フォーマット |
SACDハイブリッド |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2024年01月24日 |
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規格品番 |
TWSA1164 |
レーベル |
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SKU |
4549767199528 |
※世界初SACD化。ステレオ録音。限定盤
※歌詞対訳付
※日本コロムビア所有のオリジナル・マスターより2023年にORTマスタリングを行いSACD化
※マスタリング・エンジニア:毛利篤氏(日本コロムビア)
※オリジナル・ジャケット・デザイン採用
※解説:井上さつき氏、斉藤雅代氏(対訳)の初出時原稿を掲載。解説書合計14ページ
※ジュエルケース仕様。盤印刷面:緑色仕様
※一部お聴き苦しい箇所がございますが、オリジナル・テープに起因します(元々のマスターに入っている欠落やノイズもそのまま収録)。ご了承ください。
レコード・アカデミー賞受賞、レコード芸術特選に輝く名盤。大編成のオーケストラ、大合唱、別動隊の4つのブラス・アンサンブルを要する大作。インバルの精緻なスコアの再現によりこの傑作の魅力が隅々まで描かれます。日本コロムビアが独自に開発したORTマスタリング技術によりハイレゾ化を行い、初SACD化。音場・音質が鮮やかに向上しています。CD層も今回のマスタリング音源を使用。今回の最新復刻では従来2枚組であったものを、初めて1枚に収録しました。
マーラーの交響曲全集で世界的成功を収めたインバル=日本コロムビアのコンビが次に収録をスタートさせたのがベルリオーズの作品でした。この提案はインバルからもたらされ、当時の日本コロムビアではベートーヴェンを始めとしたドイツ主流の音源は旧東独のスウィトナー等であったものの、インバルの斬新な解釈による独墺系の演奏が期待されていたため当初は難色を示したとのこと。しかし当時の日本コロムビアのカタログにベルリオーズがなかったことや、ヘッセン放送との共同制作で収録コストが低く抑えられることを勘案し、制作をスタートさせたようです。もっとも、マーラーの途中からワンポイント録音での評価が高くなっており、ベルリオーズの壮大なオーケストレーションへの挑戦ということでも後押しとなったのかも知れません。当時、日本コロムビアの録音チームでは従来の自社製4チャンネルPCM録音機に加えて、三菱の32チャンネルデジタル録音機も持ち込んでの収録を行おうとしていました。録音面においての自信や、インバルが50代前半であり新しいアクションが生じやすかった時期であったことも重なり、以降もプロジェクトが重なって行きます。このベルリオーズ作品はマーラーと同様に1987年9月の「幻想交響曲」と「レリオ」のから定期演奏会とセットで収録が行われてゆくことになります。
(1/2)
今回のORTマスタリングは、従来以上に間接音や倍音の豊かさ、個々の録音の特筆が把握できますので、その意味でも演奏の楽しみ方がより拡がる復刻となっています。80年代後半のデジタル録音ですが当時の日本コロムビアには既にいくつもの経験とノウハウがあり元々音質自体は良く、安定感がありますので、マスタリングにおいては従来以上に鮮やかな音質を心掛けました。これらの最新復刻により、蘇った名盤の評価が一層高まることを期待します。尚、今回のDENON原盤の第10回発売(通算第12弾)は、2タイトルを発売いたします。
<ORTマスタリングとは>
CDスペックにて録音されたDENONレーベルの数々の名盤、そのデジタル変換時に失われてしまった楽音の高域成分を、低域部分の倍音を利用して予測、 再構築する技術「Overtone Reconstruction Technology(ORT)」を開発しました。この倍音再構築技術と、従来から導入されている"Master Sonic 64bit Processing"による高品質なマスタリング技術が組み合わさったものが、"ORT Mastering"です。ORTによって得られた広い周波数帯域とダイナミックレンジを最大限に活かし、原音に忠実に、名演奏、名録音の魅力をお届けします。
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構成数 | 1枚
合計収録時間 | 01:22:33
1. エクトール・ベルリオーズ:死者のための大ミサ曲 作品5 (レクイエム)
【演奏】
キース・ルイス(テノール)
ハンブルクNDR合唱団(合唱指揮:ヴェルナー・ハーゲン)
ORFコンサート協会合唱団(合唱指揮:エルヴィン・オルトナー)
フランクフルト放送交響楽団
エリアフ・インバル(指揮)
【録音】
1988年9月14-16日 フランクフルト、アルテ・オーパー
【Original Recordings】
制作担当: 川口義晴(DENON)、リヒャルト・ハウク(H.R.)、録音担当: デトレフ・キットラー(H.R.)
リミックス担当: 北見弦-(DENON)、 技術:高橋幸夫、ホルガー・ウァバッハ(DENON)、 テープ編集: 塩澤利安(DENON)
【原盤】
日本コロムビア(ヘッセン放送との共同制作)
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1.[SACDハイブリッド]
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主に初期のデジタル録音を中心にSACD化を行う日本コロムビア音源のORT企画に、待望のインバルが登場。一連のマーラー録音が世界的に大成功となった後、インバルがデジタル録音の発展性・可能性を視野に入れた上で、ベルリオーズを次に選択したことは想像に難くない。壮大で緻密なオーケストレーションを捉える録音が当時のコロムビアと実現できたことは録音史に残る偉業である。このレクイエムはその先鋒とも言える録音で、超巨大な作品を収録したこのアルバムは演奏面でも評価され、発売時レコードアカデミー賞を受賞。その名演・名録音が今回SACD化され、さらなる録音の可能性を見出した。
intoxicate (C)北村晋タワーレコード (vol.168(2024年2月20日発行号)掲載)
このマスタリングは本当に素晴らしかったです。ベリオーズのレクイエムは数あるオペラの中でも録音することが難しいと思われる楽曲だと思います。DENONが手掛けたオリジナル録音はすでにレベルが高かったにも関わらず、
SACDのマスタリングについては更なるクオリティーの高さを感じました。各楽器の音の聡明さ、鼓動、ダイナミックさ、オーケストラの配置等を存分に感じ取ることができました。この録音に携わられたエンジニアの方、そしてタワーレコード様の選別販売に深く感謝いたします。Boschi Dario
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