AOR街道を邁進するブラジルのグルーヴ・マスター=エヂ・モッタ。『AOR』、『PerpetualGateways』に続く洗練の都会派アルバム第3弾が完成!
スティーリー・ダン『うそつきケイティ』以来(?)の"カマキリジャケ"AOR名盤が誕生! この挑戦的なアートワークに〈センスの尺度〉という意味深なタイトル、なのに中身は極上の都会派サウンドというエヂの策士ぶりが痛快すぎる、三たびの大傑作!
ここ日本でも大ヒットを記録した2013年の『AOR』、豪華ミュージシャンをフィーチャーした2016年の『Perpetual Gateways』と、立て続けに都会派AORサウンドの作品をリリースし、一躍現代AORの権威となった感のあるブラジルのグルーヴ・マスター=エヂ・モッタ。その路線をさらに推し進めた2年半ぶりのニュー・アルバム『Criterion of the Senses』は、70年代サウンドへのオマージュとも取れた前2作に対し、より80年代サウンドへの愛情を表明した作品と言える。海岸通りやリゾートの夜景が似合う楽曲もさらに増えたばかりか、あまく危険な香りが充満した「Sweetest Berry」やブラコン期の角松サウンドすら想起させる「Your Satisfaction is Mine」など、日本のシティポップの大コレクターでもあるエヂならではの参照点も随所に見られ、思わずニンマリしてしまう。…というより、世界屈指のレコードコレクターとしてこの世のグッド・グルーヴを知り尽くし、表現し続けてきたエヂだけに、ソングラインティグからアレンジ、楽器選びまで、やることなすことクオリティが高すぎるのだ。そして、そこにこのジャケットとタイトルを組み合わせるというシニカルなユーモア・センスには降参するしかない。果たしてセンスの尺度とは何か・・・?エヂ・モッタに我々は今、試されている!
発売・販売元 提供資料(2018/09/21)
AOR街道を邁進するブラジルのグルーヴ・マスター=エヂ・モッタ。『AOR』、『PerpetualGateways』に続く洗練の都会派アルバム第3弾が完成!1970年代サウンドへのオマージュとも取れた前2作に対し、より1980年代サウンドへの愛情を表明した作品と言える。 (C)RS
JMD(2018/07/31)
ブラジルのグルーヴ・マスターが、〈センスの尺度〉なるタイトルを掲げたニュー・アルバムをリリース。80年代のスティーリー・ダンあたりを連想させる浮遊感に溢れたリゾート系AORに混じって、今回は都会的なナンバーが増えた印象だ。クリスタルな夜間飛行へと誘うブラコン調"Your Satisfaction Is Mine"など、彼が愛する日本産シティー・ポップからの影響を従来以上に色濃く反映させているのも興味深い。
bounce (C)桑原シロー
タワーレコード(vol.419(2018年9月25日発行号)掲載)
都会派ポップ路線の快進撃を続ける、ブラジルのAORマスター、エヂ・モッタ。2013年の前々作『AOR』がジャジー&メロウ、2016年の前作『Perpetual Gateways』がディープ&スウィート、としたら本作は"スウィーテスト・ベリー"風味ということになるか。と、そんなタイトルの、あまく危険なビート感が粋なナンバーがキー・トラックでもある最新作。厚塗りのメロウネスをそぎ落とした爽快さと適度にブリージーな空気感が共存したハイ・クオリティ・ポップ・サウンド。日本のシティ・ポップス好きということもあり、どこか我々日本人が共感を覚えるジャジー・チューンが揃う。
intoxicate (C)馬場雅之
タワーレコード(vol.135(2018年8月20日発行号)掲載)