Rock/Pop
SACDハイブリッド

Pirates<数量限定盤>

5.0

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フォーマット SACDハイブリッド
発売日 2009年06月30日
国内/輸入 輸入
レーベルMofi
構成数 1
パッケージ仕様 -
規格品番 MOFI2040SACD
SKU 821797204064

構成数 : 1枚
合計収録時間 : 00:38:38
録音 : ステレオ (Studio)

  1. 1.[SACDハイブリッド]
    1. 1.
      We Belong Together
    2. 2.
      Living It Up
    3. 3.
      Skeletons
    4. 4.
      Woody and Dutch On the Slow Train To Peking
    5. 5.
      Pirates (So Long Lonely Avenue)
    6. 6.
      Lucky Guy, A
    7. 7.
      Traces of the Western Slopes
    8. 8.
      Returns, The

作品の情報

メイン
アーティスト: Rickie Lee Jones

その他
プロデューサー: Lenny Waronker

オリジナル発売日:1981年

メンバーズレビュー

1件のレビューがあります
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とにかく”エグい”2ndだ。デビュー・アルバムも素晴らしかったが、本作はそれを悠々と超えてきた。
1曲目の「心のきずな」から独特の”エグい”世界観に圧倒される。まるでベテラン俳優の演じる”一人芝居”を観ているように、もの凄い音楽が聴き手の心の奥深く入り込んできて、魂までも揺さぶっていく。大作「ウェスタン・スロープ」もそうだが、楽曲の展開が目まぐるしくて、速球と変化球の投げ分けに全くついて行けず、ただただ翻弄されている。それも心地よい翻弄だ。自由なのだが、規則性を残している。”ジャズ”ではない。アシッドでプログレッシヴな”現代音楽”だと受け止めている。
「リヴィング・イット・アップ」も”静”と”動”の二つの顔を持つドラマティックな佳曲だが、他の追随を許さない前述の2曲に比べると、はるかにポップな印象を受ける。リードの旋律は穏やかで親しみやすいし、歌声はやさしくて温もりがある(ように感じる)。最後には歌姫の華麗な輪舞を想わせるクライマックスが用意されていて、6分半のショート・ムーヴィーは幕を閉じる。
アルバム中盤のスローな「スケルトンズ」や「ラッキー・ガイ」も、決して休ませてはくれない。凪のような静けさの中にも研ぎ澄まされた”緊張感”が潜んでいる。”安息”は、むしろ「スロー・トレイン・トゥ・ペキン」の気の置けないトラッドな楽曲の中にあるのかもしれない。前作のゆっくりと走る夜汽車とは違い、ガタゴトと疾走する賑やかな列車だが、乗り心地はよい。
というわけで、ジャケットの永遠の一コマを切り取った白黒写真も含め、彼女の渾身の1枚だと思っている。傑作だ。
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