フォーマット |
CD |
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構成数 |
12 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
ボックス |
発売日 |
2014年03月25日 |
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規格品番 |
8501205 |
レーベル |
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SKU |
4945604012058 |
ナクソス・ジャパン
構成数 | 12枚
合計収録時間 | 00:00:00
録音 | ステレオ (---)
【曲目】
<CD1> 8.554430
1-4.交響曲 第1番 ハ短調 WAB101(1966年改訂なしのリンツ・オリジナル版に基くW.キャラガン版)
5.交響曲 第3番 ニ短調 WAB103より第2楽章(1876年 L.ノーヴァク版)
録音 1998年8月31日.9月1日 グラスゴー,ヘンリー・ウッド・ホール
<CD2> 8.554006
1-4.交響曲 第2番 ハ短調 WAB102(1872年初稿版に基くW.キャラガン版)
録音 1996年9月16-17日 ダブリン,ナショナル・コンサート・ホール
<CD3> 8.553454
1-4.交響曲 第3番 ニ短調 WAB103(1873年 L.ノーヴァク版)
録音 1998年8月27-28日 グラスゴー,ヘンリー・ウッド・ホール
<CD4> 8.554128
1-4.交響曲 第4番 変ホ長調「ロマンティック」 WAB104(1881年 R.ハース版)
録音 1996年10月16-17日 グラスゴー,ヘンリー・ウッド・ホール
<CD5> 8.553452
1-4.交響曲 第5番 変ロ長調 WAB105
録音 1996年4月19-20日 グラスゴー,ヘンリー・ウッド・ホール
<CD6> 8.553453
1-4.交響曲 第6番 イ長調 WAB106(R.ハース版)
録音 1995年7月30日-8月2日 ニュージーランド,ロウワー・ハット・タウン・ホール
<CD7> 8.554269
1-4.交響曲 第7番 ホ長調 WAB107(1885年オリジナル版に基くR.ハース版)
録音 1997年5月6-7日 グラスゴー,ヘンリー・ウッド・ホール
<CD8> 8.554215
1-3.交響曲 第8番 ハ短調 WAB108(1887年オリジナル版に基くL.ノーヴァク版) 第1楽章-第3楽章
録音 1996年9月23-25日 ダブリン,ナショナル・コンサート・ホール
<CD9> 8.554216
1.交響曲 第8番 ハ短調 WAB108(1887年オリジナル版に基くL.ノーヴァク版) 第4楽章
2-5.交響曲 第0番 ニ短調「ヌルテ」WAB100
録音 1996年9月23-25日 ダブリン,ナショナル・コンサート・ホール
<CD10> 8.554268
1-3.交響曲 第9番 ニ短調 WAB109(1894年オリジナル版に基くL.ノーヴァク版)
録音 1997年5月8-9日 グラスゴー,ヘンリー・ウッド・ホール
<CD11> 8.554432
1-4.交響曲 第00番 ヘ短調「習作」WAB99
5.交響曲 第4番 変ホ長調「ロマンティック」WAB104(1878年版に基くL.ノーヴァク版) 第4楽章
録音 1995年9月3-4日 グラスゴー,ヘンリー・ウッド・ホール
<CD12>
ゲオルク・テイントナー ブルックナーを語る ※対訳なし
1974年8月 カナダ・ナショナル・ユース・オーケストラへのレクチャー風景 録音 カナダ放送
【演奏】
ゲオルク・ティントナー(指揮)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団…CD1.3.4.5.7.10.11
アイルランド国立交響楽団…CD2.8.9
ニュージーランド交響楽団…CD6
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12.[CD]
使用している版に、ティントナーの強い拘りや信念が見て取れる。しかし、それは、聴き手側にとっては、ブルックナーの各作品に新たな魅力を発見することに繋がっている一方、しばしば冗長さを感じることにも繋がっている。演奏そのものに関しては、一貫して、「静けさ」や「寂寥感」が漂っているのが大きな特徴で、それは5番や8番など中後期の大作においても変わらない。こうした特徴もあって、詩的な情感の漂う初期の作品の演奏が高く評価されがちだし、実際、素晴らしいのだが、そうした側面だけを見てしまうと、ティントナーの芸術の全体像を見誤ってしまう。それというのも、彼のブルックナー演奏の大きな特徴は、骨太のタッチで男性的で雄渾な表現を成し遂げる点にもあるからだ。そのことを痛感したのは、実は、この全集においてではなく、LSOとの5番のCD(1969年録音)を聴いたときだ。LSOとの5番では、静けさ・寂寥感と、男性的な雄渾な表現が見事に両立した圧倒的な名演になっており、そこに私はティントナーの真の素晴らしさを見出した。それを可能にした背景には、LSOの高い演奏技術・パワーがあったのかもしれない。本全集の星の数を5つではなく4つにした理由は、まさにそこにあり、ティントナーの雄渾な表現が十分に活きていないと感じたからである。そして、実は「静けさや寂寥感」も、LSOとの5番ほどには活きていないと言わざるを得ない。しかし、本全集は、そうした問題点を孕みながらも、ティントナーによるブルックナー演奏を00番や0番から9番まで通して聴くことのできる唯一の存在であることに変わりはなく、そこに大きな価値が存在するのは間違いない。
全体的にブルックナーが最初に構想したであろう曲の姿がよくわかる版が選択されているように思います。それだけにある意味冗長なのですが、演奏が(技術面は置いておいて)素晴らしいので何度でも聞き直したくなる出来です。実際聞き直すたびに美しい経過句を発見できるのでそれも楽しみになっています。
先日LSOとの5番が復刻されティントナーの波乱に満ちた生涯に想いをはせた。この全集は最初NZSOが反抗的でSNOが手を差しのべたらしい。病魔との戦い。そして漸く晩年にこの全集で成功するも病苦が彼を鬼籍に…演奏は虚飾ない人柄そのものの演奏。3番1番次いで2番6番をよく聞く。この全集を聞きながらポストや富ばかりが成功ではないと思った。
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