フォーマット |
SACDハイブリッド |
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構成数 |
2 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2024年01月24日 |
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規格品番 |
SICC-10465 |
レーベル |
|
SKU |
4547366649123 |
※世界初SA-CDハイブリッド化。SA-CD層:2ch
※音匠レーベル使用
※日本独自企画 ・完全生産限定盤
※マルチケース
名指揮者ラファエル・クーベリック生誕110年記念企画。ドイツの深い森にこだまするかのような、自然に根差したブルックナー
チェコの巨匠クーベリックが、1978年から1980年にかけての3シーズンにバイエルン放送響とCBSに録音したLP9枚分の演奏は、この名指揮者の最円熟期の芸術の深まりを刻印した名演ばかり。1979年11月と1980年10月に録音されたブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」と第3番は、このコンビによるブルックナーの主要交響曲録音プロジェクトの端緒となったもの。結局このプロジェクトは実現はしませんでしたが、残された2曲は細部まで緻密な気配りが行き届きながらも実に気宇壮大、自然との交感を感じさせるのはさすがに巨匠の手腕。第3番は今では珍しい1950年出版のエーザー校訂による第2稿、第4番はポピュラーなノーヴァク校訂の1878/80年稿を使用。ワーグナーはブルックナー第4番のLP発売時のフィルアップだった音源です。CBS(デイヴィッド・モットレー)とバイエルン放送局(フリードリヒ・ヴェルツ)との共同制作によりヨーロッパ屈指の音響を誇ったミュンヘンのヘルクレスザールにおけるセッションで収録された最初期のデジタル録音で、クーベリック生誕110年を記念してオリジナル・2トラック・デジタルソースからの新規DSDリマスター。
[シリーズ・コンセプト]
ソニー・クラシカルおよびRCA Red Sealの歴史的名盤を、タワーレコードとのコラボレーションにより、これまでのリマスターも含め最高のクオリティを追求し、ハイブリッドディスクとして「究極」の形でフィジカル・リイッシューいたします。ソニー・クラシカル秘蔵のオリジナル・マスターに遡り、気鋭のマスタリング・エンジニアのアンドレアス・K・マイヤーをはじめとする経験豊富な名手が、今回の発売のために新規で復刻を手掛けるSA-CDハイブリッドのコレクションです。レーベルには、定評ある「音匠レーベル」を使用し、マスターに刻み込まれた原音質の再現性に万全を期し、解説書には、資料性の高いライナーノーツを掲載することで、それぞれの名盤が背負ってきた栄光の軌跡を現代に鮮烈に蘇らせるのが、当シリーズの狙いです。
構成数 | 2枚
合計収録時間 | 02:26:45
エディション | Remaster
アントン・ブルックナー:交響曲第3番&第4番「ロマンティック」、リヒャルト・ワーグナー:ジークフリート牧歌
[DISC1]
ブルックナー
1-4 交響曲 第3番 ニ短調 WAB 103
[1877年第2稿/エーザー校訂(ブルックナー出版社 1950年出版)]
ワーグナー
5 ジークフリート牧歌 WWV 103
[DISC2]
ブルックナー
1-4 交響曲 第4番 変ホ長調「ロマンティック」 WAB 104 67:09
[1878/80年稿/ノーヴァク校訂(新全集IV/2 1953年出版)]
バイエルン放送交響楽団
指揮:ラファエル・クーベリック
[オリジナル・レコーディング]
[録音]1980年10月13日&14日(ブルックナー第3番)、1979年11月18日~21日(ワーグナー、ブルックナー第4番)、ミュンヘン、ヘルクレスザール/ソニーPCM-1600レコーダーによるデジタル・レコーディング
[プロデューサー]デイヴィッド・モットレー(CBS)、フリードリヒ・ヴェルツ(バイエルン放送)
[レコーディング・エンジニア]マルティン・ヴェーア(バイエルン放送)
[オリジナル・マスター] 2トラック・デジタル・ステレオ
[オリジナル・マスターからのDSDリマスタリング(2023年)]アンドレアス・K・マイヤー(マイヤー・メディアLLC、ニューヨーク、スワンスタジオ)
[解説]池田卓夫、宇野功芳、歌崎和彦、クーベリック/バイエルン放送交響楽団 演奏記録(その3)
[表1使用ジャケット]ヨーロッパCBS初出盤(D2 35915)
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1.[SACDハイブリッド]
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2.[SACDハイブリッド]
4番の1楽章コーダで不覚にも落涙した
ラファエル・クーベリックが大指揮者であることは誰もが知っていることだと思う。一方、クーベリックが録音面においては、いささか恵まれてはいないことも広く知られていることだろう。ブラームスやベートーヴェン(!)、マーラーの交響曲全集、そして何より「わが祖国」はあっても肝心のブルックナーの交響曲全集はない。ベートーヴェンの交響曲全集は素晴らしかった。非常に面白い交響曲全集だった。まさにクーベリックにふさわしい画期的な全集だった。マーラーもよかった。一見自然の息吹にあふれている演奏だけどそれだけでなく内声部をえぐりにえぐっているかなり「カロリー」の高い演奏だった。ブルックナーはどう考えてもクーベリックに似合っているのに、ベルリンフィル等の暗い響きでなく、あのバイエルン放送交響楽団の明るい響きとクーベリックが演奏するブルックナーは絶対に素晴らしいものになるのにそれはついに実現しなかった。まさに痛恨の極みである。確かに交響曲やオーケストラの録音は多大な費用が掛かる。またクーベリックの一般な知名度も問題になったのかもしれない。わたしはあくまで一般の音楽ファンに過ぎないのでその点はわからない。繰り返すがクーベリックのブルックナーの交響曲全集がないのは残念無念である。CBSソニーの録音は素晴らしい。これは非常に価値ある商品だ。
低域が薄い。これは初期盤からの不満だ。SACD化されても変わらなかった。超のつく優秀録音のヤング盤やいまいち録音のスイトナー盤など、20種類ほどのCDと比較したけれど、やはり低域が薄い。いうまでもなく周波数特性うんぬんではなく聴感上の話である。耳を愛撫するかの美しい弦の響きも輝かしい金管の叫びも、土台となる低音域あってこそである。実際の演奏もこうだったのだろうか、と疑問が湧いてきてしかたない。SACDが登場すると知り、小躍りしたのもつかの間、実際にCDを手にし、期待を胸に再生しておおいなる失望を味わった。わが家の再生環境が貧しい可能性も否定しない。が、このCDは早々に手放すことになりそうだ。とにかく無念である。
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