フォーマット |
SACDハイブリッド |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2021年01月20日 |
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規格品番 |
PROC-2315 |
レーベル |
|
SKU |
4988031409404 |
※限定盤。世界初SA-CD化。SA-CDハイブリッド盤
※2020年マスタリング音源使用(独Emil Berliner Studiosにて本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル変換したWAVデータをマスタリングしSA-CD層用にDSD変換。アナログ・マスターテープはその経年劣化と保存状態に応じて、可能な範囲で入念な修復作業を行った後に変換作業を実施)
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(ブックレットに他のジャケットも掲載)
※通常ジュエルパッケージ仕様
※盤印刷面:緑色仕様
※解説:増田良介氏 (新規序文解説)他、解説書合計8ページ
一流のJ.シュトラウス解釈が聴く者を圧倒する、ベームのウィンナ・ワルツ集。
優秀録音!新規で本国のアナログ・マスターテープより最新復刻。世界初SA-CD化!
カール・ベーム(1894-1981)が77歳から78歳にかけてウィーン・フィルとセッションで録音を行った、ヨハン・シュトラウスの8曲のオリジナル・アルバムを世界初SA-CD化で最新復刻。このアルバムはオーストリア人としての自負と誇りを持ったベームならではの演奏と言えます。晩年彼は「オーストリア共和国音楽総監督」や「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団名誉指揮者(1967年の創立125周年を記念し特にベームのために創設)」といった称号を贈られており、関係が非常に良好であったウィーン・フィルとの多くの演奏やDGへの録音を通して、特に日本では人気を博しました。ウィーン所縁の作曲家のみならず、ドイツ音楽全般の権威として、当時カラヤンと並んで圧倒的な実力を持っており、現在残っているリハーサル風景や当時のオーケストラメンバーから伝わってくる厳格さそのままの質実剛健な音楽作りが支持されました。一方、曲想的には真逆であるヨハン・シュトラウス関連の演奏はベームにそぐわないのではという意見もあり、これまでこのDG音源は一般的では無かったかも知れません。しかし、例えば演奏会でのアンコールで演奏された「美しきドナウ」の躍動感ある表現を聴くとその考えは一蹴されます。ベーム独特の重心が低く厳密な縦線重視の演奏と思われがちですが、実際は作品の芸術性を最大限リスペクトした誇り高き演奏である、と理解できるでしょう。もちろんウィーン・フィルという最上のオーケストラの演奏という点も大きく、ウィーンを愛したベームの品位をこの録音でも強く感じさせます。尚、最後の「常動曲」の後ろにはベームの肉声が入っています。
今回の復刻にあたっては従来のこの企画通り、ドイツ本国のオリジナルのアナログ・マスターテープから新規でデジタル化を行っていますが、このシュトラウスの音質は絶品でした。DGは60年代までの近接された音像から、70年代はよりオーケストラ全体にフォーカスを引いた楽器の適度な音像化を目指しており、程よい間接音とマスとしての集体性が著しく向上しています。その適切な音像と各楽器の質感が素晴らしく、高音質化するに相応しい音源でした。録音にはベームの品格を感じさせる表現や、ウィーン・フィルの類稀な音色が最高品位で記録されています。(1/2)
今回の復刻では本国オリジナルのアナログ・マスターテープに遡り、高音質のデジタル化を行っています。今回に限らず最上位のフラットマスターを使用したため、非常に優秀なプレゼンスを得ることができています。質感や各定位が驚くほど明瞭・明確になり、DSD化の恩恵も加わったこれまでにない優秀な音質を再現。この盤では制作するにあたり、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープの物理的なメンテナンスと修復を行った上で高品位(192/24)でのデジタル化(PCM)を行い、ベルリンのエミール・ベルリナー・スタジオで、レーベル専任エンジニアがこのシリーズ用に綿密な工程で時間をかけてマスタリング作業を行いました。SA-CD層では、高精細なマスターサウンドをお楽しみいただけます。CD層も最新のデジタル化とマスタリングを施していますので、従来盤の音質とは一線を画しています。このシリーズではオリジナル・ジャケット・デザインを採用し、増田良介氏による新規の序文解説を掲載しました。今回の「ヴィンテージSA-CDコレクション」第26弾は、計3タイトルを発売いたします。(2/2)
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 00:47:08
エディション | Remaster
1. ヨハン・シュトラウスII世:ワルツ「美しく青きドナウ」 作品314
2. 同:トリッチ・トラッチ・ポルカ
3. 同:皇帝円舞曲 作品437
4. 同:ポルカ「雷鳴と電光」
5. 同:ワルツ「南国のばら」 作品388
6. ヨハン・シュトラウスII世 & ヨーゼフ・シュトラウス:ピチカート・ポルカ
7. ヨハン・シュトラウスII世:アンネン・ポルカ 作品117
8. 同:常動曲 作品257
【演奏】
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
カール・ベーム(指揮)
【録音】
1971年9月
1972年9月
ウィーン
【原盤】
Deutsche Grammophon
【Remaster】
DSD Remastered by Emil Berliner Studios, 12/2020
2020年に本国のオリジナル・アナログ・マスターテープよりリマスタリング
【Original Recordings】
Production: Dr. Ellen Hickmann
Recording Supervision: Dr. Ellen Hickmann und Wolfgang Lohse
Recording Engineer: Gunter Hermanns
【First LP Release】
2530 316
素晴らしい。
このアルバムを聴かずしてウィンナワルツを語ることなかれ。
ベームのニューイヤーコンサート聴いてみたかった
他の指揮者も面白くてしばらくベームから離れていたのですが、この正統的な美しさはベーム+VPOならではのもの!。再びベームの作品を聞き込むことになりそうです。アナログマスター由来の歪みっぽさ残るものの、正確性とバランス、一音にこだわった演奏法の細やかさはこのリマスタリングで明覚になり、曲由来の美しさや躍動感が蘇りました。
ベームとウィーンフィルのシュトラウスがこんな芳醇な音で聴けるとは幸せです。ベームの指揮を評価してこなかった方にもぜひ聴いてもらいたいです。皆さんが評価されるように、ホールで聴いているような印象です。この音楽が3500円くらいで味わえるくらいなら安い、安い!
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