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在庫わずか| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 2012年08月31日 |
| 国内/輸入 | 輸入 |
| レーベル | DG Deutsche Grammophon |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | 4790528 |
| SKU | 028947905288 |
構成数 : 1枚
合計収録時間 : 01:23:00
【曲目】
ブルックナー:交響曲第8番
【演奏】
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
【録音】
1988年11月 ウィーン ムジークフェライン

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カラヤン・ウィーンフィルのこの演奏は今まで通常盤で聴いてきたが、ずっとこころに引っかかるものがあって、esotericのSACD盤で聴き直してみた。
通常盤ではきつい音に感じたが、esoteric盤では随分柔らかく自然体の音になった。
カラヤンの演奏に対する印象も随分と変わった。
カラヤンはベルリンフィルを指揮するときは随分と肩ひじ張っているが、同じウィーン人同志でしかも最晩年のカラヤンが指揮するウィーンフィルを指揮したこのレコードは、老指揮者をウィーンフィルがやさしく抱えるように支えており、カラヤンもそれに全く身を任せているようにみえる。
「楽団の帝王」などとプロパガンダされてきたカラヤンがその重責を逃れて音楽を「楽しんでいる」ように聴こえる。
だから、この大曲がフルトヴェングラーやクナッパーツブッシュのような「圧」を感じることなく自然に耳に届く。身構えなくともこの大曲に自然に浸ってゆく。そういう快さが最晩年のこの演奏を決定的にしている。
全てを神(宇宙・森羅万象の創造者)に任せきってたじろがない。
最晩年のカラヤンの演奏には、これが最期の演奏ではないかという、生への憧れと死の受容と諦念が自然に音化している、そういう自然さと柔軟さにあふれている演奏なのだと強く思った。
そう感じさせてくれたesoteric盤になぜか感謝したい気持ちになった。