カスタマーズボイス一覧

ION AUDIO Max LP /

サブ・プレーヤーとして購入。軽くて持ち運びが楽ですし、木目なので意外と和室にもなじみます!とりあえずこれがあればレコードを聴けるので、入門として一台目に手にするのには十分かと。ホコリが心配なのでフタつきのこちらにしましたが、同スペックのArchive LPはもっと価格が抑えられるのでそちらもおすすめです。

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サバさんが書いたカスタマーズボイス

(全103件)

常にフリーフォームで定型をちょっとはみ出してきたマルクマスが今作で奏でたのは12弦ギターを据えたフォーク・ロック。さまざまな弦の音に民俗音楽的エッセンスを加えた新感覚のフォークです。こんなのできたけど聴いてみない?って感じの奔放さは、自室に招かれたような昨年のゆる~い来日公演を思い出します。たまに素っ頓狂なことするけど、やっぱりめちゃめちゃ良い曲書くよねっていうところに帰結するのでズルいですね!

ハイ、好き~。冒頭の何の変哲もないジャングリーなギターでしっかり心掴まれました。ウィーザーっぽい!とかニルヴァーナっぽい!とかブラーっぽい!とか人によっていろいろな名前が出てくるところが普遍的なオルタナロックとして正解の音をしてる証でしょう。レーベルはSaddle Creekでプロデュースはロブ・シュナッフと、おすすめできる根拠も備えてて言うことなし!

2ndアルバム以降アーティスティックな音楽性を探求してきた彼らがここにきて原点回帰!長年のコラボレーターであるデイヴ・フリッドマンをプロデューサーに迎え、ポップに特化した仕上がりに。まったりしたビートが誘う絶妙なサイケ感とほんのり漂うダークさはまさにMGMT!かつての危うげな青年たちが修行に出てアイデンティティを確立して帰ってきたような、そんなうれしさ。

SUB POPが目をつけたのも納得!オランダの3ピースによる2ndアルバムです。ポストパンク生まれの硬質でエッジーなギターを基調としつつ、ドリーミーなメロディとクラリネットやハープシコードの音色がバロックポップな様相を呈する独特のアヴァン・ポップ。刻々と変化するリズム、予測不可能な曲展開に終始わくわくしっぱなし!スコット・ウォーカーの伝記からタイトルを拝借したというのも優等生っぽくていいですね~。

全くの予備知識なしでかわいいジャケが気になったので聴いてみたら、あまりに正統なポストパンクだったので驚きました!ロンドンのライヴシーンで多くの注目を集めている4ピースバンドのデビューEPです。低くうねるベースラインとギザギザのリフを背に、キレる寸前のテンションでラフに歌うのがサマになってます!アイドルズやフォンテインズD.C.に続くダークウェイヴの注目株では!?

シカゴ!とてもシカゴ!ジャズ、ポストロックからプログレまで、シカゴ音楽系譜の最先端をゆくライリー・ウォーカーの5作目。フォーク、カントリーに根差したアコースティックな音作りからさらに歩みを進めた現代的なサウンドは、かつてウィルコがシカゴ音響派と見事な融合を果たしたときの衝撃に近いかも。フィンガー・ピッキングを駆使したギターワークも聴きどころです!

TNT

Tortoise

5:

★★★★★

シカゴ音響派の中核、トータスの3rdアルバムにしてポストロックの金字塔的大名盤。当時最先端のプロツールスを用いて生音と電子音のコラージュを絶妙に束ねた総統ジョン・マッケンタイアセンスたるや神の所業!複雑にアンサンブルが重なっていくさまは、白紙の世界に線画で建物が描き足されていくのを見ているような気分。たぶん100年後に聴いても近未来的なサウンドだな~って言っちゃうと思う。

ポスト・ハードコア/マスロックの手練たちが集結した異才バンド、バトルスの1作目。ギターの不協和音と呪文のようなヴォコーダー・ヴォーカルにそそのかされ、ゴツいハンマービートに引きずり込まれていく狂乱の音世界はまさに異次元。ドラムの軸がしっかりしているので、覚醒したまま狂わされていく感じがたまりませんね!こちらは待望のリイシュー盤。機材モリモリの見開きジャケも見てて楽しい!

同門スーパーチャンクと共に90sインディシーンを引っぱったチャペルヒルの裏番長、ポルヴォのデビュー作がカラー・ヴァイナルでリイシュー!やったー!このソリッドでアヴァンなガチャガチャした感じ、ふらつくように何度も行先を変更する曲展開、いびつでありつつもがっちりハマってるアンサンブルがなんとも痛快!マスロックのルーツとも言われる名盤です。ぜひこの機会に!

各映画賞でも常に話題の中心だった、ノア・バームバック監督作「マリッジ・ストーリー」のサウンドトラック。大音楽家ランディ・ニューマンが登場人物たちの心情に寄り添った温かく優しい音楽を丁寧に紡いでいます。セリフのないシーンで慎ましい室内楽オーケストラの演奏が心の揺れを表し、その音楽が意味を持ち、別のシーンで活きてくる、というサントラとして極地の出来。ジャケも良い!

パルプのジャーヴィス・コッカーが新バンドを始動!今後リリースされるフルアルバムからの先行シングル2作目です。リビングルームや家電をバックにジャーヴィスのシルエットが踊り狂うMVを見て、House Musicってそういう…?と、まずフフッとしましたが、たゆたうシンセが哀愁たっぷり、とらえどころのない色気が漂うほんのり切ないダンスミュージックです。アルバムにも期待が高まります!

UKハードコアの重鎮ディスチャージの40年に渡る怒涛のキャリアを凝縮したアンソロジー!目玉はなんといっても2002年にレコーディングされたまま眠っていた、キャルがヴォーカルの未発表デモ音源!これだけで買いでしょう!LPは黒と白のスプラッター仕様でめっちゃカッコいいです。最新リマスタリングで音も良いので、CDに比べ15曲も収録曲が少ないですが断然LPをおすすめします!

真っ当なインディロック・バンドとしてキャリアを積み重ねてきたナショナルがとうとう本作でグラミーを受賞!マットの低く響き渡る歌声、サウンドの軸であるダイナミックなドラム、コラージュのように鳴っては耳にこびりつくギターと、これまでの作品に比べて彼らの魅力が伝わりやすく、噛みしめるほどに味わいが増す一枚です。何となく今までハマりきれなかった人にこそ聴いてほしい!

LAサイケデリック・シーンのイカれた天才ことアントン・ニューコムの独裁バンド、BJMの最高傑作と名高い6作目。いざこざしかない当時のバンドの荒れっぷりはドキュメンタリー映画「DIG!」を参照ですよ!シタールが響くドープなサイケはもちろんのこと、「#1 Hit Jam」や「Servo」など、フォーク寄りの名曲が良い感じです。ちなみに、BRMC結成前のピーター・ヘイズがメンバーとして参加してます!

90sオルタナティヴ・ロックの傑作アルバムのひとつ!問題があるとすれば一曲目「The Wagon」のギターソロがシームレスに滑り込んでくるところが最高すぎて、なかなか次の曲に進めないことですかね!聴くときの音量はデカければデカいほど良い!こちらはグリーン・ヴァイナル仕様でリマスタリングもされたリイシュー盤。やっぱりこのジャケはLPサイズで持っておきたいですね~。

マン・マンの6年ぶりの新作はSUB POPからリリース!いろいろあって、ホーナス・ホーナスことライアン・カトナーのソロ・プロジェクトになったようです。トム・ウェイツっぽいホンキートンク・ピアノを基調に、ジプシーライクなホーンやマリンバがどんちゃん入り乱れ、犬っぽい歌声が男泣きの哀愁を漂わせるという珍味系アートロックの趣は相変わらず。このドサ回り感がたまらなく好き!

ウィル・トレド、ガスマスクしてるし、なんかピコピコしてるし、新作大丈夫かな?と思ってましたが、大丈夫でした(笑)!思えばローファイの先達であるベックやマルクマスもその場に留まろうとしない人でしたね。「Martin」のジャングリー感がとても良い。LP、CD、デジタルそれぞれのフォーマットで曲順とミックスが異なります。結構印象が変わるので、オリジナルとして位置づけられているLPをおすすめします!

悪夢です。ストップモーション、人形劇、実写が交錯するシュヴァンクマイエルの幻想的で不気味な世界観が、題材のファウストにハマりすぎです~!グロテスクなシーンに垣間見える可笑しさや可愛らしさがたまらなくクセになるんですよね。久々に全作品観たくなりました!監督自らが監修したというHDリマスター版で、画質も大幅UPしています。続々Blu-ray化してほしい!ピルケ!パドルケ!

ティム・ロス目当てでなんとなく見て、グリーナウェイの美しくもおぞましい世界観にハマるきっかけになった作品です。横移動のカメラワークやシーンごとに変化する照明の色彩など、絵画や舞台のように魅せる映像と、絢爛なゴルチエの衣装、荘厳なナイマンの音楽もくどいほど美しい。まさに美醜狂乱な復讐劇。あらゆる人におすすめすることはできません。邦題は直訳で正解ですね!

身も蓋もない言い方をすれば変態映画なのですが、その醜悪さを補って余りあるほど美しい映画です。何度も繰り返されるさまざまな動物が腐敗していく早回し映像も、不思議と嫌悪感はなく美しい。シンメトリーの構図に凝りまくった映像は、モニターが額縁に見えてくるほど美しい。マイケル・ナイマンの美しい音楽との調和は全作品中で一番かと思います!

新世代のボブ・ディランとして高く評価を得た、ブライト・アイズことコナー・オバーストの代表作のひとつ。痛切に綴られた文学的な歌詞を、ほぼ泣いてるじゃんってくらい声を震わせて絶唱するもんだから、こちらの情緒もハチャメチャになるってもんですよ!でも不思議と陰鬱さはなくて、最後の振り絞るような「Make Some Noise!」の叫びには毎度心が晴れやかになりますね。再始動うれしいです!

ボブ・ディランの半生を彼の多面性に合わせて6人の俳優たちが演じる異色の伝記映画。ディランを知るために観ようとすると、構成の分かりにくさに投げ出してしまうかもしれません。自身を一つの型にはめられたくないというディランの意思なのかなーとこじらせファンは深読みしましたけど!USインディ界隈の錚々たるメンツが参加したサントラもめちゃめちゃ聴きごたえあるのでぜひ。

おそらくキャリア史上最高の布陣である、カーディナルズ連名の4作目。ライアンの天才的ソングライティングは言わずもがな、ライヴを重ねるごとに円熟味を増していったバンド・アンサンブルの密度がすさまじい!楽曲もバラエティに富んでいます。このメンバーによる豊潤なサウンドに身を任せて、のびのびと歌い上げるライアンの姿には安心感があったものです。だからこそ二人が去ってしまったことが本当に悲しい。

暗すぎるという理由で一度はレーベルにボツにされた作品。ライアンの繊細さが際立った孤独に寄り添う名曲ぞろいで、彼を語る上でついてくる枕詞"オルタナ・カントリー"のカントリーの部分が薄いため、入門にもおすすめしやすい一枚です。ノエルが"本家越え"と激賞したオアシスの「Wonderwall」カヴァーは必聴!歌が上手いってこういうことなんだなあ。

9.11の4日前に撮影された、ツインタワーを背にしたMV。逆さまの星条旗ジャケ。まっすぐなNY賛歌。奇しくも重なってしまった事象によって多くの人々の耳に届くことになったライアンの代表作のひとつ。「The Rescue Blues」の節回しとか天才すぎて何度も聴いてしまう!「New York, New York」の印象的なサックス・ソロがブレイク前のカマシ・ワシントンだと知ったのはわりと最近です。

あなたのキング・クルールはどこから?私はマウント・キンビーから!現代のビート詩人的な達観した歌詞を吐き捨てるように歌い上げる、路地裏の野犬のような低く荒んだ声の主が、ひょろひょろした赤毛の10代のボーヤだと知った時の衝撃は相当なものでした。甘いギターの音色とジャズからのサンプリングを多用したトラックに漂う退廃的な美しさも絶品!

通称「ニャン・ザ・ジュエルズ」!?ラン・ザ・ジュエルズの2ndを全編ネコの鳴き声をフィーチャーしてリミックスした珍盤です。エル・Pとキラー・マイクのキレッキレのマイクリレーの合間をニャンニャン飛び交う猫ちゃんの声がドープでキュート!スリーブの下は猫の毛並みを再現したもっふもふのファー・ジャケットになってます。見かけたら即買い推奨!

小粋なポップを鳴らしたら一級のフランツとスパークスが組んだらそれはそーなる!共通のユーモア・センスとポップ・ソングへの希求のもと完成した、"ストレートにひねくれてる"ポップ・アルバムです。コラボレーションによって新たな化学反応が…!とかありません。ただ相乗効果になってるだけだけどそれがいい!「Collaborations Don't Work」なんて曲があるのもらしくて良いですね~。

とにかく曲が良い!めちゃめちゃ良い!すっと耳になじむグッド・メロディに、音楽の素晴らしさの普遍性を感じてしまいます。ニルソンやランディ・ニューマンなど70年代のSSWを並べて語られますが、私が真っ先に思い起こしたのはエミット・ローズ。上手いとかじゃない素朴なピアノの弾き語りの裏で、バタバタ鳴ってるドラムとさりげないストリングスが印象的です。心にまっすぐ響いてくる良作!

んんん~ここは魔界かな…?スティーヴ・アルビニ先生のもとアナログ機材のみでレコーディングされたという本作は、とにかくサウンドが良くもはや音響芸術の域。フィードバック・ノイズが持続するにつれて徐々に反響が拡大してグワングワンする感じとか、生々しい音の質感がアナログ・レコーディングによってハチャメチャに活かされてます。溺れた!

未だ多くのアーティストに影響を与え続けるインディロックの伝説的バンドが、1998年にリリースした2ndアルバムにして最後の作品。ジャングリーにアコギを鳴らしながら詩的な歌詞を情感たっぷりに歌い上げるジェフ・マンガムと、それを取り囲むように高らかに鳴るホーン隊がなんともノスタルジックで幻想的。儚いおとぎ話のような不思議な世界観のアルバムで、聴き終えるとだいたい泣いてます。

スプーンは5本の指に入るくらい大好きなバンドだけど、どこがと問われると実に説明がしにくい。だって何の変哲もないカッコいいインディロック・バンドだから!半端に語って誤解を招きたくないので、とにかく聴いてみてほしい。ブリット・ダニエルのソングライティングとジム・イーノによる緻密なプロダクションが光る、全作品中もっともミニマルなこちらの4thをおすすめします。リプレスされたようです。

こちらは2009年にリリースされた発売20周年記念盤のリプレス。オリジナルテープからリマスターした180g重量盤で、貴重なライヴ音源を収録した2枚組です。たった600ドルで録音されたこの1枚からグランジが世界を制し、オルタナティヴがシーンを席巻していく…黎明期当時の空気がそのまま保存されたような名リイシューです。自分にとってのニルヴァーナはやっぱりブリーチ。

今やグラミーの常連となった彼らがブルースの名門Fat Possumからリリースした2ndアルバム。地元アクロンの廃工場や自宅地下室でライブ・レコーディングされたローファイでジャンクなサウンドと、引きずるようなグルーヴがもう最高!このタフなロックンロールをボンヤリした風貌の二人が真顔でしれっとカマしちゃうんだからクールすぎるでしょ!この頃のサウンドの方が好みです~。

ラカンターズでの活躍も知られるブレンダン・ベンソンの7年ぶりのソロ作がジャック・ホワイトのサードマンからリリース!ファズがバリバリでハモンド・オルガンが渦巻くラカンターズ・マナーな曲もあれば、実に彼らしいリードラインが軽快なパワー・ポップもあり、改めてブレンダンのソングライターとしての才能をひしひしと感じました。ほんと曲が良い!

MMJデビュー・アルバムの発売20周年記念盤!ジム・ジェームスが選曲した未発表音源やアウトテイクを16曲も追加収録、ゲートフォールド仕様のジャケにはバンド初期の写真も見られる、ファンだけが喜ぶ(笑)アイテムです!意外なほどローファイで粗削りだけど、のちに"今世紀最大のライヴ・バンド"と称されるに至った片鱗をうかがわせる慎ましい名作。ジムの声大好き!

ジャケットに惹かれてついつい増えてしまう7inch…!実際LPより聴く頻度は少ないので、きれいに保存できてればそれで満足なんですよね!なので、ノリ付きのカバーはとてもありがたいです。何度か開閉してもノリが弱まることはありませんし、作りも丁寧です。中古盤を手に入れて、おうちでこの袋に入れ替える作業の時間が幸せ。

7inch大好きで、いつのまにか増えちゃってるんですよね~。シンプルな見た目と価格に惹かれてこちらのBlackとWhiteを一つずつ購入。フタつきで積み重ねることもできるので、あえて容量が少ない方を選びました。組み立ても簡単ですし、耐久力も十分です。コスパ良いです。クリーニング用の小物入れとしても重宝しそうなので、数を増やして市松模様にしていこうと思います!

Lingua Ignotaをはじめとするエクスペリメンタル/インダストリアル三傑による新ユニットが、2年をかけて制作したフルアルバムをThrill Jockeyからリリース。この3人が集まったらそりゃそうなるでしょ~、といった感じのインダストリアル・ノイズ、無秩序に歪みまくったビート、そして呪詛のような絶叫が熾烈、強烈!狂気と神秘が交錯する背徳的心地良さに、何度か魂を売り渡しそうになりましたね!

BRMCの1stが高音質のMusic On Vinylからリイシュー。当時隆盛を極めていたロックンロール・リヴァイヴァルの流れで語るにはあまりにダークなサイケデリック・ロックで、幾重にも重ねられたギターのフィードバック・ノイズにジャブジャブ溺れてしまいます。シューゲイズ寄りであっても基本はブルージーな骨太ロックなところが良い。この作り込まれたウォール・オブ・サウンドはレコードで体感すべき!

00年代インディロック・シーンのブルックリン勢の中でも、ひときわインテリジェンスな異彩を放っていたのが彼ら。クラシック、フォーク、エレクトロニカなどなど古今東西の折衷的エクスペリメンタル・ポップで、デイヴ・ロングストレスの書く予測不可能なメロディとハイライフなギターが印象的。女声多重コーラスのマジカルさもカンペキです!ビッテ・オルカ、オルカ・ビッテ~♪

まさに"踊るロック"!必殺キラー・チューン「Take Me Out」はクセのある曲構成ながら、どんな状況に於いても足を踏み鳴らさずにはいられない、とんでもないキャッチーさ。アルバム全編通してフックしかない楽曲揃いで、時代を変えるのに十分過ぎた一枚。ニューウェイヴ・リヴァイヴァル当時の熱狂を思い起こすアイコニックなジャケットは、やっぱりLPサイズで持っておきたいですね!

たぶん世界で一番スポットライトが似合う人。1st同様ピアノ弾き語りを基調にしつつ、より壮麗なオーケストラル・ポップに進化した2ndです。オペラやミュージカルを愛する音楽的素養と、ルーファスのアイデンティティそのものがマッチしたような音楽性は唯一無二。ちょっと鼻にかかった伸びやかな歌声が美しくて美しくて…!「Grey Gardens」がとくに大好き。聴き惚れるとはまさにこのこと。

ニッチに寄り始めた00年代後期のインディロック・シーンに現れた、道を照らす光のような言わば真っ当なフォーク・アルバム。豊潤なハーモニーで組み立てられたフォーキーなバロックポップ・サウンドは、CSN&Yやビーチ・ボーイズを想わせつつ、植松伸夫からも影響を受けたという音楽性に新たなインディ・フォークの息吹を感じたものでした。ジャケもブリューゲルで盤石な出来!ずっと聴いていられます。

モントリオールのインディ・ヒーローから世界的スタジアム・バンドへ…その前夜とも言える2nd「Neon Bible」制作期の様子を収めたドキュメンタリー・フィルム。教会でのレコーディングのシーンやエレベーターの中でひしめき合って演奏するシーンなど、彩度&明度低めの映像がこのバンド独特のファンタジーさを引き立てています。ライヴシーンは全てがハイライト!やっぱりこの時期が一番好きだなー。

念願のSSSA(さいたまスーパー最強アリーナ)公演!315な2日間を余すところなく協賛コールから収録しているので、再生すればお部屋はさながらライビュ会場…!いつもながらカメラワークが天才、ペンライトの彩りも俯瞰するとより感動的ですね。撮り下ろしの特典映像ではキャストさんたちの微笑ましい仲良しっぷりや裏話が楽しめるので、こちらの初回盤が断然おすすめです!

トロピカリア世代の弟分が絶頂期にリリースしたMPBの名盤オブ名盤。こちらはPolysomからのリイシューで、180gのゲートフォールド仕様。サンバ、ショーロ、ボサノヴァからノルデスチまで、多彩なブラジル音楽をロック世代の若者感覚でミックスした風通しのい~いサウンド!一曲目がサンバの古典「Brasil Pandeiro」なのも折り目正しくて良し。普段ロックしか聴かない人にこそ触れてほしい!

話題のリイシュー・レーベルLight In The Atticよりうれしい再発!メロウ&サイケ期のマルコスの名盤です。アジムスによるぐにゃぐにゃグルーヴィーなバッキングや清涼感のあるエレピ、ファンキーなワウギターがなんとも心地よく、そのエクスペリメンタルな音響空間には未だ遠い未来を感じます。かつて"ジョン・マッケンタイアが目指した音"として紹介されていたのも納得。

キャプテンの革命的名盤!いったい何食ったらこんな音になるんです?あたまおか…高次元すぎて思考が追いつきません!でも不思議と聴きやすくて、楽し~い気持ちになるんですよね~、何だコレ。こちらはジャック・ホワイトのサードマンよりリリースされたリイシュー盤。スキャンにスキャンを重ねられていたこれまでのリイシューと比べ、ジャケ写の解像度も最高レベル!魚ジャケ淡水魚部門優勝~!

明日なく暴走するガレージロック・デュオ、ジャパンドロイズ!同じ編成のノー・エイジからスタイリッシュさを省いたような(笑)、人間味溢れる熱さ、男臭さ、兄貴感が魅力です。とくにこの3rdはスプリングスティーンっぽさが増したというか(ブライアンの風貌もボスに似てきましたね)、拳を上げてついて行きたいシンガロング必至のロックンロール・アンセムが満載!なみなみにロック欲を満たす痛快作です!

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