フォーマット |
SACDハイブリッド |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2021年08月04日 |
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規格品番 |
PROC-2341 |
レーベル |
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SKU |
4988031437414 |
※限定盤SA-CDハイブリッド盤
※歌詞対訳付
※2021年マスタリング音源使用(独Emil Berliner Studiosにて本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル変換したWAVデータをマスタリングしSA-CD層用にDSD変換。アナログ・マスターテープはその経年劣化と保存状態に応じて、可能な範囲で入念な修復作業を行った後に変換作業を実施)
※オリジナル・ジャケット・デザインを使用
※通常ジュエルパッケージ仕様
※盤印刷面:緑色仕様
※一部オリジナル・アナログ・マスターテープに起因するノイズ等があります。ご了承ください
※解説:広瀬大介氏(新規序文解説)他、解説書合計12ページ
録音から50年が経過したこの曲の代表的名盤を最新スペックで新規SACD化。格調高く感動的な名演が蘇る!
新規で本国のオリジナル・アナログ・マスターテープより最新復刻
今年(2021年)はカール・ベーム(1894.8.28-1981.8.14)の没後40年にあたります。これまで当企画ではベームの復刻企画をSA-CDハイブリッド盤に限らず多く取り組んできており、今年に入ってからも1月と2月にウィーン・フィルとのDGの「シューベルト:交響曲第5,8番」(PROC2314)と「ヨハン・シュトラウス作品集」(PROC2315)、DECCAの「ブルックナー:交響曲第3,4番」(PROC2316)を、そして5月にはベルリン・フィルとDGの「ベートーヴェン:交響曲第3,7番&ブラームス:同第1番他」(PROC2326)をSA-CDハイブリッド盤で最新復刻しました。今回は、ベームの亡くなった日に近いリリースということもあり、名盤中の名盤と言われる「モーツァルト:レクイエム」を、今回の発売のために完全新規で本国のアナログ・マスターテープからハイレゾでデジタル化を行った音源を用い、満を持してリリースいたします。
この録音が行われたちょうど今から50年前のモーツァルト演奏は、この後の古楽演奏に入る前のモダン楽器&古典的な形式を踏まえた上でのロマン主義的演奏の、言わばある意味終焉期に近い言われています。そのようなスタイルによるこの曲の演奏の最右翼と評されたのがこのベームの再録音盤であったかも知れませんが、その後の古楽演奏の最盛期にあっても、この盤は一度も輝きを失わず、人々の心に残り続けました。この演奏はもはや様式の違いや流行を超えるほどの高みに達しており、名盤中の名盤と評価されています。その証拠にこの音源はCD時代になってからも幾度となく再発され続け、2004年には市販でSA-CDハイブリッド化もされました。初めて聴いたこの曲の演奏はベーム盤だったという方も多いのではないでしょうか。60年代までのベームは溌溂とした指揮振りを維持しており、70年代に入ってもその鋭い眼力や前進する見通しの良い音楽運びは健在でした。ですがこの演奏では通常より遅めのテンポが取られており、ゆったりとした流れで振幅が大きくなっています。それは亡くなる直前に散見されたような演奏とは多少異なっており、典雅なまでの響きのなかでベームが目指したかったものは、この名曲の再構築ではなかったのでしょうか。遅いテンポは従来より分析的なこの曲へのアプローチを感じさせ、オーケストラを含め個々のバランスに非常に注意を払っている姿が伺えます。もちろん弛緩している場面は一切なく、慈しみを感じるほどの豊かな響きとともに、その完成度の高さもこの名盤が未だ人気がある理由と思われます。尚、今回のSA-CD化に使用したマスターは従来のものとは異なりますので、あらためてこの曲の真価をこの節目に読み取ってもらえればと思います。(1/2)
構成数 | 1枚
エディション | Remaster
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:レクイエム ニ短調 K.626
【演奏】
エディット・マティス(ソプラノ)
ユリア・ハマリ(アルト)
ヴィエスワフ・オフマン(テノール)
カール・リッダーブッシュ(バス)
ウィーン国立歌劇場合唱団(合唱指揮:ノルベルト・バラッチュ)
ハンス・ハーゼルベック(オルガン)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
カール・ベーム(指揮)
【録音】
1971年4月
ウィーン、ムジークフェラインザール
【原盤】
Deutsche Grammophon
【Remaster】
DSD Remastered by Emil Berliner Studios, 5/2021
2021年に本国のオリジナル・アナログ・マスターテープよりリマスタリング
【Original Recordings】
Executive Producers: Dr. Hans Hirsch & Dr. Ellen Hickmann
Recording Producer: Wolfgang Lohse
Tonmeister (Balance Engineer): Gunter Hermanns
【First LP Release】
2530 143
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1.[SACDハイブリッド]
DGから出たシングルレイヤーSACD盤も持っているが、タワーレコード盤SACDは残響がきれいに聞こえ、分離の良さと音の伸びやかさが向上している。シングルレイヤーの音質は、これと比べると、ややつまり気味で地味。買い直して正解だった。
マスターテープがユニバーサル本家のSACDとは異なるだけあり、この盤にはテープヒスノイズが全くなく、オケも合唱も鮮明。
買い換える価値はあり。
ただ、エミールベルリナースタジオリマスターらしく、低音はスポイル気味な点は本家のSACDと変わらず残念な点。マスターテープ通りと言ってしまえば聞こえはいいが、マスターテープの段階でスポイルされてしまっているのだからEQで低音足してもバチは当たらないだろうと思うが。
演奏に相応しい、見事なリマスターです。私は従来のOIBPリマスターの音が気に入らず、ずっと極初期盤のCDを聴いてきたのですが、やっとこれでSACDのハイスペックの音を享受できます。
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