| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2026年02月25日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 平凡社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784582839968 |
| ページ数 | 288 |
| 判型 | 46 |
構成数 : 1枚
[巻頭言]
現代社会における食欲とは 身体と社会とのあいだで(野林厚志)
[序 章]
食の欲望論 生理的欲求と文化的欲望の交錯(小林哲)
現代における「食」の逸脱現象/欲求と欲望の二分法に対する再考/豊かな食を目指して――私たちは食に何を求めるのか/本書の構成
[第I部]食の欲望の人類史
第1章 なぜそれを食べるのか 人類の食の進化(上野吉一)
はじめに/哺乳類の食性の進化/霊長類の食の進化/人類の食の進化/人類の食の未来
第2章 飲食の欲望とつながりの人類史(池谷和信)
はじめに――飲食の欲望を探る/地球の多様な食材と人々の欲望/肉の独占と食べ物の貯蔵――平等社会の維持と変容/飲酒への欲求とそれにかかわる暴力/食の欲望は、いつから生まれて増大したのか
第3章 エチオピア農耕民デラシャの欲望を実現させた主食の酒「パルショータ」(砂野唯)
酒を主食にするデラシャについて/主食となる緑色の濁酒パルショータ/パルショータの造り方/主食の条件とパルショータ/パルショータの独特の香り、風味の由来/パルショータへの他民族の評価/多様なパルショータ/まとめ
座談会 食の欲望論から見た共食のゆくえ(上野吉一・池谷和信・原田信男・小林哲〈コーディネーター〉)
[第II部]なぜ人は〈食べ過ぎる〉あるいは〈食べることを拒否する〉のか
第4章 病みつきのメカニズム 油脂のおいしさは脳の興奮か(伏木亨)
油脂の口腔内受容機構/油脂に対する嗜好性のメカニズム――強化効果の脳内発生機序
第5章 食の欲望とその制御 薬物依存との対比から(廣中直行)
はじめに/接近――欲望の源泉:恒常性維持を越えて/記憶――欲望の対象を決めるもの/認知――「あり得べき自分の姿」を求めて/改めて欲望を考える――「わたし」は「わたし」の主人公か?/まとめ
第6章 拒食と過食の人類学 ヒポクラテスの養生法を手がかりに(浮ヶ谷幸代)
はじめに/原因論から回復論へ/回復のプロセス/生を養う/食養生と環境――養生法から「人新世」へ/おわりに
[第III部]食の欲望はどこへ向かうのか
第7章 ヘルシーフードの一五〇年 〈健康欲〉は日本の食をどう変えてきたのか(畑中三応子)
肉食対菜食、どちらが体によいのかの攻防/不老長寿と若返りへの尽きせぬ渇望/減食・ダイエット・断食
第8章 フードテックがもたらす食の欲望の未来 文化生態学的視座、そして歴史的省察からの再構築(亀岡孝治)
食の欲望、技術、そして忘却された時空間の狭間で/食文化を読み解く視座――食の欲望、文化資本、そして文化生態学/フードテックによる食文化生態系の変容と「食の欲望」の新たな局面/持続可能で公正な食文化の再構築に向けた未来への展望/「歴史との和解」、「未来との共創」を考える、新たな食の地平へ
第9章 宇宙環境における食の欲望 宇宙食と宇宙飛行士(中沢孝)
宇宙食とは/宇宙での食事の歴史と将来/宇宙食と似た地上の食事/宇宙日本食とは/宇宙飛行士から見た宇宙食/宇宙食の条件/宇宙環境における食の欲望について/宇宙食の現状と未来
第10章 「映え」(≒茶)は食欲を否定(抑制)し、同時に肯定(拡張)する。(藤本憲一)
食欲vsマンジャロ/「インスタ映え」以前に、食前撮影行為あり/求心主義は/(...
「食への欲望」とは何か。
哺乳類や霊長類における食性の進化から、アフリカ狩猟採集民の肉への渇望、エチオピア農耕民が酒を主食とする独自の食習慣、そして脳科学が明らかにする「病みつき」のメカニズムまで。本書は、人類学・心理学・食品科学・歴史学といった多角的な視点から、食の欲望の起源とその変容を考察する。さらに、健康志向やフードテック、宇宙食、SNSの「映え」文化など、現代から未来へと広がる食のかたちにも目を向ける。
生存のための「欲求」は、いかにして快楽や情報への「欲望」へと変容したのか。
「食の欲望」をテーマに、人間と食の複雑な関係に迫った2024年度〈食の文化フォーラム〉の記録本。
【目次】
[巻頭言]
現代社会における食欲とは 身体と社会とのあいだで(野林厚志)
[序 章]
食の欲望論 生理的欲求と文化的欲望の交錯(小林哲)
[第1部]食の欲望の人類史
第1章 なぜそれを食べるのか 人類の食の進化(上野吉一)
第2章 飲食の欲望とつながりの人類史(池谷和信)
第3章 エチオピア農耕民デラシャの欲望を実現させた主食の酒「パルショータ」(砂野唯)
座談会 食の欲望論から見た共食のゆくえ(上野吉一・池谷和信・原田信男・小林哲〈コーディネーター〉)
[第2部]なぜ人は〈食べ過ぎる〉あるいは〈食べることを拒否する〉のか
第4章 病みつきのメカニズム 油脂のおいしさは脳の興奮か(伏木亨)
第5章 食の欲望とその制御 薬物依存との対比から(廣中直行)
第6章 拒食と過食の人類学 ヒポクラテスの養生法を手がかりに(浮ヶ谷幸代)
[第3部]食の欲望はどこへ向かうのか
第7章 ヘルシーフードの一五〇年 〈健康欲〉は日本の食をどう変えてきたのか(畑中三応子)
第8章 フードテックがもたらす食の欲望の未来 文化生態学的視座、そして歴史的省察からの再構築(亀岡孝治)
第9章 宇宙環境における食の欲望 宇宙食と宇宙飛行士(中沢孝)
第10章 「映え」(≒茶)は食欲を否定(抑制)し、同時に肯定(拡張)する。(藤本憲一)
[総括]
欲望の「0(ゼロ)地点」を追い求める(藤本憲一)
あとがき(小林哲)
執筆者紹介

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