1980年代に突入し、音質も向上したアンソロジー・ボックス。ここではアルゲリッチ独奏によるベートーヴェンの協奏曲、ピリオド・アプローチによるアーノンクールの「エロイカ」、ハイティンクとブレンデルによるモーツァルトの協奏曲、さらにはバーンスタインのマーラーなど、豪華共演陣で辿るRCOの歴史が詰まっています。
タワーレコード(2011/08/15)
名門RCOのあゆみを極上ライヴで辿るボックス・シリーズ第5集
ジュリーニのブラームス第4番、アーノンクールの「エロイカ」、アルゲリッチ独奏のベートーヴェン第2協奏曲、デイヴィスのシベリウス
音質優秀! 華やかな客演陣で百花繚乱の1980年代
第3弾以降、RCO Liveより毎年一作ずつのリリースが恒例となった名門RCOのアンソロジーボックス。シリーズ第5集は音質もきわめて優秀な1980年代。前作に引き続き今回もクラムシェル仕様ボックス入りの14枚組、極上のライヴ音源をぎっしり収めています。
このたびの特色として、あらためて驚かされるのが客演陣の顔触れの豪華なこと! 心身ともに充実していた時期のジュリーニによるブラームスの第4番(CD1)、ピリオド・アプローチが清清しい名誉客演指揮者アーノンクールの「エロイカ」(CD12)、エキスパートとして知られるデイヴィスのシベリウスのほか、コンチェルトでは、アルゲリッチ独奏ヤルヴィ指揮のベートーヴェンの第2協奏曲(CD6)や、ブレンデル独奏ハイティンク指揮のモーツァルト第24番(CD8)と興味の尽きないプログラムばかり。
このほかにも、TAHRAからリリースされながら廃盤となっていたヨッフムのブル6(CD2)、また、既出DGG盤と同一音源とおもわれますがバーンスタインによるシューベルト(CD9)とマーラー(CD10)などが聴けるのも思いがけない喜びといったところではないでしょうか。そして、ケウリスによるRCO100周年記念の委嘱作(CD14)が含まれているのも当シリーズならではの趣向といえるでしょう。
まさに壮観。2008年創立120周年の伝統を誇るRCOだからこそ実現しうる、この上ない充実の内容となっています。
[コメント提供;キングインターナショナル]
発売・販売元 提供資料(2009/04/08)