フォーマット |
SACDハイブリッド |
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構成数 |
5 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2019年04月28日 |
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規格品番 |
0301286BC |
レーベル |
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SKU |
885470012865 |
※タワーレコード限定販売
※世界初SACD化。SACDハイブリッド盤
※2019年最新マスタリング音源使用(マスタリング・エンジニア:クリストフ・スティッケル氏)、
※本国のオリジナル・アナログ・マスターテープを使用しダイレクトにDSD化。CD層も別系統で直接高品位でPCM化
※SACD層:新規で本国のアナログ・マスターテープから、アナログ領域でのマスタリング後、ダイレクトにDSD化
※CD層:同様にアナログ領域でのマスタリング後、96kHz/24bitで高品位デジタル化後に44.1kHz/16bit化
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(表ジャケットには、第1,8番単売のデザインを使用。解説書に他のデザインも使用)
※ジュエルケース仕様
※盤印刷面:緑色仕様
※オリジナルマスターから起因するノイズ等がございますが、ご了承ください。
※日本語帯付(帯裏面に平林 直哉氏の解説付)。解説書英文仕様
今年(2021年)94歳を迎える現役指揮者ブロムシュテットが1970年代に録音した第1回目の記念すべきベートーヴェン:交響曲全集を、タワーレコード独自企画盤として2019年にリリースしたのが本作。今年来日し、第5番他を振る予定になっています。オーケストラの自然な響きと旧東独時代の伝統的なベートーヴェン演奏が見事に融和した名演として、そして名手シュトリューベンによる名録音としても良く知られた名盤を、拘り抜いたSACDハイブリッド盤で復刻。
(C)商品企画開発統括部:北村 晋
1975年から80年にかけて、アナログ録音の最盛期に収録された名盤中の名盤が遂にSACD化!最新技術で、良質な本国のアナログ・マスターテープからダイレクトにDSD化(SACD層)、96kHz/24bitでハイレゾPCM化(CD層。後に44.1kHz/16bit化)を行い、極力アナログ・マスターテープの音質を損なわずに製品化を行いました。特にこの盤はテープの状態も良く、かつての黄金の響きが十全に再現されています。SACD化による効果も抜群で、クラウス・シュトリューベンによる名録音と言われた音質を最大限堪能できる出来です。これまでにないクオリティで、かつての名演をお楽しみください。
旧東独時代の素晴らしい遺産とも言えるこの演奏は、数あるベートーヴェンの交響曲全集録音の中でも特別の位置を占めており、淀みない流れのテンポ感や自然なアーティキュレーション、名手を含むオケのレベルの高さ、そして、それを束ねるブロムシュテットの手腕の高さが東独における伝統的なベートーヴェン像と相まって、リリース以来多くのファンを獲得してきました。ブロムシュテットは録音当時47歳から52歳であり、シュターツカペレ・ドレスデンの首席指揮者(1975-85)の地位にありました。就任して間もなくの第7番から、1980年の第9番まで、ほぼ一律で水準が安定しているのは驚くべきことです。ブロムシュテットは当時から生き生きとして格調が高く明確な表現を行っており、90歳を超えた現在でもその指揮振りは健在です。2014年から17年にかけてゲヴァントハウス管と収録した2度目のベートーヴェン:交響曲全集も高い評価を得ています。尚、今回の録音日のデータは、本国のアナログ・マスターテープの外箱に記入されていた日付を参照しています。この外箱には、マスターテープがいつ貸し出されたかも日付と共に都度列記されており、その結果、再生回数がそれぞれ少ないことも今回の音質に影響していると思われます。
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<マスタリング詳細>マスタリング・エンジニア(DSD化含む):クリストフ・スティッケル氏
~在ウィーン。ミュンヘン・フィル自主制作盤のマスタリングや、タワー企画盤JAZZのECM SACD企画(2017~)も担当。現在ヨーロッパでもっとも信頼の厚いエンジニアのひとり
"ETERNAオリジナル・アナログテープからのピュア・アナログ・リマスタリング"
SACD層:新規で本国のアナログ・マスターテープから、アナログ領域でのマスタリング後、ダイレクトにDSD化
CD層:同様にアナログ領域でのマスタリング後、96kHz/24bitで高品位デジタル化後に44.1kHz/16bit化
それぞれのデジタルデータは伝送ではなく、光学ディスクで空輸
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構成数 | 5枚
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:交響曲全集
<DISC1>
1. 交響曲 第1番 ハ長調 作品21
2. 交響曲 第3番 変ホ長調 作品55 「英雄」
<DISC2>
3. 交響曲 第2番 ニ長調 作品36
4. 交響曲 第4番 ロ長調 作品60
<DISC3>
5 交響曲 第5番 ハ短調 作品67
6 交響曲 第6番 ヘ長調 作品68 「田園」
<DISC4>
7. 交響曲 第7番 イ長調 作品92
8. 交響曲 第8番 ヘ長調 作品93
<DISC5>
9. 交響曲 第9番 ニ短調 作品125 「合唱付」
【演奏】
ヘレーナ・ドゥーゼ(ソプラノ)、
マルガ・シルム(アルト)、
ペーター・シュライアー(テノール)、
テオ・アダム(バス・バリトン)
ライプツィヒ放送合唱団、
ドレスデン国立歌劇場合唱団 (以上9)
シュターツカペレ・ドレスデン
ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)
【録音】
1979年12月19-21日(1)、
1976年3月17-21日(2)、
1979年12月17-19日(3)、
1978年8月21-24日(4)、
1977年3月14-18日(5)、
1977年6月6-9日(6)、
1975年2月24-28日(7)、
1978年2月14-16日(8)、
1979年4月9-11,1980年3月31日(9)
ルカ教会、ドレスデン
【マスタリング・エンジニア】
クリストフ・スティッケル
【原盤】
Berlin Classics
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1.[SACDハイブリッド]
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2.[SACDハイブリッド]
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3.[SACDハイブリッド]
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4.[SACDハイブリッド]
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5.[SACDハイブリッド]
SACD化されたことで、今まで気になっていた録音のバランスの編集が
オーディオ的であることに関して更に鮮烈に感じられるようになった。
特に第九のチェロとコントラバスのバランスのために、
チェロが中央寄りに定位し、ビオラが右寄りに聞こえる所。
第九以外では、ビオラは中央寄りに定位し聞き取りにくい。
田園は特に恣意的なバランス修正の痕跡が見られる。
シュトリーベンによるアナログ末期の録音は、過剰なマルチマイクと恣意的なミキシングによりサウンドステージは箱庭的で、いたる所で一部の楽器が異様にクローズアップされたり、曲によって楽器のバランスが異なる等かなり不自然だ。LP時代は気にならなかったので、それだけディテールの解像度が高まったということだろう。ただし本SACDは2015年の国内版CDより残響の消え方が自然で違和感はより少ない。
