カスタマーズボイス一覧

地球はマルイぜ~武満徹:SONGS~ / 武満徹、他

 何年か前、びわ湖ホールで林美智子さんがこのCDに収録されている武満徹の作品を歌うのを生で聴きました。作品の力と林さんの歌唱が心の奥まで染み込んできて思わず涙で目が潤んでしまいました。(私の隣の席の女性は本当に泣いていた。)
 終演後にホールのロビーで販売していたこのCDを買って、ずっと愛聴しています。生で聴いた時はピアノ伴奏でしたが、このCDではギター、ピアノ、弦楽アンサンブルなど色々な編曲で伴奏されています。編曲と演奏も実に素晴らしいです。とりわけ野平一郎さんの編曲による1曲目「小さな空」のギター伴奏、19曲目「死んだ男の残したものは」のピアノ・弦楽アンサンブル伴奏は大好きです。19曲目の編曲は革新的で、調性音楽と無調音楽が見事に融合する中で林さんの歌が胸に迫ってきます。”現在オンラインショップ取扱なし”となっているのは実に残念で勿体無い。是非ともこのCDは再販されて、クラシック派の人だけでなく多くの人に聴いて欲しいものです。

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Brucknerさんが書いたカスタマーズボイス

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カラヤン/BPOがその本領を最大限に発揮した圧巻の名演。凄まじい。指揮者もオケも演奏技術をとっくに超えて、人間としての全力を賭けて演奏しているのが伝わってくる。このコンビの最高の音盤だと思う。

僕はムターと同い年でもあり彼女と同じ年齢を重ねていますから、ずっと気にしてきたヴァイオリニストです。高校生の時に買ったLP、ムター14歳のデビュー録音でありカラヤンに才能を見出されベルリン・フィルと共演したモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3番・第5番を40年間、折に触れて聴いてきました。今回このムター42歳の協奏曲全集を聴いて、改めて当時のカラヤンの慧眼に驚きを覚えました。
 このCDの第3番・第5番は演奏家としての円熟期を迎えた彼女の再録音でもあり、これだけを聴けば十分楽しめる演奏ですが、「聴かせる演奏」というか演奏者としての我が出ているように感じました。デビュー録音には無かった装飾音もそう。
 思うにモーツァルトの音楽は、子供が道ばたで石ころを見つけたら爪先で蹴ってドリブル遊びしながら家路を帰るような、無邪気で自然な有り様が魅力の中心にあると思います。14歳の録音は真にモーツァルトでした。カラヤンは今のムターとなら彼の理想のモーツァルトを録音できる、と判断したのではないでしょうか。僕のような素人ではなくプロのヴァイオリン奏者が両録音を聴き比べたら、やっぱりこの42歳の録音を評価するでしょうか。

 何年か前、びわ湖ホールで林美智子さんがこのCDに収録されている武満徹の作品を歌うのを生で聴きました。作品の力と林さんの歌唱が心の奥まで染み込んできて思わず涙で目が潤んでしまいました。(私の隣の席の女性は本当に泣いていた。)
 終演後にホールのロビーで販売していたこのCDを買って、ずっと愛聴しています。生で聴いた時はピアノ伴奏でしたが、このCDではギター、ピアノ、弦楽アンサンブルなど色々な編曲で伴奏されています。編曲と演奏も実に素晴らしいです。とりわけ野平一郎さんの編曲による1曲目「小さな空」のギター伴奏、19曲目「死んだ男の残したものは」のピアノ・弦楽アンサンブル伴奏は大好きです。19曲目の編曲は革新的で、調性音楽と無調音楽が見事に融合する中で林さんの歌が胸に迫ってきます。”現在オンラインショップ取扱なし”となっているのは実に残念で勿体無い。是非ともこのCDは再販されて、クラシック派の人だけでなく多くの人に聴いて欲しいものです。

サイクルさんのコメントに激しく同意します。この演奏が北欧の空気感が伝わってきますね。有名な「樅の木」はいろいろ聞き比べしましたがこの演奏が最高でした。

本家イタリアのヴィヴァルディの弦楽の響きとは、まさにこれだと思います。惚れ惚れする。

アルバムのタイトル(万華鏡)のとおり、一台のピアノでこれだけ多彩な音色を出せるものかと驚愕とともに感動しました。このCDを聴くまでは展覧会の絵のピアノ原曲版は、ラヴェル編曲のオケ版に聴き劣りするなあと感じていたのですが、このピアノ演奏の表現はオケ版を超えていると認識を新たにしました。ペトルーシュカとラ・ヴァルスも圧巻の演奏です。彼女のアルバムの中で一番気に入っています。

いくつもの演奏者のもののCDとLPを聴いてきましたが、この曲の情感の豊かさを最高に引き出している名演です。ベルゲン・フィルのレベルの高さ、リットンの指揮のうまさ、録音の素晴らしさが揃ったディスクです。ベルゲン・フィルのファンになってしまいました。

秀才の緻密な分析による最先端チャイコ。オケの各パートが明瞭に描き出されている。しかしどうもチャイコフスキーを聴いたという感慨が薄い。他の往年の名指揮者達の演奏には在って、この演奏には欠けているものがある。それはスヴェトラーノフのチャイコフスキーに最も強烈に表れていてこの演奏には無いものだ。それは私にとってはチャイコフスキーの音楽のエッセンスだから、★はせいぜい3つしか付けられなかった

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