フォーマット |
SACDハイブリッド |
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構成数 |
2 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2022年08月27日 |
---|---|
規格品番 |
0302847BC |
レーベル |
|
SKU |
885470028477 |
<マスタリング詳細>
マスタリング・エンジニア(DSD化含む):クリストフ・スティッケル氏
~在ウィーン。ミュンヘン・フィル自主制作盤のマスタリングや、タワー企画盤JAZZのECM SACD企画(2017~)も担当。現在ヨーロッパでもっとも信頼の厚いエンジニアのひとり
"ETERNAオリジナル・アナログテープからのピュア・アナログ・リマスタリング"
SACD層:新規で本国のアナログ・マスターテープから、アナログ領域でのマスタリング後、ダイレクトにDSD化
CD層:同様にアナログ領域でのマスタリング後、96kHz/24bitで高品位デジタル化後に44.1kHz/16bit化
それぞれのデジタルデータは伝送ではなく、光学ディスクで空輸
※タワーレコード限定販売。輸入盤仕様。ステレオ録音
※世界初SACD化。SACDハイブリッド盤
※2022年最新マスタリング音源使用(マスタリング・エンジニア:クリストフ・スティッケル氏)、
※本国のオリジナル・アナログ・マスターテープを使用しダイレクトにDSD化。CD層も別系統で直接高品位でPCM化
※SACD層:新規で本国のアナログ・マスターテープから、アナログ領域でのマスタリング後、ダイレクトにDSD化
※CD層:同様にアナログ領域でのマスタリング後、96kHz/24bitで高品位デジタル化後に44.1kHz/16bit化
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(解説書に他のジャケット・デザインも一部使用)
※ジュエルケース仕様(スリムケース)
※盤印刷面:緑色仕様
※オリジナルマスターから起因するノイズ、ドロップアウト等が一部にございますが、ご了承ください。
※日本語帯付(帯裏面に平林直哉氏の解説付)。解説書独文仕様、解説書内にオリジナル・アナログ・マスターテープの外箱写真をカラーで掲載
流麗な響きの名演!世界初SACD化!アナログ領域でのみマスタリングを行い、ダイレクトでDSD化!
本国のETERNAオリジナル・アナログテープ最新復刻企画 SACDハイブリッド化第23弾
1964年から68年にかけて収録されたETERNAレーベルでのガラグリのシベリウス・アルバム、3枚分を2枚組に集成しました。カール・フォン・ガラグリ(1900.12.28-1984.10.4)はハンガリー出身の元々はヴァイオニストで、ニキシュ時代の1917年にベルリン・フィルへ入団し、1923年にはエーテボリ交響楽団のコンマスに転任、後に指揮も行うようになりクレメンス・クラウスに師事しています。その後、第二次世界大戦となり、1940年からはフリッツ・ブッシュの後任として、1930年から副コンマスを務めていたストックホルム・フィルで指揮をするようになりました(後に首席指揮者に就任)。主に北欧で活動していたガラグリとETERNAとの接点は薄いと思われがちですが、ドレスデン・フィルに度々客演し好評を博していたことから、これらの録音が実現したようです。尚、ETERNAにはシベリウスの他、ドレスデン・フィルとのコダーイのハーリ・ヤーノシュ組曲やシュスタコーヴィチ、またSKDとのヨハン・シュトラウス作品集もありました。これらの音源は、特にシベリウスの第2番においては日本でも知る人ぞ知る名盤として認識された存在でした。
ガラグリのここでのシベリウス演奏は、当時の英国を除く西側での明快で明るめの演奏や、旧ソ連と旧東独での極端に暗い厳密な演奏とは異なり、きわめて北欧的な音色が感じられる正統的なものです。早くから北欧圏以外では英国においてはシベリウスの評価が高まり、名演奏がいくつも生まれている状況でしたが、ドイツのオケを使いながらも北欧の響きを引き出すガラグリの至芸は、今聴いても新鮮で驚きます。特に、このレーベルとしても1966年収録のケーゲルと第4番やベルグルンドとの第6番(2022年に当企画の0302753BCで復刻)の演奏とは真逆で、同じオケとは思えないほどです。尚、ETERNAではその後、シベリウスの交響曲録音はアナログ時代にはザンデルリングで一本化され、1977年には全集が完成したことはご存知の通りです(同2021年に0302066BCで復刻)。ガラグリの演奏は特に第1番での気迫と精緻さ、ゲヴァントハウス管弦楽団との第2番での交響曲としてのまとまりと高揚感、第7番やタピオラでの構成の素晴らしさ等、オケが3つバラバラとはいえそれぞれの特質を活かした演奏には目を見張るものがあります。CD時代でもそれほど流通していなかった盤でしたので、この度の高音質化において評価が高まることを期待します。シベリウス録音の重要盤のひとつに加わるでしょう。
(1/2)
(2/2)
構成数 | 2枚
エディション | Remaster
ジャン・シベリウス:
<DISC1>
1. 交響曲 第1番 ホ短調 Op. 39
2. 交響曲 第7番 ハ長調 Op. 105
<DISC2>
3. 交響曲 第2番 二長調 Op. 43
4. 交響詩「タピオラ」 Op.112
【演奏者】
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団 (1,2)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 (3)
ベルリン放送交響楽団 (4)
カール・フォン・ガラグリ(指揮)
【録音】
1967年5月29日-6月1日 (1,2)
1964年5月26,27日 (3)
1968年3月 (4)
Dresdner Lukaskirche (1,2)
Lipzig Heilandskirche(3)
【Original Recordings】
Musikregie: Heinz Wegner
Tonregie: Claus Struben
【マスタリング・エンジニア】
クリストフ・スティッケル
【原盤】
Berlin Classics
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1.[SACDハイブリッド]
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2.[SACDハイブリッド]
シベリウスは、少なくともわれわれクラシックファンにとっては幸いである。なぜなら基準とすべき演奏が「音で聴ける」のであるから。しかもそれはほぼ「オリジナルという」形なのだから。言うまでもなくかヤヌスの録音のことである。わたしはあれを聞くことでベルグルンドのシベリウスがいかに素晴らしいのかを知った。あれからサラステ、セーゲルスタムそしてあのリントゥの素晴らしい全集…。そして今またクラウス・マケラという新しい才能との出会い。そしてガラグリ。全く知らない名である。そしてオーケストラがライプチヒ・ゲヴァントハウス・ドレスデンフィルそしてベルリン放送交響楽団という「純ドイツ」の楽団。まず2番から聴いた。聴き終わってまず思ったのが「ガラグリって何者?」。まずオーケストラの音が違う。おそらく各プレイヤーは純ドイツ風のベートーヴェンやブラームスを演奏するにふさわしい音を出すのが自然なのだろう。それはシベリウスの音とは全く違う。にもかかわらずここで鳴っているのはシベリウスの音なのだ!先に書いたように各員にとってそれは自然な音ではないだろう。しかしそれを奏でる能力があり、そしてそれを引き出したガラグリという指揮者。ここで奏でられる演奏にフィンランドとドイツという違いはない。これは刮目すべき演奏である。少なくともシベリウスが好きだと自称するのなら聴かなくてはいけないだろう。
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