フォーマット |
SACDハイブリッド |
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構成数 |
2 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
デジパック |
発売日 |
2023年04月29日 |
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規格品番 |
TDSA254 |
レーベル |
|
SKU |
4943674375158 |
※SACDハイブリッド盤。世界初SACD化
※デジパック仕様
※2023年最新マスタリング音源使用(192kHz/24bitで高品位デジタル化後にSACD層、CD層を個別にマスタリング)
※マスタリング・エンジニア:藤田厚生氏
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(解説書内に他のオリジナル・ジャケット・デザインを一部使用)
※解説:吉澤ヴィルヘルム氏(新規解説)、解説書合計12ページ
ドイツ音楽の正統的ピアニストと評価の高いリヒター=ハーザーが、1960年と63年に旧EMIレーベルに2人の指揮者と収録したベートーヴェンの3曲のピアノ協奏曲他を2枚組に集成。ステレオのセッション録音が少ない巨匠の貴重な録音です。このような豪快なベートーヴェン像は現代では聴くことができませんが、ピアノ・ソナタの音源と並ぶリヒター=ハーザーの代表的な録音です。演奏・録音共に最上の音質を目指しました。今回の発売のために本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリング。新規解説付。永久保存盤です。尚、初出時のオリジナル・カップリングである2曲のロンドも収録しています。
リヒター=ハーザーによるベートーヴェンの録音は、モノラル時代のPHILIPSへのピアノ・ソナタ数曲と合唱幻想曲、ステレオ初期のEMIへのピアノ・ソナタ10数曲とディアベリ他、そしてピアノ協奏曲3曲が有名です。この他に、ライヴですが亡くなる直前である1980年10月にザンデルリンクと共演した「皇帝」も良く知られています(2023年3月に別企画でSACDシングルレイヤーを発売済)。今回復刻のピアノ協奏曲第3-5番は1960年と63年に、二人の指揮者と収録されました。ステレオ初期にEMIではアラウとの協奏曲全曲(第4番のみモノ)も収録されており、リヒター=ハーザーとの録音では初期の2曲が収録されなかったのは残念ではありますが、元々協奏曲の録音が少ないため貴重な音源となりました。ここで聴ける豪快なまでのピアノは後の演奏以上に強烈であり、前述のブラームスと並ぶ録音であることには疑いの余地がありません。当時のフィルハーモニア管弦楽団にもその作風は伝染し、全体的にがっしりとした威容は独特な雰囲気を放っています。現在ではこのような演奏を聴く機会はほぼ無いという面でも、過去の忘れられた演奏スタイルと忘却するにはあまりに惜しいと言えるでしょう。ジュリーニとの第3番では威厳あるピアノとコントロールの効いた的確な指揮が見事に融合し、スケールの大きさと表情の機微を併せ持った見事な演奏となっています。1960年録音の第4番と「皇帝」はまだ有名になる前のケルテスの指揮が秀逸で、ここでの柔軟さと曲の根幹を素直に引き出す力は、後の活躍を見るようです。ピアノは後のライヴより堅固であり、構成の確かさと美しさの連続に感嘆します。尚、録音の優秀さも付け加えておきたい重要なポイントです。
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<音源復刻コンセプト>
当企画では、本国より取り寄せた192kHz/24bitのWAVデータを基本に、SACD層用としてDSDに変換後にマスタリングを行い、別途CD層用としてPCMでもマスタリングを施していますので、SACD層、CD層、それぞれ独立したマスタリングとなっています。PCMで編集した後にDSDにも変換を行う、もしくはDSDで編集した後にPCMにも変換を行うといった1回のマスタリング作業で兼ねるのではなく、SACD、CD、それぞれの特徴や音質を重視した上で、個別にマスタリングを行いました。その際、過去に発売された音源と極力比較する検証も行なった上で、音楽を最大限に生かすべく、オリジナルのアナログ・マスターテープを尊重した上での最適なマスタリングを心がけています。
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構成数 | 2枚
エディション | Remaster
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番、第4番、第5番「皇帝」、他
<DISC1>
1. ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 Op.37
2. ロンド ハ長調 Op.51, No.1
3. ロンド ト長調 Op.51, No.2
<DISC2>
4. ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 Op.58
5. ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 「皇帝」 Op.73
【演奏】
ハンス・リヒター=ハーザー(ピアノ)
フィルハーモニア管弦楽団 (1,4,5)
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮) (1)、 イシュトヴァン・ケルテス(指揮) (4,5)
【録音】
20 April 1963(1), 20-22 July 1960(5), 22-23 July 1960(2-4) Abbey Road Studios, London
【Original Recordings】
Producer: Walter Jellinek, Walter Legge、 Engineer: Christopher Parker
【原盤レーベル】
Warner Classics(旧EMI音源)
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1.[SACDハイブリッド]
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2.[SACDハイブリッド]
ステレオ初期にドイツ本流・ドイツ正統派ピアニストは、デッカのバックハウス、ドイツ・グラモフォンのケンプ、そしてEMIのリヒター=ハーザーという三人がそれぞれ素晴らしいベートーヴェンやブラームスを聴かせてくれ素晴らしい録音を残してくれた。
その中でリヒター=ハーザーは録音数が少なかったためか、ネームバリューがやや小さいような気がするが大変素晴らしいドイツ正統の大家だ。バックハウスやケンプはよく知っていたがリヒター=ハーザーは全く知らなかった頃、友人宅でこのピアノ協奏曲集のLPを初めて聴いてひどく感心した思い出がある。
それが良質のSACDにリマスターされ素晴らしい音で発売され喜びに絶えない。マスターテープの再生回数が少なかったのか極めて良好な音質でとても嬉しい。
それと今回特に感じたのは、使用楽器がベーゼンドルファーだということがよくわかりそのベーゼンドルファーの素晴らしい音が堪能できることだ。バックハウスの弾くベーゼンドルファーと双璧だ。(ケンプもそうだと思うのだが、録音のせいか今一つはっきりせず自信がない。詳しい方は教えてください。ポリーニなどはスタインウェイだとはっきりわかる。)
演奏家がどんな楽器を選択しているかでその演奏家の考え方を伺い知ることができる。最近古楽器の録音などでは使用楽器をデータとして明記してくれるケースが増えたが、現代楽器でもそうしてくれると聴く楽しみもさらに増えるのにと思う。レコード会社に強く要望したい。
それにしてもヤマハに吸収合併されたベーゼンドルファーは以前と同じ品質水準で生産が続けられているのだろうか? 詳しい方は教えてください。
皆さん!このSACDは買って得をすることはあっても損をすることは絶対にありません!最新録音にも劣らない素晴らしい音質です。そして演奏ときたら!最高級の贅沢が堪能できます。品切れにならないうちにぜひどうぞ!
そしてカラヤンと共演のブラームスのピアノ協奏曲第2番もぜひSACDリマスターで再発売お願いします!
セール価格につられてこのシリーズ初めて購入したが、SACDの音がよいです。ジュリーニ+フィルハーモニアはCD初期によく購入したが、見違えるようです。
久々に重厚なベートーヴェンを聞くことができた。カラヤンとのブラームス ピアノ協奏曲第2番も新しいマスタリングで聞いてみたい。
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