源
01.ベルリン・フィルハーモニー(1937年5月1日、ロンドンでのライヴ)
02.ベルリン・フィルハーモニー(1942年3月22-24日、ベルリンでのライヴ)
03.ベルリン・フィルハーモニー(1942年4月19日、ベルリンでのライヴ)
04.ストックホルム・フィルハーモニー(1943年12月8日、ストックホルムでのライヴ)
05.ウィーン・フィルハーモニー(1951年1月7日、ウィーンでのライヴ)
06.バイロイト祝祭(1951年7月29日、バイロイトでのライヴ)EMI録音版
07.バイロイト祝祭(1951年7月29日、バイロイトでのライヴ)バイエルン放送版
08.ウィーン・フィルハーモニー(1951年8月31日、ザルツブルクでのライヴ)
09.ウィーン・フィルハーモニー(1952年2月3日、ウィーンでのライヴ)
10.ウィーン・フィルハーモニー(1953年5月30日、ウィーンでのライヴ)
11.ウィーン・フィルハーモニー(1953年5月31日、ウィーンでのライヴ)
12.バイロイト祝祭(1954年8月9日、バイロイトでのライヴ)
13.フィルハーモニア(1954年8月22日、ルツェルンでのライヴ)
【収録曲目】
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱」
【演奏】
エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)
エリザ・カヴェルティ(A)
エルンスト・ヘフリガー(T)
オットー・エーデルマン(Bs)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団,ルツェルン祝祭合唱団
【録音】
1954年8月22日、ルツェルン(モノーラル・ライヴ)
【参考CD】
ルツェルンの第9とほぼ同じキャストで録音された、カラヤン指揮フィルハーモニア管弦楽団の第9も、ステレオ・テイクの発見と最新リマスターで今年話題となりました。両方の第9に伝説的なホルン奏者デニス・ブレインが参加しています。
【収録曲目】
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱」
同第8番ヘ長調Op.93
【演奏】
エリーザベト・シュヴァルツコップ(S)
マルガ・ヘンゲン(A)
エルンスト・ヘフリガー(T)
オットー・エーデルマン(Bs)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団,ウィーン楽友協会合唱団
【録音】
1955年7月24、25、28、29日、ウィーン(ステレオ・セッション)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2014年10月21日 17:00
