フォーマット |
SACDハイブリッド |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
デジパック |
発売日 |
2023年05月28日 |
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規格品番 |
TDSA274 |
レーベル |
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SKU |
4943674375967 |
※SACDハイブリッド盤。世界初SACD化
※デジパック仕様
※本国のオジリナル・アナログマスターテープから192kHz/24bitでハイレゾ化したマスター音源を使用
※2023年最新マスタリング音源使用(SACD層、CD層を個別にマスタリング) 。マスタリング・エンジニア:藤田厚生氏
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(「わが祖国」以外の曲も表記されていますが他の曲は未収録です。初出時のデザインを採用しているためご了承ください)
※解説:西村 祐氏(新規解説) 、解説書合計12ページ
東欧圏の録音は珍しい、ベルグルンドによる隠れた名盤。1978年にSKDと収録されたこの盤は、シベリウスで見せる一種冷徹なまでの完璧さとは異なる、極めて情熱的な「わが祖国」。オケの最盛期とも重なり、当時の演奏芸術の粋を集めたこの録音は聴きどころが満載。埋もれるにはもったいないほどのこの高度な演奏は、"レコード芸術"の到達点のひとつでしょう。尚、ジャケットは初出時にものを採用しているため、収録曲以外の曲も表示されていますがご了承ください。今回の発売のために本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリング。新規解説付。永久保存盤です。
本来このベルグルンドの音源は没後10年である2022年に企画していたアルバムでした。シベリウスのスペシャリストでもあるベルグルンドによる東欧圏の録音は珍しく、この「わが祖国」と本来初出時にカップリングされていた数曲くらいと思われます。また、この1978年の録音当時はボーンマス交響楽団の音楽監督(1972-79)を務めており、またヘルシンキ・フィルの首席指揮者(1975-79)にも就任していたこともあってこの時期に他のオケとの録音は珍しく、シュターツカペレ・ドレスデンとのセッション録音もこれらのみです。しかし、名盤が多くある録音のなかにあって、この演奏が大きく取り上げられる機会はこれまであまりありませんでした。ベルグルンドが旧EMIに入れた録音は実は多彩で、英国音楽もあればロシアものも多くあります。シベリウスで見せる冷徹なまでに完璧な演奏という訳では必ずしもなく、実は人間性の深みを感じさせる、ある意味"渋み"がベルグルンドの持ち味ではないでしょうか。その意味ではショスタコーヴィチが良い例です。内面を俯瞰した上で楽曲の本質を鋭く突く演奏は実はそれほど多くなく、一連のボーンマス響との録音や、TESTAMENTへのリクエストによりタワー企画盤でリリースされた2001年共演時のベルリン・フィルとの交響曲第8番(SBT21500)などが当てはまります。この「わが祖国」ではそれらに加えて熱い演奏となっている点が特徴で、オーケストラの自発性にただ任せるのではなく、互いにレールに乗った上でさらに上を目指して行く、演奏芸術の粋を集めた録音と言えるのではないでしょうか。もちろん、シュターツカペレ・ドレスデンが大きく作用しているのは言うまでもありません。またドレスデンは地理的にもチェコに非常に近く(ドレスデンとプラハの距離は150kmほどで所用時間は約1時間半。東京から軽井沢の距離にほぼ匹敵)、旧東欧圏の響きや文化圏との共通性が感じられる点もプラスに働いています。
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<音源復刻コンセプト>
当企画では、本国より取り寄せた192kHz/24bitのWAVデータを基本に、SACD層用としてDSDに変換後にマスタリングを行い、別途CD層用としてPCMでもマスタリングを施していますので、SACD層、CD層、それぞれ独立したマスタリングとなっています。PCMで編集した後にDSDにも変換を行う、もしくはDSDで編集した後にPCMにも変換を行うといった1回のマスタリング作業で兼ねるのではなく、SACD、CD、それぞれの特徴や音質を重視した上で、個別にマスタリングを行いました。その際、過去に発売された音源と極力比較する検証も行なった上で、音楽を最大限に生かすべく、オリジナルのアナログ・マスターテープを尊重した上での最適なマスタリングを心がけています。
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構成数 | 1枚
エディション | Remaster
1. ベドルジハ・スメタナ:連作交響詩「わが祖国」
【演奏】
シュターツカペレ・ドレスデン
パーヴォ・ベルグルンド(指揮)
【録音】
6-13, March 1978 Lukaskirche, Dresden
【Original Recordings】
Producer: Suvi Raj Grubb、 Balance Engineer: Claus Struben
Recorded in co-operation with VEB Deutsche Schallplatten Berlin/DDR
【原盤レーベル】
Warner Classics(旧EMI音源)
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1.[SACDハイブリッド]
ヴィシェフラド冒頭のハープの美しい響きから魅せられ、それはブラニークの結尾まで続きます。やはり1970年代後半の完成期にあったアナログ録音こそSACD化の恩恵を最も受けると改めて思いました。これまでベルグルンドはシベリウスばかり聴いてきましたが、作品に対する真摯で熱い姿勢は全く変わりませんね。
音質がいいし、演奏はブラボーです。シベリウスだけの人だと思っていたら、スメタナの「わが祖国」もすばらしい演奏でびっくりでした。大満足のSACDです。
わが祖国が大好きです♪この演奏には、熱さと勢い、重厚さがあります。したがって、大満足してしまいます。精緻さはありませんが、録音の良さ、部屋いっぱいにあのモチーフたちが鳴り響きます。それもドレスデンの音で。
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サマリー/統計情報
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