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5月6日は英チャールズ国王の戴冠式!イギリス王室を彩る名曲集が発売!!

Crown & Glory

2023年5月6日はイギリスのチャールズ3世国王とカミラ王妃の戴冠式。祝賀ムードを盛り上げる行列、式典、儀式と祝典の音楽が集められたアルバム『Crown & Glory』(CD2枚組)がユニバーサルミュージックよりリリースされました。『Crown & Glory』には4世紀にわたるイギリスの管弦楽、器楽、声楽作品が、収録時間2時間半を超える42トラックに収められています。1953年6月2日のエリザベス女王の戴冠式のライヴ盤なども併せてご紹介いたします。
(タワーレコード 商品本部 板倉重雄)

New! 英チャールズ3世新国王戴冠式 2023年5月6日 式典で演奏された音楽の公式録音(CD2枚組)はこちら>>>

チャールズ国王の戴冠式を祝う、イギリス王室を彩る名曲集。CD2枚組

イギリスの戴冠式、記念祭、公式行事で聴かれる音楽と、一年を通して聴かれるイギリス・クラシックの不朽の名作が選曲されています。ヘンデルの勇壮なアンセム『司祭ザドク』(1727年ジョージ2世の戴冠式のために作曲)、ヒューバート・パリーの『私は歓喜した』(1902年エドワード7世の戴冠式で初めて聴かれた)などの歴史的クラシック曲、さらに『イェルサレム』『希望と栄光の国』『ルール・ブリタニア』『我は汝に誓う、我が祖国よ』などの人気曲、そしてヘンデルの『王宮の花火の音楽』と『水上の音楽』からの曲、ウォルトンの『宝玉と勺杖』と戴冠行進曲のようなクラシック曲、イギリス国歌の新たな演奏やロイヤル・スコッツ・ドラゴン・ガーズと英国近衛軍楽隊のユニークなメドレーなど盛りだくさんです。


歴代の英国王の戴冠式でも歌われてきたヘンデルの傑作『戴冠式アンセム』

英国王チャールズ3世の戴冠式に合わせ、ヨーロッパ各国のレーベルからヘンデルが1727年にイギリス王ジョージ2世の戴冠式のために作曲した『戴冠式アンセム』の新録音が続々とリリースされます。
ヘンデルの『戴冠式アンセム』は1727年にロンドンのウエストミンスター寺院で挙行された、ジョージ2世の戴冠式のために作曲され、以下の4曲からなります。
1『司祭ザドク』HWV 258
2『汝の御手は強くあれ』HWV 259
3『主よ、王はあなたの力に喜びたり』HWV 260
4『わが心は麗しい言葉にあふれ』HWV 261 ※ 1曲目『司祭ザドク』は上に紹介したCD『Crown & Glory』に収録されています。

1枚目、ヴェルサイユ宮殿主宰レーベル(Chateau de Versailles Spectacles)からはヘンデル『戴冠式アンセム』全4曲に加え、同じ1727年の戴冠式でも一部が再演されたジェイムズ2世戴冠式(1685)のためのパーセルの作品2曲を収録したCDが発売されました。ヴェルサイユ王室礼拝堂の音響とあいまって戴冠式の雰囲気がそのまま伝わってくるかのような生々しい演奏となっています。

2枚目、アルファ・レーベルからは欧州古楽シーンの最前線をゆく才人エルヴェ・ニケ指揮により、『戴冠式アンセム』と1743年に英国軍勝利を祝して書かれた『デッティンゲン・テ・デウム』を組み合わせた1枚が登場。初演時に近づけた編成の大きさが特徴です。

3枚目、イギリスが誇る合唱団、ハリー・クリストファーズ&ザ・シックスティーンが設立した自主レーベルCoro(コーロ)からは、『戴冠式アンセム』からの2曲を含む「王室行事のための音楽」を集成したコンピレーション・アルバムが発売。セシリア・マクドウォール(b.1951)がエリザベス2世の人生と治世を記念した作品『おお主よ、御身のしもべエリザベスが』も世界初録音で収録した話題盤です。

4枚目、ハルモニア・ムンディからはドイツのRIAS室内合唱団とベルリン古楽アカデミーが『戴冠式アンセム』を壮麗壮大に演奏した録音が発売されます。1714に行われたジョージ1世の戴冠礼拝で演奏されたウィリアム・クロフト(1678-1727)作曲『主は太陽であり盾である』をカップリングしています。

チャールズ国王
画像提供, Bank of England

イギリスの通貨デザインと国歌の変更が話題に!

イギリスのエリザベス女王の死去を受け、イギリスの通貨のデザインと国歌の歌詞が変わることが話題となっています。
イギリスの紙幣や硬貨にあしらわれているエリザベス女王の横顔は、今後はチャールズ新国王のものに変わります(硬貨は2022年12月8日より流通開始、紙幣は2024年半ばから流通する見通し)。また、イギリスの国歌は「ゴッド・セイブ・ザ・クイーン(神よ 女王を護り給え)」でしたが、チャールズ三世の即位を受けて「ゴッド・セイブ・ザ・キング(神よ 王を護り給え)」に変更されることになります。

(1)歌詞付きのイギリス国歌
山田和樹指揮東京混声合唱団によるイギリス国歌のCD(KICC-1555)は、「ゴッド・セイブ・ザ・クイーン(神よ 女王を護り給え)」の歌詞で歌われています。 コリン・デイヴィス指揮BBC交響楽団・合唱団がCD「ザ・ラスト・ナイト・オブ・ザ・プロムス」 で演奏しているイギリス国歌も「ゴッド・セイブ・ザ・クイーン(神よ 女王を護り給え)」です。こちらはロンドンの夏の風物詩、プロムスでのライヴ録音なので、国歌で盛り上がる聴衆の大騒ぎも聴きものとなっています。 オーストラリア出身の伝説的なソプラノ歌手ネリー・メルバ(1861~1931)は、1904年、最初期のSPレコードにイギリス国歌を録音していますが、このときはヴィクトリア女王が1901年に亡くなった後、エドワード7世の時代だったため「ゴッド・セイブ・ザ・キング(神よ 王を護り給え)」で歌われています。ちなみにメルバは、ロンドンのサヴォイ・ホテルの料理長が創作したデザート「ピーチ・メルバ」に、今なお名前を残しています。


(2)イギリス国歌のオーケストラ版
大作曲家エルガーが編曲したものがあり、ロンドン・フィルとロイヤル・フィルによる録音がCDになっています。また、オーケストラが海外公演した際の初日には、両国の国歌を演奏する習わしがあり、ここではカラヤン指揮ウィーン・フィルと、シュヒター指揮 NHK交響楽団のCDをご紹介いたします。


(3)ベートーヴェン編曲によるイギリス国歌(ピアノ、歌)
ベートーヴェンはイギリス国歌の編曲を少なくとも2回行っており、ピアノ独奏で「ゴッド・セイヴ・ザ・キングによる7つの変奏曲」、歌曲で「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」を残しています。最初の2枚がピアノ曲、最後の1枚が歌曲です。


(4)リスト、パガニーニ編曲によるイギリス国歌(ピアノ、ヴァイオリン)
19世紀のピアノとヴァイオリンの大技巧家、リストとパガニーニもイギリス国歌をそれぞれの楽器に超絶技巧的編曲を行っています。リストは1840年代、ヴィクトリア女王の時代にピアノ編曲したので、タイトルが「ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン」となっています。演奏しているチャバイはハンガリー出身で現在ロンドンを拠点に活躍するピアニスト。目の覚めるような技巧の持ち主です。
パガニーニは1829年、ジョージ4世の時代に無伴奏ヴァイオリンへ編曲したので、タイトルは「ゴッド・セイヴ・ザ・キングによる変奏曲」となっています。演奏はリッチとアッカルドという、最高のパガニーニ演奏家二人のCDをご紹介します。とくにリッチはライヴでのアンコール演奏で、見た目のサーカス的な弾きぶりに、聴衆がフレーズごとに湧き上がるのが収められており、楽しい聴きものとなっています。また、エリザベス女王の時代の録音ということもありリッチが曲紹介を「ゴッド・セイヴ・ザ・クイーンによる変奏曲」としているのも、また面白いところです。
(タワーレコード 商品本部 板倉重雄)


1953年6月2日、エリザベス女王の戴冠式のライヴ盤
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1953年6月2日 エリザベス女王の戴冠式 (カラー)

エリザベス女王は、1926年4月21日生まれ。1952年2月6日、25歳のとき、父の国王ジョージ6世の死去に伴って、エリザベス2世として王位を継承しました。2015年には、19世紀のビクトリア女王を抜いてイギリスの君主として在位最長を更新。2022年6月には、在位70年を記念する祝賀行事「プラチナ・ジュビリー」が盛大に行われました。
2022年の在位70年を記念して、ワーナークラシックスからCD『エリザベス女王1953年戴冠式(公式レコードからの音楽)』 が発売されました。このCDは、1953年6月2日ロンドンのウェストミンスター寺院で行われた戴冠式から音楽の部分を集めたものです。演奏には英国王室認定の英国国教会聖歌隊から選ばれた歌手400人(全て男声)、英国のソリストやオーケストラの首席奏者らにより管弦楽団、王立軍学学校のトランペット奏者ら参加しました。戴冠式のライヴ録音は、同年にEMIより3枚組LPとして発売され、1997, 2002年に2CDとして発売もされました。今回、アビイロード・スタジオに保存されていたオリジナル・マスターテープより音楽の部分を抜き出し、アビイロード・スタジオにおいて24bit/192kHzリマスターが行われCD化されました。
(タワーレコード 商品本部 板倉重雄)

数量限定!Silver Colored Vinyl(アナログLP)

エリザベス女王1953年戴冠式

《エリザベス女王1953年戴冠式(公式レコードからの音楽)》英国王室認定盤のため、UKだけで限定生産販売された、こちらの 180gシルバーカラー・アナログLP盤が限定入荷!

※収録時間上、CD盤より収録曲数が少なくなっております。
【演奏】
ウィリアム・マッキー(指揮)
英国戴冠式聖歌隊
英国戴冠式聖歌隊

 

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カテゴリ : Classical | タグ : 書籍

掲載: 2023年04月27日 12:00

更新: 2023年05月11日 00:00