フォーマット |
SACDハイブリッド |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
デジパック |
発売日 |
2023年08月23日 |
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規格品番 |
TDSA280 |
レーベル |
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SKU |
4943674377435 |
※SACDハイブリッド盤。世界初SACD化
※歌詞対訳付
※デジパック仕様
※2023年最新マスタリング音源使用(192kHz/24bitで高品位デジタル化後にSACD層、CD層を個別にマスタリング)
※マスタリング・エンジニア:藤田厚生氏
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※解説:池田 卓夫氏(新規解説) 、解説書合計32ページ
1965年に収録されたフリューベック・デ・ブルゴスによる驚異的な「カルミナ」を、世界初SACD化音源として最新復刻。独特な感性と圧倒的な推進力、重厚感のみならず細部にわたる強い拘りが感じられる稀に見る演奏です。オリジナルのマスターテープの状態も良く、当時のEMIによる最高の録音のひとつであると言っても過言ではありません。今回の発売のために最新技術で優秀録音盤の復刻を行いました。2023年に没後30年となるルチア・ポップが参加している点でも注目です。今回の発売のために本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリング。新規解説付。永久保存盤です。
2023年はフリューベック・デ・ブルゴスの生誕90年にあたります。来日も多く、読売日本交響楽団への客演含め間違いなく日本では馴染みのある指揮者のひとりです。盤歴としてはDECCAや旧EMIへのスペイン音楽などで良く知られ、曲調と合わせ派手で豪快な感想を持たれる方が多いと思われます。確かに一連のファリャやアルベニス、または旧EMIの春の祭典での熱演も想い出されます。デビュー当初、当時のレコード会社の販売戦略もイメージに影響したことは否めません。しかしながらフリューベック自身は音楽に対して実に実直に、真摯に向き合い最大限の効果を発揮する実力ある指揮者でした。ですが晩年の来日での圧倒的演奏もあったとは言え、その点が大きく認められ日本でも人気を博したことは今ではあまり伝わってないのかも知れません。晩年にレコード会社に恵まれなかったことも影響しているはずです。この生誕90年の際に、フリューベックが確かに残した音楽的な軌跡、特にこの「カルミナ」を高音質盤で復刻し再評価に結び付けたいと考え今回の復刻に至りました。この盤は同曲の録音のなかでももっと評価されて然るべき音源です。収録した1965年当時はまだヨッフムの再録音盤が出ておらず、ステレオ録音が少ないなかにあって、この盤の衝撃は大きかったと思われます。テンポはじっくり練られながらも凝縮されたテンションでの描き方はフリューベックならではであり、十分な準備の元で収録されたことが良くわかる出来です。各歌手、特にL.ポップは絶品で、この後アイヒホルンとの盤でもその素晴らしさはずば抜けていますが、トラック21での有名なソロは心が揺さぶられます。この箇所は2回ともほぼ同じニュアンスで歌うのが多いなか、ポップは明らかに2回目のイントネーション等を変えており、感動を誘います。尚、この盤ではバリトンが2名クレジットされていますが、トラック16はバリトンのハイトーンが多く難所となっており、この曲にJ.ノーブルが参加しているのは面白い点です。
(1/2)
<音源復刻コンセプト>
当企画では、本国より取り寄せた192kHz/24bitのWAVデータを基本に、SACD層用としてDSDに変換後にマスタリングを行い、別途CD層用としてPCMでもマスタリングを施していますので、SACD層、CD層、それぞれ独立したマスタリングとなっています。PCMで編集した後にDSDにも変換を行う、もしくはDSDで編集した後にPCMにも変換を行うといった1回のマスタリング作業で兼ねるのではなく、SACD、CD、それぞれの特徴や音質を重視した上で、個別にマスタリングを行いました。その際、過去に発売された音源と極力比較する検証も行なった上で、音楽を最大限に生かすべく、オリジナルのアナログ・マスターテープを尊重した上での最適なマスタリングを心がけています。
(2/2)
構成数 | 1枚
エディション | Remaster
1. カール・オルフ:世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」
【演奏】
ルチア・ポップ(ソプラノ)
ゲルハルト・ウンガー(テノール)
レイモンド・ウォランスキー(バリトン)
ジョン・ノーブル(バリトン)(トラック16)
ニュー・フィルハーモニア合唱団、ウィルヘルム・ピッツ(合唱指揮)
ワンズワース・スクール少年合唱団、ラッセル・バージェス(合唱指揮)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)
【録音】
12-16 June 1965, No.1 Studio, Abbey Road, London
【Original Recordings】
Producer:Peter Andry、 Balance Engineer:Peter Bown
【原盤レーベル】
Warner Classics(旧EMI音源)
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1.[SACDハイブリッド]
同時期に録音されたヨッフムが決定盤として評価されているのにこちらは暫く廃盤だった。しかし、私はこちらのほうが好き。フリューベック・デ・ブルゴスのリズムはキレがあり痛快。どこかもっさりとしたヨッフムと対照的。若きポップも魅力いっぱい。そしてなにより録音がいい。この曲のベストを争うものだと思う。
これは名演奏だとかねがね思っていたが、CDの再発売もないしましてやSACDで発売など夢の夢と諦めていたので、この復刻発売には狂喜乱舞しました。それも私が最高の音質と評価するタワレコDefinition Seriesでのリマスター復刻だなんて嬉しすぎて涙がでそうです。タワーレコードさん、ありがとう‼旧EMI(現ワーナー)はArt&Son Studioなどという粗製乱造のくだらないリマスターが主流だが(おそらくリマスター製作費が格安なのだろう)、タワレコのリマスターとは天と地の差ですよ!オルフ「カルミナ・ブラーナ」という曲はいまや誰もが知る曲になり、ありきたりの演奏が大半になってしまったが、このブルゴス盤は合唱の子音を強調した地声に近い発声法など、本来のバーバリズムを前面に出し中世の修道院の修道僧の抑圧された情念を感じさせてくれる。だって「英国の女王をこの腕に抱けたら死んでもいい」とか「かって私が白鳥だった頃は美しかったが今は串に刺され焼かれている」なんて世界ですよ!お行儀のいい演奏なんてこの曲には無縁でしょ(笑)。そしてなんと言ってもわが愛する若きルチア・ポップ様の「ゆれ動くわが心」の名唱がまた素晴らしい音で聴ける!発売後に聴いてからとか思ったけどタワレコリマスターは素晴らしいに決まっています。皆さんに強くお薦めします!
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