自身4年振りとなった最新オリジナル・アルバム『ヴィジョンズ』が3月にリリースされたことを記念し、ノラ・ジョーンズがこれまでにリリースしてきた作品の数々をシングルレイヤーSACD~SHM仕様でリイシュー。今作は、全世界で大ヒットを記録した2002年リリースのファースト・アルバム『ノラ・ジョーンズ(原題:Come Away With Me)』を彷彿とさせるような、彼女のピアノが全編に渡りフィーチャーされた、ジャズのルーツに戻りながらも、カントリー、フォーク、ロック、ソウル、ジャズという、アメリカ音楽の基盤であるこれらの音楽を1つにした唯一無二のサウンドとなっている。収録曲はノラ・ジョーンズ自身が作曲、もしくは共作したオリジナル曲9曲とホレス・シルヴァー「ピース」、デューク・エリントン「アフリカの花」そしてニール・ヤング「ドント・ビー・ディナイド」といったカヴァー曲3曲を含む全12曲を収録。 (C)RS
JMD(2024/04/12)
2002年の大ロング・セラーとなったデビュー・アルバム『ノラ・ジョーンズ(原題:Come Away With Me)』をリリースして以来、心地良さと安心感のある温かい声を世界中に届けてきたノラ・ジョーンズ。自身4年振りとなった最新オリジナル・アルバム『ヴィジョンズ』が3月にリリースされたことを記念し、彼女がこれまでにリリースしてきた作品の数々をシングルレイヤーSACD~SHM仕様でリイシュー。初SACD化となるタイトルも多数含む注目のラインナップ!
今作は、全世界で大ヒットを記録した2002年リリースのファースト・アルバム『ノラ・ジョーンズ(原題:Come Away With Me)』を彷彿とさせるような、彼女のピアノが全編に渡りフィーチャーされた、ジャズのルーツに戻りながらも、カントリー、フォーク、ロック、ソウル、ジャズという、アメリカ音楽の基盤であるこれらの音楽を1つにした唯一無二のサウンドとなっている。収録曲はノラ・ジョーンズ自身が作曲、もしくは共作したオリジナル曲9曲とホレス・シルヴァー「ピース」、デューク・エリントン「アフリカの花」そしてニール・ヤング「ドント・ビー・ディナイド」といったカヴァー曲3曲を含む全12曲を収録。参加ミュージシャンにはサックス奏者のウェイン・ショーター、オルガンのドクター・ロニー・スミスなどの巨匠たちや、ノラのデビュー・アルバムから参加しているドラマーのブライアン・ブレイド等が参加。
発売・販売元 提供資料(2024/04/10)
初作の音楽性に回帰したと言われているけど、全然違う。あれはジャジーな逸品だったが、ウェイン・ショーターのソプラノ・サックスに含みがある冒頭曲ほか、ノラにとっては(自身の作品で)初めてのジャズ。昔のように甘みはなく、カサンドラ・ウィルソンみたいな苦みが表出している。とはいえ、ストレートなジャズ盤と言うわけでもなく、ファルセットで歌われる表題曲などは前2作の流れを汲んでもいる。歌も音も何しろ豊か。
bounce (C)内本順一
タワーレコード(vol.396(2016年10月25日発行号)掲載)
前作『リトル・ブロークン・ハーツ』から4年ぶりの新作は、彼女のホームBlue Note75周年を祝うイベントでJAZZの巨匠たちと共演し、触発されうまれた作品。デビュー作『カム・アウェイ・ウィズ・ミー』以降ピアノから少し距離を置き、ギターで曲作りをしていたという彼女。しかし、今作ではキッチンの近くに置いてあるピアノを弾きながら作曲を行い完成させたという。私生活では母となり、環境が変わったことで、渋く暖かい、甘い歌声が深みを増している。ウェイン・ショーターやドクター・ロニー・スミスなど巨匠がレコーディングに参加。ピアノと歌声に酔いしれる事間違いない作品。
intoxicate (C)川崎耕平
タワーレコード(vol.124(2016年10月10日発行号)掲載)