フォーマット |
SACDハイブリッド |
---|---|
構成数 |
3 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2020年07月24日 |
---|---|
規格品番 |
TDSA-155 |
レーベル |
|
SKU |
4997184119542 |
※SACDハイブリッド盤
※限定1,500セット。豪華デジパック仕様
※シリアル・ナンバー・シール付(シリアル・ナンバーは、本体の裏側に貼付しておりますため外から見えず、お選びいただくことはできません。ランダムでのお渡しとなります。ご了承ください)
※2020年最新マスタリング音源使用(SACD層、CD層を個別にマスタリング)。マスタリング・エンジニア:藤田厚生氏
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(中のジャケ面、解説書に他のオリジナル・ジャケット・デザインも一部使用)
※解説:藤野 竣介氏(新規解説)、解説書合計16ページ
多くのバルビローリ・ファンにとってもバイブル的存在であるウィーン・フィルとの永遠の「ブラームス:交響曲全集」が、最新のデジタル化を経て現代に蘇りました!一期一会の奇跡の録音はバルビローリらしい慈しみに満ちた、他に代わるものがない孤高のブラームス演奏です。今回、現況での最高音質を目指して、あらたに本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化をおこなったマスターを用いてSACD層、CD層別々にマスタリング。新規解説付。永久保存盤です。1,500セット限定のシリアル・ナンバー付。
バルビローリの数多くの録音のなかでも、1966年と翌年にかけてウィーン・フィルと収録されたこのブラームスは、市販でももちろんこれまでSACD化されてきた著名な音源です。今回解説を執筆された藤野氏によると、元々ウィーン・フィルとはずっと疎遠だったとのことですが、1966年に19年振りに共演し、交響曲第2番を先に収録。もちろんこの録音には1961年の客演時のベルリン・フィルとのマーラー9番の成功で、レッグにより急遽EMIレーベルへ引き戻されたことにより実現した晩年の録音のなかのひとつであり、さらに翌1967年に残りの曲を収録し、交響曲全集と管弦楽曲3曲の録音を完了しました(これが両者の最後の共演となりました)。元々ウィーン・フィルとは以前の共演時に反りが合わなかったところもあったようですが、このブラームスは発売後、世界的にも高く評価されました。今回の復刻では、かつてないほど緻密にマスターテープの質感を再現できているため、この"微妙な感じ"が我々にも伝わってくる感じがするのは面白い点です。ただ、バルビローリ独特の歌いまわしやアーティキュレーションが、その時代のドイツ的演奏とは多少異なる方向だとしても、この揺るぎない評価は簡単には覆りませんので、より踏み込んで演奏に集中できるという意味では、今回の復刻は画期的な再発売と言えると思います。音質は素晴らしく、マスターテープも良い状態で維持されていました。やはり192kHz/24bitでのデジタル化の効果は大きく、録音現場の雰囲気まで伝えてくれるかのようです。(1/2)
このシリーズでは、SACD層では伸びのある高域と柔らかなニュアンスと共に高い解像度と豊かな音場を、CD層はまとまったしっかりとした音と共に押し出される実在感ある音色を目指しています。CD自体のポテンシャルも高く、むしろ両方の良さを堪能できるSACDハイブリッド盤としてもお楽しみください。今回のDefinition Series第30弾は、バルビローリの名盤、計2タイトルを発売いたします。(2/2)
構成数 | 3枚
ヨハネス・ブラームス:交響曲全集
<DISC1>
1. 交響曲 第1番 ハ短調 作品68
2. 悲劇的序曲 作品81
3. 大学祝典序曲 作品80
<DISC2>
4. 交響曲 第2番 ニ長調 作品73
5. 交響曲 第3番 ヘ長調 作品90
<DISC3>
6. 交響曲 第4番 ホ短調 作品98
7. ハイドンの主題による変奏曲 作品56a
【演奏】
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・ジョン・バルビローリ(指揮)
【録音】
7-9. XII.1966 (Op.73)、 4-6. XII. (Op.68)、 6-8. XII. (Op.98)、 8 & 15 XII (Op.90)、
18.19 XII. (Op.56a,, Op.80 & Op.81), 1967 Vienna, Musikvereinsaal
【Original Recordings】
Producer : Ronald Kinloch Anderson、 Balance engineer : Ernst Rothe
【原盤レーベル】
Warner Classics(旧EMI音源)
-
1.[SACDハイブリッド]
-
2.[SACDハイブリッド]
-
3.[SACDハイブリッド]
ずいぶん長く待ちわびた音を得た気がする。技術革新とテープダメージのどちらが先になるだろうかとリマスターの時代の悲しさを味わってきたがまだもう少し先がありそうな気にさせるこのDマスタリングである。①テープのゴソゴソノイズが耳につかないように仕上がっている。②弦楽器がだまにならず耳にいたくなくよく解放された音になっている。③金管は潰れもなく気持ちよく広がり咆哮する。④木管も品よく落ち着き風を感じる。総じて音像の分離よく左右の広がり奥行きもよくあり音質は上品な傾向、若干故意なアナログ感はあるがこれまで聴いてきたこの全集の中では絶品だと自分は思う。もう一つ垢抜けて欲しいと思うところもあるが自分の持っているセットが今ひとつなところもあると思う。DENON DSD-SA11/L505UX2/サウンドアティックス製作30mm単板60Lbox後面開放型に近いバスレフスピーカー2way多分Lー507Zだったら申し分のない透明度が得られたと想像する。
数多いブラームスの交響曲の録音の中では、ザンデルリンク、チェリビダッケ、バーンスタイン、バルビローリが特に私には強い感動を与える。ラトルはブラームスをあまり演奏しないが、ベルリン・フィルとの録音は特筆物である。このSACD盤は更に良さが増強されており、素晴らしい。ロマン派の作曲家ブラームスの作品は思い切り情緒纏綿の演奏が効果的。それには演奏時間の短い、急ぎの演奏では全くダメである。特に好きな曲はブラ4であり、この曲の1,2を争う名演である。
LPレコードではよく聴きましたが、平成に入ってからは、殆ど耳にしていませんでした。今回の再発で久しぶりに耳を傾けたわけですが、おおらかで柔らかくも、振幅が大きく、ときに感情を顕にするバルビローリ固有のブラームスに、心が震えました。VPOとは、相性が合わなかったようですが、演奏を聴く限り、VPOはバルビローリに感化されていたと思います。惜しむらくは、合奏に若干の粗さが見受けられること。これは、相性の問題だったかもしれません。
-
もっと見る(全 8 件)
