1965年、ハンガリーが生んだヴァイオリンの怪人、ロビー・ラカトシュと、1966年フランス生まれ、神童としてデビューして以来、常に一線で活躍してきたギター・ヒーロー、ビレリ・ラグレーンの夢の競演(饗宴?)。ロマの血を引く二人、今回のコンセプトはズバリ、ジャンゴ・ラインハルトとステファン・グラッペリのトリビュート!いわずもがな、ジャンゴはマヌーシュ・ジャズの開祖、グラッペリは、ジャンゴと共にホット・クラブ五重奏団で若き日から活躍した人で、2人はその筋の2大巨頭、現代を代表するアーティストがリスペクトしてやまない創始者/先達へ捧げる演奏になっています。おなじみ、ジャンゴとグラッペリの共作曲であり、ジャンゴの代名詞的名曲"ジャンゴロジー"はもちろんのこと、第二次世界大戦中、占領下のフランスにあって、"フランス賛歌"とも意味づけられ、10万枚の売上を上げた"ヌアージュ"をはじめ、縁の曲を中心に演奏。マヌーシュ・ジャズ独特のスウィングする二拍子のリズムとキャッチーなメロディ、そして、ヨーロッパ特有の優雅さ、優美さをたたえた演奏は、聴く人を無条件に魅きつけてやみません。また、聴きものは、クインシー・ジョーンズに認められ13歳でデビューを飾ったスロヴァキア出身のギタリスト、アンドレアス・ヴァラディが参加する後半戦!M6"マイナー・スウィング"では、双方卓越のソロを見せる中で、モーツァルトの"交響曲40番ト短調"と、"エリーゼのために"の2有名曲のメロディも織り込んだ歌心も極まる華のある演奏。また続く7曲目ではロビー・ラカトシュを筆頭に、3人の超絶の演奏が大炸裂!この3人のソロ・バトルは、激熱!!です。全編に参加するオーケストラとのコラボによりダイナミズムもあふれる演奏!マヌーシュ・ジャズ・ファンはもちろんのこと、新旧のギタリストの対決に、ギター好きにも心躍る一枚!!ジャンゴとグラッペリより半世紀以上も遅れて生まれたアーティストたちによる注目作品です。
発売・販売元 提供資料(2017/07/25)