フォーマット |
SACDハイブリッド |
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構成数 |
2 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2022年04月22日 |
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規格品番 |
MYCL00021 |
レーベル |
|
SKU |
4573594110210 |
戸田弥生が全身全霊で奏でる創造美。
1993年エリーザベト王妃国際コンクール優勝以来、日本を代表するヴァイオリニストとして活躍する戸田弥生が、20年ぶりに「J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ」を再録音しました。圧倒的な高い集中力と情熱溢れる演奏で聴く者を魅了する戸田弥生の真骨頂が、このバッハ演奏です。戸田が奏でる名器「グァルネリ・デル・ジェス」(1728年製)は、バッハがこの曲を作曲した頃のもの。その楽器を使い、戸田は甘く美しい繊細な音色から血が出るかのようなほとばしるエナジーまで表現していきます。ヴァイオリンと戸田が一体化し、再現させるバッハの完全なる創造美。偉大なる作品に正面から向かい、敬虔に全身全霊で奏でる戸田弥生のバッハをお聴き下さい。
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ナクソス・ジャパン
1993年エリーザベト王妃国際音楽コンクール優勝以来、日本を代表するヴァイオリニストの一人として、圧倒的な集中力による情熱的な演奏で聴く者を魅了している。
4歳からヴァイオリンを始める。1985年第54回日本音楽コンクール第1位。桐朋学園大学音楽学部を首席で卒業し、1992年アムステルダムのスウェーリンク音楽院に留学。これまでに、江藤俊哉、ヘルマン・クレバース、シャルル・アンドレ・リナール、ドロシー・ディレイの各氏ほかに師事。日本の数多くのオーケストラはもとより、ニューヨーク・チェンバー・オーケストラ、モスクワ・フィルハーモニー、プラハ・チェンバー・オーケストラ、ハーグ・レジデンティ管弦楽団、スウェーデン放送交響楽団、ボン・ベートーヴェン・ハレ管弦楽団、北オランダ・フィルハーモニー、セント・マーティン・アカデミー管弦楽団、ロンドン・フィルハーモニー、ベルガモ室内オーケストラ、ドイツ・カンマー・フィルハーモニーなどに出演し、また、小澤征爾、ユーリー・シモノフ、シュロモ・ミンツ、ジャン・ジャック・カントロフ、アレキサンダー・シュナイダー、スタニスラフ・ブーニン、ジャン・フルネ、ガリー・ベルティーニ、マルタ・アルゲリッチ、フランク・ブラレイ、アブデル・ラーマン・エル=バシャ、ジェラール・コセらとも共演している。
1993年エリーザベト王妃国際音楽コンクールに優勝して一躍注目を集め、本格的な活動を開始する。
'94年、第4回出光音楽賞を受賞。96年にはニューヨークのジュリアード音楽院から"ディレイ・スカラシップ"を受け、1年間在籍。97年にニューヨーク・デビューを果たし絶賛を博す。また、オランダの作曲家トリスタン・コイリス(1946~1996)から「ヴァイオリン協奏曲第2番」(1995)を献呈され、アムステルダム・コンセルトヘボウで初演した。99年にカーネギー・リサイタル・ホールで室内楽を中心としたリサイタル「Yayoi and friends」を開催した。2009年にはアジアにも活動の場を広げ、上海で室内楽や武漢交響楽団との共演、韓国でジェジュ音楽祭に出演した。2010年は4月にオランダとスペインでのヴァイオリン・マスタークラスを、11月にピアノのヴァレリー・アファナシェフとのデュオを東京および福井で行なった。デビュー20周年を迎えた2013年には、東京、大阪、神戸、福井にて、協奏曲、デュオ、無伴奏等多くの舞台で大好評を博した。2017年国際音楽祭NIPPONでは諏訪内晶子とともにコンサート、マスタークラスに参加、18年びわ湖クラシック音楽祭では沼尻竜典とのデュオが好評を博した。19年8月にはフェリス女学院大学名誉教授宮本とも子氏とボストン他郊外の主要な教会で名器C.B.Fisk オルガンとの共演を果たした。
CDは「20世紀 無伴奏ヴァイオリン作品集」、珠玉の小品集「子供の夢」、エル=バシャとの「フランク:ヴァイオリン・ソナタ、シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第2番」などをリリースしている。国内外のコンクール審査員としても招かれ、2005年にはエリーザベト王妃国際音楽コンクールのヴァイオリン部門審査員を務めた。現在フェリス女学院大学音楽学部演奏学科教授、桐朋学園大学音楽学部非常勤講師。使用楽器はシャコンヌ (カノン)所有のグァルネリ・デル・ジェス(1728年製作)。
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ナクソス・ジャパン
構成数 | 2枚
合計収録時間 | 00:00:00
J.S.バッハ(1685-1750):
[Disc-1]
1-4. 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト短調 BWV1001
5-12. 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第1番 ロ短調 BWV1002
13-16. 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ短調 BWV1003
[Disc-2]
1-5. 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004
6-9. 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ハ長調 BWV1005
10-15. 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第3番 ホ長調 BWV1006
【演奏】
戸田弥生(ヴァイオリン)
【録音】
2021年5月7-8、26-27日、6月15-16日
神奈川県、相模湖交流センター ラックスマンホール
《DXD352.8kHz録音》
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1.[SACDハイブリッド]
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2.[SACDハイブリッド]
戸田さんのバッハを聴いてからもう何年も経ちました。九段下の文庫カフェ「みねるばの森」の上の階での小さな感動的なコンサートでした。彼女の演奏を最初に聴いたのは、1995年1月、阪神大震災直後の大阪フェスティバルホールでのメンデルスゾーン作曲のヴァイオリン協奏曲でした。正直、通俗曲とメインのブラームスの交響曲の前座程度に思っていたこの曲から聴こえてきたのは、香り立つような高貴な響きでした。バックは朝比奈隆指揮大阪フィル。その日、東京から尼崎で被災した親戚の見舞いに行き、惨状に心が折れそうになりながらたどり着いたフェスティバルホールで、戸田さんとの素晴らしい出会いで、少し元気が出ました。そして、時間を経て九段下でのコンサート。その時感じたものより、今回の録音はより深くより力強いです。よく、演奏家の姿が消え楽器だけが音楽を奏でているという論評を見ることはあります。この録音を聴いて、戸田さんのバッハは私には真逆に感じました。楽器ではなく戸田さんから泉が湧き出るように音楽が発しているのではないかと。指揮棒の先から音楽が奏でられているというのをどこかで読んだことがあります。まさに究極の指揮だと思いますが、それと同じようなことを今回の録音から感じました。ようやく出会えた、それが今の実感です。
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