| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 2002年11月01日 |
| 国内/輸入 | 輸入 |
| レーベル | DG Deutsche Grammophon |
| 構成数 | 9 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | 4698102 |
| SKU | 028946981023 |
構成数 : 9枚
合計収録時間 : 09:12:00
『ブルックナー:交響曲全集』
【曲目】
[CD 1]
交響曲第1番 ハ短調(リンツ稿ノーヴァク版)
1965年10月16~19日、ベルリン、イエス・キリスト教会
[CD 2]
交響曲第2番 ハ短調(ノーヴァク版)
1966年12月29日、ミュンヘン、ヘルクレスザール
[CD 3]
交響曲第3番 ニ短調『ワーグナー』(1889年稿ノーヴァク版)
1967年1月8日、ミュンヘン、ヘルクレスザール
[CD 4]
交響曲第4番 変ホ長調『ロマンティック』(1886年稿ノーヴァク版)
1965年6月、ベルリン、イエス・キリスト教会
[CD 5]
交響曲第5番 変ロ長調(ノーヴァク版)
1958年2月8~15日、ミュンヘン、ヘルクレスザール
[CD 6]
交響曲第6番 イ長調(ノーヴァク版)
1966年7月3日、ミュンヘン、ヘルクレスザール
[CD 7]
交響曲第7番 ホ長調
1964年10月10日、ベルリン、イエス・キリスト教会
[CD 8]
交響曲第8番 ハ短調(1890年稿ノーヴァク版)
1964年1月、ベルリン、イエス・キリスト教会
[CD 9]
交響曲第9番 ニ短調(ノーヴァク版)
1964年12月5日、ベルリン、イエス・キリスト教会
【演奏】
オイゲン・ヨッフム(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団[CD1,4,7-9]
バイエルン放送交響楽団[CD2,3,5,6]
読み込み中にエラーが発生しました。
画面をリロードして、再読み込みしてください。
ヨッフムのブルックナー解釈はフルトヴェングラーの影響を強く受けているように思う。フルヴェンのような神秘性はないが絶えずテンポをギヤチェンジしながら曲は進む。
両全集で私がよいと思うのは、1・2・5・6番だ。特に1・6番はよいと思う。ブルックナーのカタルシスに浸れる。2番はジュリーニ・ウィーン響が天国的な美しさだ。
7番は最晩年日本でコンセルトヘボウ管と奏した枯れた演奏が最美だ。8番は日本でのバンベルク響とのものが力のみなぎった名演だ。9番はベルリン放送交響楽団とのビデオが最初から最後まで緊張の途切れない完成度の高い演奏だと思う。
ヨッフムのブルックナーでは若いハイティンクを補佐してシェフをしていたコンセルトヘボウ管との最晩年のライヴが最高の境地だろう。
ヨッフムのブルックナーと言えば、ブルックナー演奏の定番だったが、その後、チェリビダッケやヴァントなどの「偉い」指揮者が出てきて、コンサートでも当たり前に取り上げられる演目になって、多少印象は薄くなった。
が、今日盛んにブルックナー演奏がプログラムにもかかり、レコードでもブルックナーが普通に聴かれるようになったのはやはりヨッフムというブルックナー使徒の存在が大きいように思われる。