カスタマーズボイス一覧

Bruckner: Symphony No.9 - Four Movement Version / サイモン・ラトル、他

アイヒホルン指揮リンツ・ブルックナー管弦楽団のCDをぜひ聴いてみて下さい。第4楽章だけでも30分、全曲92分の大曲に仕上がっています。ラトルとは違い重厚な演奏です。同じ4人の補筆版でありながら多くの違いも発見できます。圧巻は曲の終わり方。ブルックナーが尊敬していたベート-ヴェンの運命の第1楽章によって曲は壮大に締めくくられるのです。

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ミニピン・ココロさんが書いたカスタマーズボイス

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「モツレク」「悲愴」に続き衝撃的な演奏でした。第5番はクライバー、フルトヴェングラー、パーヴォを超えるものは今後出ないだろうと思っていましたが、あっさりと越えてしまった・・・。ベートーヴェンが書いたスコアの楽器ひとつひとつの音が鮮明に聞き取れる混濁のない演奏です。今まで聴いたことがない美しく激情あふれる「運命」です。リピートは第1・4楽章は規定通りあります。

ヴァントのファンであれば必携のCDです。私は単品で収集したのを処分しこれにしました。日本語解説が必要な方には不向きですが。特にブルックナーに関してはベルリン・フィルとの演奏は、他者の追随を許さないほど素晴らしいものであると思います。

CD3のフランクの交響曲のオーケストラはベルリン・フィルではなく、パリ管弦楽団です[16.10.20現在]。この曲を含め、チャイコフスキーの4・5・6番もカラヤンの数多い同曲でも1位2位を競う素晴らしい出来栄えです。特に4番は最終楽章に音割れがあるものの、4番の最高のCDと思います。EMI録音中、この巻だけは必携だと思います。

こんなクロイツェルもありなんだ・・・。ヴァイオリンとピアノの格闘技のような演奏。サイのグールド並みの鼻歌や唸り声も凄い。コパチンスカヤの切り裂かれる様な音色もキリキリと伝わる。好き嫌いが分かれる演奏であるが、私は好きだ。ただ、第1楽章の再提示はカットしてほしくなかったかな。

コパチンスカヤが編曲したチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲であるかのような演奏。ハイフェッツやオイストラフやスターンで当たり前だったこの曲で、この演奏は革命的だ、凄すぎる。個人的には、第1楽章第2テーマと第2楽章が好きだ。こんなに悲しく切なく演奏した奏者を知らない。かと思えば、感情剥き出しの激昴音で襲ってくる場面もある。好き嫌いがはっきり分かれる演奏であるが、私はコパチンスカヤが大好きである。

宇野という偏見と我流の、しかし妙に納得させられる音楽批評家は第九をどう表現するのか。聴きなれない音が随所にあり正直、楽しく聴けた。特に第4楽章の第3楽章の回想は木管から弦楽に変えて大正解。宇野の解釈やアレンジをベート-ヴェン本人とフルトヴェングラーに感想を聞いてみたいところ。第九コレクターフェチにはこの宇野とシェルヘンと小川典子は必携CDかな。

DG盤全集と違いオリジナルジャケット仕様ではない・・・。オリジャケだったら即購入だったのに、残念・・・。

ミュンシュ・パリ管がベスト1とされているが、個人的にはこのCDが一番好き。ベルリオーズが意図した標題を見事に表現していると思う。断頭台への行進は斬首への行進なのだから、フェスティバル気分の陽気なテンポではなく、鎮痛で重く引きずるような暗く遅いテンポがいいし、最終楽章はこうやって不気味さを強調した演奏がいい。LPからのCDは今まで外盤しかなっかったので、この機会にご購入をお薦めします。

レコ芸ではヴァント指揮ベルリン・フィルがベスト1に選ばれているが、個人的にはこの演奏が一番である。全体を通しティンパニーを浮き出させての演奏は迫力満点、特に第1楽章最後の一撃はまるでベルリオーズの断頭台への行進の斬首のシーンを想起させるほどの衝撃音である。又、同じウィーン・フィルとカラヤンとの8番の演奏もこのティンパニー奏者であるように思うのは私だけだろうか。

45年前のLP時代の復活といえば、旧バーンスタイン、クレンペラー、旧ハイティンク、旧ショルティそしてこのワルターくらいだったと思います。演奏は抑揚のない至って平凡なものであり、あえて聴くには及ばない演奏ですが、あまりに懐かしくてジャケ買いしてしまいました。

同じ編曲者のジモンの同曲では、やはりヒメノ指揮カメラータRCOの方に軍配があがります。ベルリン・フィルのアカデミーの奏者達と現役ロイヤル・コンセルトヘボウの奏者達では、その差は大きいと思います。アマとプロの差を感じます。さておき、ジモン編曲のマーラーを今後も是非聴いてみたいと思うのは私だけでしょうか?

ターラ盤を超える音質という期待感を持って購入したが、見事に裏切られた。ターラ盤の音の広がり・迫力・臨場感は越えられず、却ってノイズが少なくなった分、随分細い音質になっている。正直、何のためのSACD化か疑問だ。タワーレコードには、まだターラ盤の在庫がある様なので急ぎで購入をお薦めします。

収録内容に記載漏れがあります。シカゴ交響楽団と96年に録音した交響詩「葬礼」が単独で収録されています。復活の第一楽章の元々の楽曲で、若杉弘と都響の復活では第一楽章にそのまま採用されています。全集のおまけとして聴いてみても楽しいですよ。

アイヒホルン指揮リンツ・ブルックナー管弦楽団のCDをぜひ聴いてみて下さい。第4楽章だけでも30分、全曲92分の大曲に仕上がっています。ラトルとは違い重厚な演奏です。同じ4人の補筆版でありながら多くの違いも発見できます。圧巻は曲の終わり方。ブルックナーが尊敬していたベート-ヴェンの運命の第1楽章によって曲は壮大に締めくくられるのです。

長い間入手困難だったブーレーズのCBS・SONY盤の幻想です。この曲を好きな方なら絶対に聴いてほしいです。本来の表題音楽の意図を鮮明に訴えかける演奏です。30年以上前の録音ですが、その衝撃は今日でも変わらないのではないかと思います。

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