フォーマット |
SACDハイブリッド |
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構成数 |
2 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2023年01月18日 |
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規格品番 |
TWSA1144 |
レーベル |
|
SKU |
4549767169491 |
※世界初SACD化。ステレオ録音。限定盤
※日本コロムビア所有のオリジナル・マスターテープより2023年にORTマスタリングを行いSACD化
※マスタリング・エンジニア:毛利篤氏(日本コロムビア)
※オリジナル・ジャケット・デザイン採用(他のジャケット・デザインも解説書等に採用)
※解説:板倉重雄(新規序文解説)、平林直哉氏(2003.1/2022.11補訂)、解説書合計10ページ
※スリムケース仕様。盤印刷面:緑色仕様
※一部お聴き苦しい箇所がございますが、オリジナル・テープに起因します(元々のマスターに入っている欠落やノイズもそのまま収録)。ご了承ください。
DENONのヨーロッパにおけるオーケストラ・デジタル録音最初期の名盤がORTマスタリングでハイレゾ音源として鮮やかに復活!
ORTマスタリングを用いたハイレゾ化による初SACD化。
最新マスタリングを施した名録音・名演奏が最新で蘇る!
ムラヴィンスキーのもとでレニングラード・フィルの指揮者を務めたザンデルリンクにとってチャイコフスキーはドイツものと並ぶ得意なレパートリーでした。手兵ベルリン響を振ったこの録音はDENONが欧州におけるオーケストラ録音をスタートした最初期のもので(第4番が初録音)、長らく聴き継がれてきた名演奏。ほの暗さを感じさせながらもザンデルリンクの傑出した音楽性を感じさせる超名演です。日本コロムビアが独自に開発したORTマスタリング技術によりハイレゾ化を行い初SACD化。音場・音質が鮮やかに向上しています。CD層も今回のリマスタリング音源を使用しています。
クルト・ザンデルリンク(1912~2011)が、ベルリン交響楽団(現ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団)を振って1978年6月に録音したチャイコフスキーの交響曲第4番は、日本コロムビアと東ドイツのレコード公社、ドイツ・シャルプラッテンとの初の共同制作で、同時に東西ドイツで初のPCM録音となったものでした。録音はドイツ・シャルプラッテンが録音会場として常用している東ベルリン郊外のキリスト教会で行われました。
この三大交響曲は演奏、録音とも非常に特色のあるものとなっています。演奏面では華麗な音色による劇的な効果を狙った演奏が多い中、音色は極めて重厚で柔らかく、進行は堂々として造形が揺るぎなく、スケールが雄大であることが挙げられます。極めて「ドイツ的」なシンフォニックな演奏ですが、19世紀以来、作品に付きまとっていた感傷性を拭い去った解釈という点で、ムラヴィンスキーと共通する姿勢が感じられます。実際、ザンデルリンクは1941年から20年間、ムラヴィンスキーの下でレニングラード・フィルの第一指揮者を務め、疎開先のシベリアでは「ほとんど毎晩のように一緒にすごし、音楽について語り合い、互いの演奏を分析した」(「最後の巨匠クルト・ザンデルリング」三浦淳史、レコード芸術1994年11月号)というくらい、意気投合した仲でした。
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記念すべきDENONの欧州における初のデジタル録音となったチャイコフスキーの交響曲第4番と、翌年収録された同第5番と6番の音質差はそれほどないためDENONのPCMデジタル録音は当初から完成度が高かったと思われます。これらの音源は、元々の旧東ベルリンのキリスト教会の豊かな響きを活かした素晴らしい音色が楽しめますが、今回の復刻ではさらに踏み込んだ実体感のある音像、そして倍音含む残響音がより感じられると思います。ORTによる効果は顕著で、ダイナミックレンジも広い音源ですので、音数の多さも含めSACD化の恩恵をより得られる録音と言えるでしょう。
企画自体は日本コロムビア=ドイツ・シャルプラッテンの共同制作として進められ、制作と録音は当時のドイツ・シャルプラッテン側で行われました。収録時期により微妙に異なりますが、音質は同じ傾向です。今回のORTマスタリングにより、従来以上に間接音や倍音の豊かさ、個々の録音の特筆が把握でき、その意味でも演奏の楽しみ方が拡がるはずです。初期スペックのデジタル録音とはいえ、当時の日本コロムビアには既にいくつもの経験とノウハウがありましたので、音質自体は元々良質で安定感があることは言うまでもありません。今回は、より鮮やかに、奥行きもあるクリアな音質を堪能できます。これらの最新復刻で、蘇った名盤の評価が一層高まることを期待します。尚、今回の第6回発売は、2タイトルを発売いたします。
<ORTマスタリングとは>
CDスペックにて録音されたDENONレーベルの数々の名盤、そのデジタル変換時に失われてしまった楽音の高域成分を、低域部分の倍音を利用して予測、再構築する技術「Overtone Reconstruction Technology(ORT)」を開発しました。この倍音再構築技術と、従来から導入されている"Master Sonic 64bit Processing"による高品質なマスタリング技術が組み合わさったものが、"ORT Mastering"です。ORTによって得られた広い周波数帯域とダイナミックレンジを最大限に活かし、原音に忠実に、名演奏、名録音の魅力をお届けします。
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構成数 | 2枚
合計収録時間 | 02:24:49
エディション | Remaster
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー:
<DISC1>
1. 交響曲 第5番 ホ短調 作品64
2. 交響曲 第4番 ヘ短調 作品36 第1楽章
<DISC2>
2. 交響曲 第4番 ヘ短調 作品36 第2楽章-第4楽章
3. 交響曲 第6番 ロ短調 作品74 「悲愴」
【演奏】
ベルリン交響楽団
クルト・ザンデルリンク(指揮)
【録音】
1978年6月7-9日、12日(2)
1979年9月25-29日(1)、9月19-22日(3)
旧東ベルリン、キリスト教会
【Original Recordings】
制作担当:Heinz Wegner
録音担当:Eberhard Richter
技術:穴澤健明
エグゼクティヴ・プロデューサー:結城 亨(No. 5)、川口義晴(Nos. 4 & 6)
【原盤】
日本コロムビア=ドイツ・シャルプラッテン共同制作
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1.[SACDハイブリッド]
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2.[SACDハイブリッド]
音場が広いので通常のレギュラー・フォーマットではそれがかえって仇になって表面的で厚みに欠ける印象があったが、このSACDバージョンでは精彩に富む音質だけでなく音場の奥行きも確保され、迫力のある再現ができていると思う。特にチャイコフスキー後期の交響曲のように大オーケストラを駆使しブラス・セクションを咆哮させるようなオーケストレーションでは厚みのあるサウンドを聴かせることが不可欠だろう。その意味で今回のリマスタリングは成功していると言える。ザンデルリンク、ベルリン交響楽団の演奏はスラヴの土の薫りを感じさせてくれる数少ないもので、絢爛たる音色ではないが芯のある力強さや粘り強さが印象的だ。CD2枚に収めることと音質優先のために第四番が泣き別れ編集になったのは止むを得ないだろう。
長らく廃盤で聴く機会が無かった演奏が「ORTマスタリング」による再発とは大変有り難いです。演奏&録音の良さも体感でき満足でした。今後もこのシリーズには期待しています。
なお、3曲入り2枚組のディスクについて
交換のタイミングが4番の第1楽章終了後(=第2楽章の開始前)で、緩徐楽章から最後まで聴けるというのが実は良い塩梅だったり。
「すべてのジャンルはマニアが潰す」なんて言葉もありますが、ライトなファンとしては価格面でも助かりました。
L PレコードからCDになった最大のメリットが、ベートーヴェンの第九を一枚で収録出来る事でした。
そんなメリットを無視して、曲を分割して収録することのメリットは何?
こんなセンスのカケラもない商品は買う必要はありません。
不買運動をして、販売元が、猛反省するまで追い込むべきです。
我々消費者を舐め腐っています。
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