フォーマット |
SACDハイブリッド |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2020年09月15日 |
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規格品番 |
0301619BC |
レーベル |
|
SKU |
885470016191 |
※タワーレコード限定販売。輸入盤仕様
※世界初SACD化。SACDハイブリッド盤
※2020年最新マスタリング音源使用(マスタリング・エンジニア:クリストフ・スティッケル氏)、
※本国のオリジナル・アナログ・マスターテープを使用しダイレクトにDSD化。CD層も別系統で直接高品位でPCM化
※SACD層:新規で本国のアナログ・マスターテープから、アナログ領域でのマスタリング後、ダイレクトにDSD化
※CD層:同様にアナログ領域でのマスタリング後、96kHz/24bitで高品位デジタル化後に44.1kHz/16bit化
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(解説書に他のジャケット・デザインも使用)
※ジュエルケース仕様
※盤印刷面:緑色仕様
※オリジナルマスターから起因するノイズ、ドロップアウト等が一部にございますが、ご了承ください。
※日本語帯付(帯裏面に平林 直哉氏の解説付)。解説書独文仕様、解説書内にオリジナル・アナログ・マスターテープの外箱写真をカラーで掲載
アナログ領域でのみマスタリングを行い、ダイレクトでDSD化!本国のETERNAオリジナル・アナログテープ最新復刻企画 SACDハイブリッド化第8弾
マーラーはまだ録音自体がそれほど多く無かった1962年の録音でありながらも、純粋に曲の音楽性を捉えた模範的な演奏として、現代でも十分通じる名演です。むしろ、ダイナミック性やドラマティツクなまでの躍動感に重きを置く後の演奏よりも曲の本質がダイレクトに伝わる爽快とも言える演奏で、後に再録音を行わなかったことも勘案すると、スウィトナーにとっても完成度の高い会心の録音だったかも知れません。この後、1973年にNHK交響楽団とのライヴが存在しますが、オーケストラの質感が異なることもあってか、この1962年盤の方がより明快に響きます。ただ、演奏の特徴として若書きの作品として扱われてはおらず、むしろ響きは落ち着いた、暗めの音色で統一されているのが興味深い点です。当時のオーケストラが持つ音色や録音状況、そしてスウィトナーの解釈によるところが大きいとはいえ、ブリリアントな響きを極力排した、曲の真価を引き出すストレートな演奏という点においては、特に評価されるべき演奏と言えます。尚、スウィトナーのマーラー録音は少なく、セッションでは他に第2番と5番があるのみです(N響とはライヴで1,2,4番もあり)。今回のカップリングにはR.シュトラウスの「メタモルフォーゼン」を収録しました。ここでの演奏は精緻を極め、当時のこのオケの弦楽器の透明さが良く収録されているため格別です。スウィトナーは独墺系の流れのレパートリーとして、R.シュトラウスの演奏にも定評がありましたが、録音自体はあまりありません。ちょうどこの「メタモルフォーゼン」が録音された1964年には、放送用収録として同じくシュターツカペレ・ドレスデンと9月と11月に「町人貴族」組曲やオペラからの小品も収録しているとはいえ、ごく僅かのため貴重な音源です。
今回使用した本国のオリジナル・アナログ・マスターテープは良い状態で残っていました。そのため、これまでのシリーズと同様、高音質で聴く価値が高い音源です。当時の演奏水準や使用楽器の音色をはっきり聴き取ることができます。このスタイルはその後も継承されているとは言え、録音史的な意味でも適切な復刻の必要性が求められるべきと考え再発を行っています。
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~解説文より抜粋 平林直哉(音楽評論家)"
今回の復刻に際して、マスターテープはレーベルからウィーン在住のマスタリング・エンジニアであるクリストフ・スティッケル氏のスタジオに空輸し、アナログ領域でのマスタリングを行った上で、デジタル化にあたってはSACD層用のDSD化とCD層用のPCM化を別系統で行い製品化。この企画では、現在考えられる限り理想的な方法でのマスタリングを実現しました。その効果は著しく、マスターテープに残されていたクオリティを極めて忠実に再現することが可能となり、さらにアナログ領域のみでのマスタリングとダイレクトDSD化が、より音質的に効果をもたらしています。従来と比較して驚くほど鮮明で解像度が高くなったことにより、演奏に対する更なる評価が期待できるほどの出来です。尚、解説書には今回使用したオリジナルのアナログ・マスターテープの外箱の写真も掲載してあります。
<マスタリング詳細>マスタリング・エンジニア(DSD化含む):クリストフ・スティッケル氏
~在ウィーン。ミュンヘン・フィル自主制作盤のマスタリングや、タワー企画盤JAZZのECM SACD企画(2017~)も担当。 現在ヨーロッパでもっとも信頼の厚いエンジニアのひとり
"ETERNAオリジナル・アナログテープからのピュア・アナログ・リマスタリング"
SACD層:新規で本国のアナログ・マスターテープから、アナログ領域でのマスタリング後、ダイレクトにDSD化
CD層:同様にアナログ領域でのマスタリング後、96kHz/24bitで高品位デジタル化後に44.1kHz/16bit化
それぞれのデジタルデータは伝送ではなく、光学ディスクで空輸
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構成数 | 1枚
1. グスタフ・マーラー:交響曲 第1番 ニ長調 「巨人」
2. リヒャルト・シュトラウス:メタモルフォーゼン~23の独奏弦楽器のための習作
【演奏】
シュターツカペレ・ドレスデン
オトマール・スウィトナー(指揮)
【録音】
1962/5/22-24&1962/11 (1)、 1964/6/8-11 (2) Dresden, Lukaskirche
【Original Recordings】
Musikregie:Dieter-Gerhardt Worm(1), Heinz Wegne(2)、 Tonregie:Claus Struben
【マスタリング・エンジニア】
クリストフ・スティッケル
【原盤】
Berlin Classics
-
1.[SACDハイブリッド]
時としてたまらなく流麗な表現を見せるスイトナー、このメタモルフォーゼンはその魅力がたっぷりと出た演奏です。指揮者も奏者もそして作曲者も、戦争とその後を知っているからこそ、終わりに向けての表情が真に迫っているのだと思いました。折を見て聴き返す宝物のような盤です。
ティンパニの鮮明な打音が好きでLP時代からの愛聴盤。この曲を生で初めて聴いたとき、ウィーン育ちのギリシア系指揮者がN響を振った演奏だったが、この演奏にそっくりで驚いた。ワルターらのユダヤ系の血による演奏とは別におそらくウィーンで伝統的に受け継がれたスタイルではないだろうか?いろいろと気持ちをリセットしたいときに聴くと、とても癒されます。
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