Brass/Trio＜限定盤＞

片面はフルブラス・アンサンブル、もう片面は最小限のサックス・トリオという構成になっている1958年にヴァーヴ・レコードからリリースされた、サックス奏者ソニー・ロリンズによる珍しい両面作品。

前半は、1958年7月にニューヨークで録音された、アーニー・ウィルキンスがアレンジと指揮を担当したブラス・アンサンブルとロリンズによる演奏が収録されており、メンバーは、トランペット奏者のハリー・"スウィーツ"・エジソン、トロンボーン奏者のJ.J.ジョンソンとジミー・クリーブランド、チューバ奏者のドン・バターフィールド、そしてリズム・セクションのピアニスト、ディック・カッツ、ギタリスト、ルネ・トーマス、ベーシスト、ヘンリー・グライムス、ドラマー、ロイ・ヘインズで構成されている。彼らが一体となって、「Who Cares?」や「Love Is A Simple Thing」などのスタンダード曲を、スウィング感にあふれ、ハーモニー豊かなバックグラウンドでロリンズを彩っている。後半は、数日後にロサンゼルスで、ベーシストのヘンリー・グライムスとドラマーのスペックス・ライトとともに録音されました。これは、ロリンズのリズムの支配力と旋律の弾力性を強調する、最小限のトリオ編成で「Raincheck」、「My One and Only Love」、「Just in Time」などの楽曲は、バラードの解釈と軽快な即興演奏の間を、難なく行き来する彼の能力を見事に表現している。
＜パーソネル＞ Sonny Rollins (ts:sideA) Nat Adderley (cornet :sideA) Reunald Jones, Ernie Royal, Clark Terry (tp:sideA) Billy Byers, Jimmy Cleveland, Frank Rehak tb:sideA) Don Butterfield (tuba:sideA) Dick Katz(p:sideA) Rene Thomas (g:sideA) Henry Grimes (b)
Roy Haynes (ds: sideA), Specs Wright (ds:sideB) Ernie Wilkins arr,cond.:sideA)