フォーマット |
SACDハイブリッド |
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構成数 |
3 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2023年09月13日 |
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規格品番 |
PROC-2377 |
レーベル |
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SKU |
4988031586891 |
※限定盤。世界初SA-CD化(2,4)。SA-CDハイブリッド盤。ステレオ録音
※2023年最新マスタリング音源使用(2,4曲目は独Emil Berliner Studiosにて本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル変換したWAVデータをマスタリングしSA-CD層用にDSD変換。アナログ・マスターテープはその経年劣化と保存状態に応じて、可能な範囲で入念な修復作業を行った後に変換作業を実施。1,3,5曲目は独Emil Berliner Studiosにて本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから2012年に作成したDSDデータを今回の発売のために新規でマスタリングを行い、SA-CD層用のDSDデータを作成、CD層用には44.1kHz/16bitに変換してそれぞれマスターを制作)
※オリジナル・ジャケット・デザインを使用(ブックレットに他のジャケットも一部掲載。尚、ロジェストヴェンスキーの138673は英語版を使用)
※マルチケース仕様
※盤印刷面:緑色仕様
※一部オリジナル・アナログ・マスターテープに起因するノイズ等があります。ご了承ください
※解説:板倉 重雄(新規序文解説)他、、解説書合計20ページ
今回のセットにはムラヴィンスキーとレニングラード・フィルが1960年9月から11月にかけて7カ国(イギリス、フランス、ベルギー、オランダ、イタリア、スイス、オーストリア)の演奏旅行を行った際、ドイツ・グラモフォンがロンドンとウィーンで行ったステレオでのセッション録音を収録しています。同ツアーには弱冠29歳の指揮者ロジェストヴェンスキーと、33歳のチェロ奏者ロストロポーヴィッチが同行しており、ここにはロジェストヴェンスキー指揮による録音も含まれています(ロストロポーヴィチとロジェストヴェンスキーが共演した2曲を除く)。今回の最新復刻では、各交響曲を1枚毎に収納し、第4番と第5番の余白には、ロンドンで交響曲第4番の翌日から収録された、ロジェストヴェンスキー指揮の管弦楽曲2曲をカップリングしました。
ロンドンでのセッションは9月6、7、9、10日のエジンバラ音楽祭での4公演の後、9月20日から始まるロンドン公演の合間に、9月12~17日にロンドンのウェンブリー・タウンホールで行われました。
9月12日 チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲(当セット未収録)
9月13日 シューマン:チェロ協奏曲(当セット未収録)
9月14~15日 チャイコフスキー:交響曲第4番(ムラヴィンスキー指揮)
9月16~17日 ハチャトゥリアン:ガイーヌ組曲、チャイコフスキー:フランチェスカ・ダ・リミニ(ロジェストヴェンスキー指揮)
(1/3)
その後、一行は5カ国を回った後、11月5日のウィーンでの演奏会(ショスタコーヴィチとチャイコフスキーの第5番)で全日程を終えました。ドイツ・グラモフォンはその直後にウィーン・ムジークフェライン大ホールでセッション録音を組み、交響曲第5番と第6番《悲愴》をステレオ録音しました。この録音にも「Aufnahmeprotokoll」が残されていますが、練習を含めて4日間、21時間もかけています。この不朽の名盤は、演奏者と録音担当者による誠実かつ忍耐強い仕事から生まれたことが判ります。
これらの録音は1961年末にステレオLPとして発売され、世界の批評家と愛好家に衝撃を与えました。「旋風のような正確さ、クラシカルな精密さ、熱いというより冷たく激しい。私の耳には、チャイコフスキーの新しい概念を与えてくれるが、それは間違いなく本物である」(米Audio誌1962年1月号)。「チャイコフスキーの精神性に新しい解釈を導入した。それは今日欠くことのできないものであり、おそらく今後も長い間、流行の最先端を走り続けるだろう」(独Funktechnik誌1962年4月号)。「レニングラード・フィルの充実した演奏技巧と相まって、ムラヴィンスキーはチャイコフスキーの一つの理想像を作りあげた」(レコード芸術誌1961年11月号)。これらの評言が正しかったことは、新しいリマスターで蘇った当セットの音源そのものが証明していると言えるでしょう。
(2/3)
新規となる2,4曲目のロジェストヴェンスキーの今回の復刻は、本国オリジナルのアナログ・マスターテープに遡り、高音質のデジタル化を行っています。今回に限らず最上位のフラットマスターを使用したため、非常に優秀なプレゼンスを得ることができています。質感や各定位が驚くほど明瞭・明確になり、DSD化の恩恵も加わったこれまでにない優秀な音質を再現。この盤では制作するにあたり、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープの物理的なメンテナンスと修復を行った上で高品位(192/24)でのデジタル化(PCM)を行い、ベルリンのエミール・ベルリナー・スタジオで、レーベル専任エンジニアがこのシリーズ用に綿密な工程で時間をかけてマスタリング作業を行いました。SA-CD層では、高精細なマスターサウンドをお楽しみいただけます。CD層も最新のデジタル化とマスタリングを施していますので、従来盤の音質とは一線を画しています。このシリーズではオリジナル・ジャケット・デザインを採用し、新規の序文解説を掲載しました。今回の「ヴィンテージSA-CDコレクション」第32弾は、計3タイトルを発売いたします。
(3/3)
構成数 | 3枚
エディション | Remaster
<DISC1>
1. ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー:交響曲 第4番 ヘ短調 作品36
2. ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー:幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」 作品32
<DISC2>
3. ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー:交響曲 第5番 ホ短調 作品64
4. アラム・ハチャトゥリアン:バレエ組曲「ガイーヌ」より
剣の舞、子守歌、ヌネのヴァリエーション、山岳民族の踊り、ガイーヌのアダージョ、
クルドの若者たちの踊り、バラの娘たちの踊り、レズギンカ
<DISC3>
5. ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー:交響曲 第6番 ロ短調 作品74 「悲愴」
【演奏】
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮) (1,3,5)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮) (2,4)
【録音】
1960年9月14-15日 (1)、16-17日 (2,4) ロンドン、ウェンブリー、ブレント・タウンホール
1960年11月9-10日 (3)、7-11日 (5) ウィーン、ムジークフェライン大ホール
【Original Recordings】
Recording Producer: Karl-Heinz Schneider
Balance Engineer: Harald Baudis
【原盤】
Deutsche Grammophon
【Remaster】
DSD Remastered by Emil Berliner Studios, 7/2023
独Emil Berliner Studiosにて本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル変換したWAVデータをマスタリングしてSA-CD層用にDSD変換、CD層用には44.1kHz/16bitに変換してそれぞれマスターを制作(ロジェストヴェンスキー2曲)。尚、ムラヴィンスキーの3曲に関しては、独Emil Berliner Studiosにて本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから2012年に作成したDSDデータを今回の発売のために新規でマスタリングを行い、SA-CD層用のDSDデータを作成、CD層用には44.1kHz/16bitに変換してそれぞれマスターを制作
【First LP Release】
138657 (1), 138658 (3), 138659 (5), 138673 (2,4)
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1.[SACDハイブリッド]
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2.[SACDハイブリッド]
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3.[SACDハイブリッド]
チャイコフスキーの交響曲は独特である。ベートーヴェンやブラームスといった、いわゆるドイツ本流の交響曲に対し、まるで抒情詩のような独特な交響曲である。ムラヴィンスキーもまた「自分の目」でスコアを読み込む指揮者である。ムラヴィンスキーにはチャイコフスキーのような、いわばロシア音楽の神髄のような曲でも「伝統」に従うだけの演奏は許し難い。ここでのレニングラードフィルいやムラヴィンスキーの下でのレニングラードフィルもいつものように「鮮烈な」演奏を行っている。これだけの規模なのに音色や演奏が揃っているとかのレベルではない。「音楽を」奏でている。そしてそれを統率しているのはムラヴィンスキー。確かにこれはチャイコフスキー演奏の一つの「究極」であると思う。ムラヴィンスキーはやはり「独特な」指揮者である。
ムラヴィンスキー、ロジェストヴェンスキーがお好きであれば所有する価値が充分にあるセットです。SACDの威力、良さを感じさせてくれます。装丁も良いし解説書も悪くない。ムラヴィンスキー初来日時に終演後、舞台に殺到したファンの一人に指揮棒をプレゼントしていた時の指揮者の最高の笑顔が忘れられません。余程気分が良かったのだろうな。(僕も指揮棒、欲しかったよー!)ロジェストヴェンスキーのハチャトゥリアンとチャイコフスキーも素晴らしい!(そういえば東郷平八郎に負けたバルチック艦隊の司令官もロジェストヴェンスキーだったな)最近復刻された4,5,6番の3枚組LP(とても美麗!ロシアの女性の絵画が良い!各曲の録音データが上質なプラスチックのような用紙に其々入っています)を手に取りながらこのSACDを聴いていると至福の時を感じます。
同じマスタリングのはずなのにずいぶんと音が違い、シングルレイヤーの生々しさやBDオーディオの滑らかさはないが、音場感が豊かで、やや埃っぽいながらホールで聴いている雰囲気がある。CD層(カーステ)で聴いても素晴らしく、個人的に車で聴けるのも有難い。ロジェベンのも音響のよいホールなので、レスギンカのリムを叩く音がホールにこだまする様は他では聴けないだけに貴重。ダ・リミニもオケの凄さに圧倒される。
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