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在庫あり| フォーマット | SACDハイブリッド |
| 発売日 | 2018年05月25日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| レーベル | TOWER RECORDS DEFINITION SERIES |
| 構成数 | 3 |
| パッケージ仕様 | デジパック |
| 規格品番 | TDSA-72 |
| SKU | 4997184986465 |
構成数 : 3枚
【曲目】
ヨハネス・ブラームス:
<DISC1>
1. 交響曲第1番 ハ短調 作品68
2. 大学祝典序曲 作品80
3. ハイドンの主題による変奏曲 作品56a
<DISC2>
4. 交響曲第2番 ニ長調 作品73
5. アルト・ラプソディ 作品53
6. 悲劇的序曲 作品81
<DISC3>
7. 交響曲第3番 ヘ長調 作品90
8. 交響曲第4番 ホ短調 作品98
【演奏】
ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ) (5)、
ジョン・オールディス合唱団男性メンバー(合唱指揮:ジョン・オールディス) (5)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 (1-5,8)、
ロンドン交響楽団 (6,7)
サー・エイドリアン・ボールト(指揮)
【録音】
1970年8月13,14日(6,7)、 12月15日(5)、
1971年1月16,28日、4月15日(4)、
1972年3月2,3日(1)、 3月4,13,14日(2,8)
キングズウェイ・ホール、ロンドン
1977年5月15日、7月19日、10月17日、
1978年1月20日、4月2,26日(3)
アビー・ロード・スタジオ、ロンドン
Producer: Christopher Bishop、 Balance Engineers: Christophe Parker(1-5,8)、Michel Gray(6,7)
【原盤】
Warner Classics(旧EMI音源)
※SACDハイブリッド盤、限定盤、デジパック仕様
※世界初SACD化
※歌詞対訳付(5)
※2018年最新マスタリング音源使用(SACD層、CD層を個別にマスタリング)
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(英国初期盤。ブックレット内に他のジャケット・デザインも使用)
※解説:藤野竣介氏他、解説書合計12ページ

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地味だし、くすんだ音だし、マーラーやブルックナーのように突然大きな音がしたり、突然音が止まってしまって、あら・なぜかしら、とひとを驚かすこともない。どこもかしこもだいたい淡々としている。
私が、最初に聴いた全集はザバリッシュ・ウィーン響だったが、「なんじゃこれ」というのが正直な感想だった。今考えると滑稽だが、二流の現代音楽みたいだった。
それが、フルトヴェングラーの演奏で同じブラームスを聴いてみて、いっぺんで、これぞ名曲と評価が逆転した。
フルトヴェングラーのブラームスはとにかく分かりやすい。ブラームスがうじうじと書いているところをあらゆる手練手管を使って分かりやすく聴かせてくれる。怒涛の3番。しぶーい4番。最初からカンカンと元気のいい1番。2番だけはもう少しおとなしくやってくれた方がと思ったくらいである。
ボールトとフルトヴェングラーの共通点は、先輩のニキシュを尊敬していることである。
同じ師からこんなに違う演奏が出て来るのだから、ニキシュというのはとんでもなく凄い指揮者だったのだろう。
ところで、ボールトの演奏だが、いかにも英国紳士という演奏だ。
仕掛けはいろいろあるのだろうが、そういうことは表面には一切出てこない。ウイスキーの宣伝文句ではないが「何も足さない・何も引かない」演奏に聴こえる。老獪な演奏である。
フルトヴェングラーの演奏を聴いて興奮しきった後に聴くと、これがまたたまらなく爽やかに心地よくきこえるのであるから演奏とは不思議なものである。
同じ楽譜なのに違う曲に聴こえる。
演奏は再現芸術である。
名指揮者で作曲もしたマゼールが言っている「いくらこう演奏してほしいと、楽譜に書いても、書ききれない」と。
だからそこに指揮者が出てきて解釈し伝えようとする。
楽譜を音にしていく演奏というものはなんと複雑なんでしょう。
だけどそこが面白いんだよね。ボールトとフルトヴェングラーのブラームス演奏の違いは私にそんなことを考えさせてくれて楽しい。