ブルー・ノートでの3作目は、自身にインスピレーションを与えた女性シンガーたちの曲を取り上げたカヴァー集。これまででもっともジャズ色が強く、アヴィシャイ・コーエンやクリス・ポッターら名手の援護も受けてジャジーに彩られた名曲たちを、凛々しく品のある歌声で披露している。憧れのノラ・ジョーンズを迎えたエラ・フィッツジェラルド版"Angel Eyes"や、山崎まさよしと歌うキャロル・キングの名曲(日本盤のみ)にも注目だ。
bounce (C)池谷瑛子
vol.437(2020年3月25日発行号)掲載(2020/03/25)
ジャズ・ヴォーカルの歴史を未来へ繋ぐ。ブルーノートの未来を担う歌姫、キャンディス・スプリングスが「今の自分をつくりあげた」と語る、女性ヴォーカル曲のカヴァー・アルバム!
原題は"The Women Who Raised Me"。その名の通り、キャンディスをアーティストとして、そして一人の人間として支え、彼女に様々なインスピレーションを与えた女性アーティストたちの名曲をカヴァーしたジャズ・ヴォーカル・アルバム。
ノラ・ジョーンズ、ローリン・ヒル、シャーデー、エラ・フィッツジェラルド、ビリー・ホリデイなど、時代にとらわれず、女性ヴォーカルの歴史を築いてきたアーティストたちによって歌われた楽曲を彼女なりのアレンジで仕上げた。
楽曲によって優しいしなやかさ、切なさ、そして、力強さを、巧妙に使い分けて表現し、プリンスに「雪さえも溶かすほどの声」と言われた暖かな歌声は健在。また、現在のジャズ・シーンを支える様々なアーティストもフィーチャリングとして迎えた。ダイアナ・クラールにインスパイアされた「デヴィル・メイ・ケア」ではベーシストのクリスチャン・マクブライドが色を添え、エラ・フィッツジェラルドにインスパイアされた「エンジェル・アイズ」ではノラ・ジョーンズがヴォーカルとして参加している。その他、デヴィッド・サンボーン、アヴィシャイ・コーエン、クリス・ポッター、エレーナ・ピンダーヒューズとのフィーチャリング楽曲を収録した。現在のジャズ・ヴォーカル界をけん引するに相応しい豪華なメンバーとなっている。
キャンディス本人は本作に関して「今までずっと作りたいと思っていたアルバムだった」と語り、随所に彼女のこだわりが散りばめられている。レコーディング・メンバーにはこれまで数多くのジャズ・ヴォーカリストを支えた経験のある一流のメンバーが並び、ギタリストのスティーヴ・カーデナス(ノラ・ジョーンズ)、ベーシストのスコット・コリー(カーメン・マクレエ)、そして、ドラマーのクラレンス・ペン(ダイアナ・クラール)が参加している。
プロデューサーはジョニ・ミッチェル等を手がけ、グラミー受賞経験のあるラリー・クライン。自身のデビュー・アルバムでありヒット作『ソウル・アイズ』(2016年)のプロデュースを手掛けた名匠と再びタッグを組む形となった。
発売・販売元 提供資料(2020/02/26)
原題は『The Women Who Raised Me』。その名の通り、キャンディスをアーティストとして、そして一人の人間として支え、彼女に様々なインスピレーションを与えた女性アーティストたちの名レパートリーをカヴァーしたジャズ・ヴォーカル・アルバム。ノラ・ジョーンズ、ローリン・ヒル、シャーデー、エラ・フィッツジェラルド、ビリー・ホリデイなど、時代にとらわれず、女性ヴォーカルの歴史を築いてきたアーティストたちによって歌われた楽曲を彼女なりのアレンジで仕上げた作品。 (C)RS
JMD(2020/02/01)