フォーマット |
SACDハイブリッド |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
デジパック |
発売日 |
2023年08月23日 |
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規格品番 |
TDSA281 |
レーベル |
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SKU |
4943674376919 |
※SACDハイブリッド盤
※デジパック仕様
※本国のオジリナル・アナログマスターテープから192kHz/24bitでハイレゾ化したマスター音源を使用
※2023年最新マスタリング音源使用(SACD層、CD層を個別にマスタリング)。マスタリング・エンジニア:藤田厚生氏
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※解説:高木 正幸氏(新規解説)、解説書合計12ページ
未だ色褪せないメシアン屈指の名曲(2023年はメシアン生誕115年、作曲完成75周年)を最新復刻。プレヴィンならではの明快な解釈でクラシック・ユーザーに広く曲を知らしめた名盤です。ビショップ&パーカーによる超優秀録音盤としても著名な音源で、以前市販のSACDシングルレイヤー盤でもリリースされていましたが今回は全80分超の作品を1枚に収録しました。さらに音質がヴァージョン・アップしています。迫り来る音響や各楽器の美しさは必聴!今回の発売のために本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリング。新規解説付。永久保存盤です。
1948年に完成した「トゥーランガリラ交響曲」はメシアンの代表作のひとつであり、20世紀に作曲された作品の中でも屈指の名作であることはご存知の通りです。演奏頻度も比較的高く、極めて特殊なオンド・マルトノを使用する曲としても認知度が高い作品でしょう。重層的で無調の曲がかなりを占めており、10の楽章それぞれに特徴的な和声や当時のメシアンの特徴的な語法が用いられ、難解な作品と思われていることは確かです。元々、クーセヴィッツキー財団により作曲が依頼され、全曲初演はバーンスタイン指揮のボストン交響楽団によって1949年に行われています(バーンスタインはセッション録音せず)。プレヴィンが当時のアメリカ等でこの曲を聴いたことがあったかどうかは定かではありませんが、メシアンを気に入り、とりわけこの曲は非常に得意にしていたようです(晩年にもNHK交響楽団と日本で演奏)。録音は1977年に行われていますが、メシアンからの推薦を得られたことによりこの2年前に演奏会で取り上げて以来、何度か演奏を重ねていました(この時の経緯含め、本解説書の高木氏が詳細を記述)。周到な準備の元、満を持してこの録音が行われたことがわかります。発売以降、プレヴィンはメシアンの重要な解釈者のひとりとして評価が高まりました。明快で的確なプレヴィンの表現は、録音の優秀さもあって曲の魅力を見事に引き出しただけでなく、曲を広く知らしめたという点においても、この盤は最大源の功績を得たと言えるでしょう。尚、'70年代まではこの曲自体の録音が少なく、日本では小澤&トロント交響楽団の録音が良く知られていたくらいでした。プレヴィン盤の登場は、現代音楽としての難しい「トゥーランガリラ交響曲」を拡く開放し、演奏頻度の増加やこの後の録音が多く生まれる布石となったと言っても過言ではありません。その意味でも重要な録音です。加えて、ビショップ&パーカーによる収録はアナログ録音の完成を示したものでもありました。当時の録音の凄さは今回のSACDで存分に確認できます。
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<音源復刻コンセプト>
当企画では、本国より取り寄せた192kHz/24bitのWAVデータを基本に、SACD層用としてDSDに変換後にマスタリングを行い、別途CD層用としてPCMでもマスタリングを施していますので、SACD層、CD層、それぞれ独立したマスタリングとなっています。PCMで編集した後にDSDにも変換を行う、もしくはDSDで編集した後にPCMにも変換を行うといった1回のマスタリング作業で兼ねるのではなく、SACD、CD、それぞれの特徴や音質を重視した上で、個別にマスタリングを行いました。その際、過去に発売された音源と極力比較する検証も行なった上で、音楽を最大限に生かすべく、オリジナルのアナログ・マスターテープを尊重した上での最適なマスタリングを心がけています。
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構成数 | 1枚
エディション | Remaster
1. オリヴィエ・メシアン:トゥーランガリラ交響曲
【演奏】
ミシェル・ベロフ(ピアノ)
ジャンヌ・ロリオ(オンド・マルトノ)
ロンドン交響楽団
アンドレ・プレヴィン(指揮)
【録音】
11-13 July 1977, No.1 Studio, Abbey Road, London
【Original Recordings】
Producer:Christopher Bishop、 Balance Engineer:Christopher Parker
【原盤レーベル】
Warner Classics(旧EMI音源)
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1.[SACDハイブリッド]
小澤征爾トロント響の録音もSACD化してほしいです。
うーん、よくわからない…わからないので詳しい方は教えてください。私はタワレコdefinition seriesのリマスター盤の大ファンで音質の良さと演奏選択の見識の高さを高く評価しています。今回この復活盤と2017年にワーナーから国内盤で発売されたUHQCDを聴き比べてみました。タワレコSACDはさすがにオーケストラの音の解像度・奥行感・空気感などCDにまさっていますが、ただ一つCDに比べて不満が…。それは大活躍するピアノの打鍵のきらめきです。この曲はそれが極めて大切な要素だと思うのですが、充分な煌めきのUHQCDに比べてこのSACDはまろやかになりすぎて煌めきに欠けるような気がします。大体に平板だが鋭いCDに比べてSACDの音はまろやかで、良いケースもあれば物足りないケースもある…。両方兼ね備えるのは難しいのか?と常に疑問に感じます。まあしかし、両方聴きながら「いい曲だな、この曲は」とご満悦なので世話はありません。絶対に必要なSACDです。また良い復刻を期待しています!
ロンドン交響楽団が一番充実していた頃の録音が味わえる。
よくぞ復刻してくれた。
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