フォーマット |
SACDハイブリッド |
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構成数 |
6 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2020年03月13日 |
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規格品番 |
TDSA-136 |
レーベル |
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SKU |
4997184113342 |
※SACDハイブリッド盤。世界初SACD化(6,7,9)
※歌詞対訳付(12)
※第13回レコード・アカデミー賞交響曲部門受賞
※限定1,500セット。豪華デジパック仕様
※シリアル・ナンバー付(シリアル・ナンバーは、本体の裏側に貼付しておりますため外から見えず、お選びいただくことはできません。ランダムでのお渡しとなります。ご了承ください)
※2020年最新マスタリング音源使用(SACD層、CD層を個別にマスタリング)。マスタリング・エンジニア:藤田厚生氏
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(中のジャケ面、解説書に他のオリジナル・ジャケット・デザインも一部使用)
※解説:広瀬 大介氏(新規解説)、解説書合計30ページ
昨今評価が高まっているケンペ指揮のベートーヴェン:交響曲全集を、タワー企画盤として満を持してリリース!復刻方法にも拘り、新規で本国のオリジナル・アナログ・マスターテープを使用しています。1971年から73年にかけて録音が行われたもので、正統的なベートーヴェン演奏として発売以来多くの支持を得てきた名盤中の名盤です。重厚でありながらもケンペらしい溌溂とした閃きと強固な推進力を持った、稀に見る録音。第13回(1975年)レコード・アカデミー賞交響曲部門受賞盤。
(C)商品企画開発統括部:北村 晋
ケンペ&ミュンヘン・フィルが1971年から73年にかけて録音を行った正統的なベートーヴェン演奏として、発売以来多くの支持を得てきた名盤中の名盤を最新復刻。重厚でありながらもケンペらしい溌溂とした閃きと強固な推進力を持った、稀に見る録音です。第13回(1975年)レコード・アカデミー賞交響曲部門受賞盤。尚、3曲の序曲は世界初SACD化です。今回、あらためて現況での最高音質を目指し最新の復刻を新規で行いました。オリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitでデジタル化したマスターを用い、SACD層、CD層別々にマスタリング。新規解説付。永久保存盤です。1,500セット限定のシリアル・ナンバー付。
この全集は1967年にミュンヘン・フィルの首席指揮者に就任したケンペが、61歳から62歳にかけて独エレクトローラによる計6度のセッション録音を経てセットとしてまとめられたもので、特に日本では初出時より高く評価されてきました。しかしCD時代では一部がセラフィムレーベルから出たのみでしたが、長らく輸入盤で旧EMIのライセンスを受けたDISKYレーベルから廉価でリリースされていましたので、相当量が流通したと思われます。その後、2012年にはEsotericから交響曲全9曲がSACD化され、高音質を求めるユーザーからの支持も得たことで音源としての人気が再燃し、現在でも復活を期待する声が非常に多い音源でした。今回のSACDとしての久々のリリースはまさにベートーヴェン生誕250年の記念の年に相応しい復刻と言えます。
ドイツ本流のベートーヴェン演奏を代表する録音として高く評価されているこの音源は、実直で重厚なスタイルとスタンダードなフォルムによる安定感が結果として著しい効果を上げており、まさに万人におすすめできる演奏であることは疑いの余地がありません。加えて、実はケンペの個性も随所に反映されており、アーティキュレーションを崩すことなく独自性が刻印されて行く過程での機敏さや反応、また、極めて見通しが良く綿密に計算され尽くしているなど、それらの複合した要素が曲全体の重要な構築の支えになっています。聴きこめば聴きこむほどリスナーはケンペにのめり込んでいく、奥の深い演奏となっているのは驚くばかりです。
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音質的に過去のCDにおいてはレンジや音場が狭く、硬い音であるとの認識があったと思われますが、今回、本国にあるオリジナルの2Chのアナログ・マスターテープから、従来を超える192kHz/24bitでデジタル化を行ったフラットマスターを使用し最新でマスタリングを行いました。そのためか、今回の音質は緻密さと幅広いレンジ感、近接感をより獲得しています。リアルになった音質で、最上の演奏をお楽しみいただけます。尚、各曲の音質は曲毎に異なっており、収録場所の傾向が強く反映されていました。編成の大きさによっても変わりますが、合唱も含め大人数を必要とする第九では、オケの反響含む間接音が他と大きく異なっています。またマスターテープのコンディションもそれぞれ違いました。一部にはノイズ等も散見されますが、今回もオリジナルを尊重し、バランスを含め、あくまで最小限の範囲で音楽的なマスタリングを目指しました。尚、解説書には広瀬大介氏による新規文章を掲載しています。
このシリーズでは、SACD層では伸びのある高域と柔らかなニュアンスと共に高い解像度と豊かな音場を、CD層はまとまったしっかりとした音と共に押し出される実在感ある音色を目指しています。CD自体のポテンシャルも高く、むしろ両方の良さを堪能できるSACDハイブリッド盤としてもお楽しみください。今回のDefinition Series第27弾は、ケンペの名盤、計2タイトルを発売いたします。
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構成数 | 6枚
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:ベートーヴェン交響曲全集、序曲集
<DISC1>
1. 交響曲 第1番 ハ長調 作品21、
2. 交響曲 第5番 ハ短調 作品67
<DISC2>
3. 交響曲 第2番 ニ長調 作品36、
4. 交響曲 第4番 変ロ長調 作品60
<DISC3>
5. 交響曲 第3番 変ホ長調 作品55 「英雄」、
6. バレエ「プロメテウスの創造物」作品43-序曲、
7. 劇音楽「エグモント」作品84-序曲
<DISC4>
8. 交響曲 第6番 ヘ長調 作品68 「田園」、
9. 「レオノーレ」序曲 第3番 作品72b
<DISC5>
10. 交響曲 第7番 イ長調 作品92、
11. 交響曲 第8番 ヘ長調 作品93
<DISC6>
12 交響曲 第9番 ニ短調 作品125 「合唱」
【演奏】
ウルスラ・コシュト(ソプラノ)、
ブリギッテ・ファスベンダー(メゾ・ソプラノ)、
ニコライ・ゲッダ(テノール)、
ドナルド・マッキンタイア(バス)、
ミュンヘン・モテット合唱団(合唱指揮:ハンス・ルドルフ・ゼーベリー)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
ルドルフ・ケンペ(指揮)
【録音】
20-23.XII.1971 (2,7,9,10)、 15-20.XII.1972 (11)、 15-20.XII.1972 & 27-30.IV.1973 (3)、
23-26.VI.1972 (1,5,6,8)、 31.V.- 4.VI.1973 (12)、 16-19.IV.1973 (4) Burgerbreukeller, Munich
【Original Recordings】
Producer: David Mottley、 Balance Engineer: Wolfgang Gulich
【原盤レーベル】
Warner Classics(独エレクトローラ。旧EMI音源)
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1.[SACDハイブリッド]
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2.[SACDハイブリッド]
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3.[SACDハイブリッド]
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4.[SACDハイブリッド]
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5.[SACDハイブリッド]
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6.[SACDハイブリッド]
エソテリックの全集に買い足しました。音質は甲乙つけがたいですが、タワレコさんには序曲集も入っているので万全です。ブラームス全集の方はProfil社を介してケンペ未亡人からお墨付きをもらっているのにProfilがら出しているCDの評判がよくないのは皮肉ですね。
時々、ベートーヴェンの交響曲を聴きたくなると、このケンペ/ミュンヘン・フィルの盤を聴くことになる。ドイツ音楽の神髄をほぼ余すところなく演奏されていてこの盤に比肩できるものがない。演奏の中身についてはフルトヴェングラー盤が感動的であるが、音質がモノラルであることで残念である。第3番~第8番をよく聴くが、SACD盤の有利さも手伝って、音が深く、人を感動に導くエネルギー(スケール)が大きい。1971-1973年の録音で決して新しくはないが新鮮に感じる。1980年以降のウイーン・フィルやベルリン・フィルによる新しい録音は数多いが、これを超えられない。貴重な遺産である。
ミュンヘン・フィルとのブラームス交響曲全集やシュターツカペレ・ドレスデンとのR・シュトラウスと並ぶケンペの最高の遺産の一つです。ESOTERICより自然な音質のSACDの発売を喜んでいます。第5番「運命」なんてフルトヴェングラーやカルロス・クライバーの名演奏を聴き慣れた私ですが、第4楽章が始まったとたん、目から鱗が落ちるとはこのこと。「そうかこんな音楽だったんだ!」とケンペに教えてもらいました。第8番の第1楽章でも「ベートーヴェンは弦楽器にアクセント記号を付けているよね。それを大事にすると音楽がこんなに生き生きするよ」と教えてくれます。こうして生み出される豊かな音楽の世界に浸れる幸せをケンペは与えてくれるのです。
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