マーラー：交響曲全集～小澤征爾＆ボストン交響楽団（14CD）
小澤征爾は、1973年から2002年までの約30年間に亘り、アメリカの名門オケ、ボストン交響楽団の音楽監督を務めましたが、両者が旧“Philips”レーベルに行った金字塔的録音の「マーラー：交響曲全集」(1980～93年録音)が、イタリア・ローカルの“Decca”レーベルより全14枚組ボックスとして復活！
※クラムシェル・ボックス仕様、ブックレット（英語表記）を封入。
※ローカル・リリースのため、お取扱いが限定数となります。
『マーラー：交響曲全集／小澤征爾＆ボストン交響楽団』
CD 1
交響曲 第1番 ニ長調「巨人」
1987年10月5、6日；ボストン、シンフォニー・ホール
DGにレコーディング以来2度目の録音。このあと、2008年にはサイトウ・キネン・オーケストラとも録音している。
CD 2＆3
交響曲 第2番 ハ短調「復活」
キリ・テ・カナワ（ソプラノ）–マリリン・ホーン（メゾ・ソプラノ）
タングルウッド祝祭合唱団
1986年12月13、15日；ボストン，シンフォニー・ホール
緊迫感に溢れた壮大なスケールの演奏。蓄積されたエネルギーが一気に爆発した終楽章での白熱の高揚感が秀逸。テ・カナワ、ホーンという一流歌手が共演。同曲では、2000年1月、サイトウ・キネン・オーケストラを指揮した東京ライヴの録音も有名。
CD 4＆5
交響曲 第6番 イ短調「悲劇的」
1992年1月30日、2月4日；ボストン、シンフォニー・ホール（ライヴ）
交響曲 第3番 ニ短調
CD 6
交響曲 第3番 ニ短調
ジェシー・ノーマン（ソプラノ）
タングルウッド祝祭合唱団
アメリカ少年合唱団
1993年4月22、27日；ボストン、シンフォニー・ホール（ライヴ）
第6番は、声楽のないマーラーの交響曲の中では最も規模の大きい作品。スコアを念入りに読みこむ小澤ならではの緻密な演奏が、劇的な効果を生み出した名演。
第3番は全集録音の最終年に行われた感銘深いライヴ。名ソプラノ、ジェシー・ノーマンによる無二の歌声も素晴らしい。
CD 7
交響曲 第4番 ト長調
キリ・テ・カナワ（ソプラノ）
1987年11月21、23、27日；ボストン、シンフォニー・ホール
マーラーの交響曲の中では最も規模の小さい作品。大規模作品を指揮することの多かった小澤が、ボストン交響楽団のすぐれた奏者たちから室内楽的で美しい響きを引き出した一枚。第3楽章のダイナミックな音響、終楽章での名歌手、テ・カナワの美声。
CD 8
交響曲 第5番 嬰変ハ短調
1990年10月；ボストン、シンフォニーホール（ライブ）
第4楽章“アダージェット”が映画で使用され、さらに広く聴かれるようになったマーラーの交響曲の中でも演奏頻度の高い第5番。小澤＆ボストンSOならではの鮮烈にして清澄な演奏。本拠でのライヴをデジタル収録。
CD 9＆10
交響曲 第7番 ホ短調「夜の歌」
1989年3月11-13日 ボストン、シンフォニー・ホール
「亡き子を偲ぶ歌」
ジェシー・ノーマン（ソプラノ）
1988年12月12、13日；ドイツ（ライヴ）
第7番は、作品の内面に潜む暗澹たる気配を描くことに成功した秀演。また、ヨーロッパ・ツアー時に、フランクフルトでライヴ録音された「亡き子をしのぶ歌」も収録。J.ノーマンによる存在感に溢れた歌唱。
CD 11＆12
交響曲 第8番 変ホ長調「千人の交響曲」
フェイ・ロビンソン（ソプラノI）
ジュディス・ブレンゲン（ソプラノII）
デボラ・サッソン（ソプラノIII）
フローレンス・クイヴァー（アルトI）
ローナ・マイヤース（アルトII）
ケネス・リーゲル（テノール）
ベンジャミン・クラソン（バリトン）
グウィン・ハウエル（バス）
タングルウッド祝祭合唱団
ボストン少年合唱団
1980年10月13日、11月4日；ボストン、シンフォニー・ホール
“フィリップス”レーベルにおける小澤征爾によるマーラー：交響曲全集の第1弾となった1980年の録音盤。定期演奏会で演奏され、興奮さめやらぬうちにすぐ録音されたもので、大規模編成による大曲を見事に収録した当時の“フィリップス”録音にも要注目。
CD 13
CD 14
交響曲 第9番 ニ長調
1989年10月5、16日；ボストン、シンフォニー・ホール（ライヴ）
交響曲 第10番 嬰ヘ長調～“アダージョ”
1990年4月19、23日；ボストン、シンフォニー・ホール（ライヴ）
マーラーの番号付き交響曲の最後の2曲をカップリング。第9番は、小澤征爾がボストン交響楽団の音楽監督としての最後の演奏会で取り上げた作品でもあり、2002年4月20日の演奏はDVD化されている。また、小澤はサイトウ・キネン・オーケストラと2001年1月に行った東京でのライヴもCD化されている。
【Information】
Producers: Wilhelm Hellweg (Symphonies), Volker Straus (Kindertotenlieder)
Balance Engineers: Onno Scholtze (Symphonies), Volker Straus (Kindertotenlieder)
Recording Engineers: Onno Scholtze (Nos. 1, 4, 5), John Newton (Nos. 1, 4, 9, 10), Henk Kooistra (Nos. 3, 5-7, 9, 10),Everett Porter (No. 5), Cees Heijkoop, Willem van Leeuwen (Kindertotenlieder)
Recording locations: Symphony Hall, Boston, November 1980 (No. 8), December 1986 (No. 2), October 1987 (No. 1), November 1987 (No. 4), March 1989 (No. 7), October 1989 (No. 9), April 1990 (No. 10), September 1990 (No. 5), February 1992 (No. 6), April 1993 (No. 3), Frankfurt am Main, December 1988 (Kindertotenlieder)
