| フォーマット | SACDハイブリッド |
| 発売日 | 2020年08月26日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| レーベル | Exton |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | OVCL-00732 |
| SKU | 4526977007324 |
構成数 : 1枚
合計収録時間 : 01:05:04
【曲目】
ドヴォルザーク:交響曲 第9番 ホ短調 「新世界より」 作品95
コダーイ:ガランタ舞曲
バーバー:弦楽のためのアダージョ
【演奏】
上岡敏之(指揮)
新日本フィルハーモニー交響楽団
【録音】
2019年3月11日、東京・すみだトリフォニーホール にてライヴ収録

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「新世界より」
アダージョの序奏から上岡さんらしい 濃い音づくり。4小節目のホルンの音も硬質な天を突き抜けるような音。ゆっくり、ゆっくりした歩みは9小節目のffで 表情を一変。大きな自然の力を感じさせるようなオケ全体から湧き上がるオーラでアレグロに流れ込みます。縫い目の感じられないフワッとした流れは、まさに上岡さんの音楽。
第2楽章は、じっくり歌う音楽づくり。特に中間部での色の変化は 絶妙の極み。76小節からのクラリネットの副主題の下でのヴィオラのトレモロを強調するところは、3.11のあの日の不安を思い出させる風景が感じられました。そして最後のコントラバスの超弱音。
ffを効果的に効かせた第3楽章。トリオでは 木管楽器のアンサンブルがキラキラ。
第4楽章。ffの冒頭をpから開始(ここは当日の終演後に上岡さんが「今日はスコア通りに振ったでしょ!」と言われたので、スコアを提示して「ここpだったのでは?」と言うと、「汽車は最初はゆっくり走り出して、だんだんスピードをあげていくのだから… 」と上岡さんが冒頭の10小節を歌いながら説明。ここでffに集約する旨を力説されました)。そして最後は 木管がゆっくりと長いフェルマータの中でppの音が天に飛んでいきました。
ガランタ舞曲
意外とオーソドックス。リズムもくっきり、旋律もそれほど崩さず、音の幅も思ったより 狭め。楷書的な中央ヨーロッパの舞曲って感じです。
弦楽のためのアダージョ
この演奏会当日(2019,3.11)に特別な思いのある人には、胸がしめつけられるように感じられたのではないでしょうか。あの日、元の風景が霙降る中で壊れていく…
3.11を体験し、東北に住んでいた、実演を聴いた私の感想です。
個性的な演奏ですが、新日本フィルとともに 作品の根底にある温かさが伝わってくる、ふるさとを思い出させる演奏だと信じています。
ひとりでも多くの方に聴いていただきたいと思います。