指揮・オケ・作品の運命的な出会いが生んだ稀有の名演奏!
2008/09年シーズンのオープニングを飾ったゲルギエフ&LSOの“ラフマニノフ・フェスティヴァル”から、交響曲第2番の登場! ゲルギエフにとって15年ぶりとなるこの録音は、前回のマリインスキーの時よりも大きな構えでオケをたっぷり歌わせ、甘美なメロディがより印象的です。
タワーレコード(2010/04/22)
-超優秀録音- 指揮・オケ・作品の運命的な出会いが生んだ稀有の名演奏
ゲルギエフ&ロンドン響によるラフマニノフ。シリーズ第1弾は交響曲第2番
ゲルギエフ&LSOによるあらたなプロジェクトとして、ラフマニノフのシリーズがスタートします。
■ゲルギエフ&LSOによる『ラフマニノフ・フェスティヴァル』
2008/09年のシーズンのオープニングを飾ったゲルギエフ指揮LSOによる「ラフマニノフ・フェスティヴァル」。フィルム上映やプレ・トークなどのイベントも同時に催され大いに沸いた2008年9月20日、21日の2日間、マチネーを含む計3回のコンサートでは、アレクセイ・ヴォロディン独奏でピアノ協奏曲第3番と第4番、そして第1番から第3番までのシンフォニーが演奏されました。シリーズ第1弾となる交響曲第2番は、両日ともピアノ協奏曲との組み合わせで演奏されたもので、今後、交響曲第1番と第3番、ほかに交響的舞曲も順次リリースしてゆく予定となっています。
■15年ぶりとなるゲルギエフによるラフマニノフの第2交響曲再録音
ゲルギエフは、ラフマニノフの第2交響曲を1993年にもうひとつの手兵マリインスキー劇場管とセッション録音しています。このときも当コンビ初のラフマニノフの交響曲録音でしたが、以来15年ぶり、いまや楽壇のカリスマとなったゲルギエフはもちろん、このたびレコーディングに起用された手兵LSOもまたラフマニノフの演奏にかけては定評のあるオケだけに、このたびの顔合わせにはさらなる期待が高まるところです。
■ラフマニノフとLSO
そもそもLSOの演奏史を遡ると、ラフマニノフはピアニストとして同じ舞台に立っています。まず、1929年11月18日クィーンズ・ホールでアルバート・コーツ指揮、ピアノ協奏曲第4番の楽団初演を果たしているほか、1936年にハミルトン・ハーティの指揮で、さらに1938年にヘンリー・ウッドの指揮で、パガニーニの主題による狂詩曲を演奏しています。
■LSOによるラフマニノフの第2交響曲のレコーディング
LSOによるラフマニノフの録音といえば、真っ先に思い浮かぶのは第11代首席指揮者アンドレ・プレヴィン(在任期間1968-1979)でしょう。LSOはプレヴィンの指揮で、交響曲全曲のほか「死の島」や「交響的舞曲」といった管弦楽曲や、また、アシュケナージをソリストにピアノ協奏曲全曲と、ラフマニノフのレコーディングを数多く残しています。第2交響曲については、LSOはプレヴィンと1966年にセッション録音(RCA)したのちに、交響曲全集企画として1973年に再度セッション録音(HMV)しています。なお、LSOは第2交響曲を1988年にロジェストヴェンスキー指揮でセッション録音(PICKWICK)しています。
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■ゲルギエフ&LSOが存分に歌い上げるラフマニノフの旋律美
ピアノ曲そのままに、ラフマニノフが思いのたけを込めた甘美なメロディが聴く人の心を強く締めつける第2交響曲。ゲルギエフによる新旧のレコーディングはいずれも完全全曲版による演奏ですが、マリインスキー旧盤(実測値58’50”)との比較では、LSO新盤は演奏時間も全体で3分ほど長くなっています。ライヴではよりいっそう畳み掛けるタイプのゲルギエフですが、ここは大きな構えでLSOをたっぷり歌わせているといえるのではないでしょうか。
「ゲルギエフは本能で仕事をする人です。身も心もゆたかにする音楽、とりわけロシア・ロマン派ものは、ゲルギエフの長所を引き出します。」(フィナンシャル・タイムズ紙)
「身を乗り出すような興奮のパフォーマンス。(中略)こんどは、ゲルギエフの厳然とした長所を引き出したのは、ラフマニノフの交響曲第2番でした。」(ガーディアン紙)
「いくつかの解釈上の選択でつまらないけちをつけるひとがいるかも知れないけれども、ゲルギエフが音楽について云おうとしているなにかを否定できなかった。これはかれのレパートリーであり、LSOは立派に応えた。第2交響曲についてはなにもかもがすべて正しいと感じた。」(クラシカルソース・ドットコム)
ゲルギエフによるラフマニノフでは、つい最近もマリインスキー・レーベルでリリースされた、マツーエフとの「ピアノ協奏曲第3番&パガニーニ狂詩曲」の録音がおおきな反響を呼んでいますが、そこでの想像以上の充実ぶりと併せてLSOとの第2交響曲もまたすばらしい成果を提示してくれるものとおもわれます。
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