| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 2008年11月10日 |
| 国内/輸入 | 輸入 |
| レーベル | Berlin Classics |
| 構成数 | 8 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | 0018451BC |
| SKU | 782124845124 |
構成数 : 8枚
合計収録時間 : 08:08:00
【曲目】
[Disc1]
フェリックス・メンデルスゾーン:
交響曲第3番 イ短調 「スコットランド」 Op. 56
ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op. 64
イーゴリ・オイストラフ (ヴァイオリン)
フランツ・コンヴィチュニー (指揮)
1962年、ステレオ(交響曲)、1956年、モノラル(協奏曲)
[Disc2]
アントン・ブルックナー:交響曲第6番 イ長調 WAB 106 (ハース版)
ハインツ・ボンガルツ (指揮)
1964年ステレオ録音
[Disc3]
モデスト・ペトロヴィチ・ムソルグスキー:
組曲「展覧会の絵」(M. ラヴェルによる管弦楽編)
交響詩「はげ山の一夜」(N. リムスキー=コルサコフによる管弦楽編)
イーゴリ・マルケヴィチ (指揮)
1973年5月14~18日、ライプツィヒ贖罪教会でのステレオ録音
[Disc4]
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 「皇帝」 Op. 73
ピアノ・ソナタ第26番 変ホ長調 「告別」 Op. 81a
ディーター・ツェヒリン (ピアノ)
クルト・ザンデルリンク (指揮)
1962、1969年ステレオ録音
[Disc5]
アントニン・ドヴォルザーク:
スラヴ舞曲集 第1集 Op. 46, B. 83 ~第1&7番
スラヴ舞曲集 第2集 Op. 72, B. 147 ~第1、4、7、8番
ヨハネス・ブラームス:
ハンガリー舞曲集 WoO 1 ~第1、3-7、17、18、20、21番
ヴァーツラフ・ノイマン (指揮)
1965年ステレオ録音
[Disc6]
ベドジフ・スメタナ:
連作交響詩「わが祖国」
ヴァーツラフ・ノイマン (指揮)
1968年10月ステレオ録音
[Disc7]
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:
交響曲第9番 ニ短調 「合唱付き」 Op. 125
エッダ・モーザー (ソプラノ)
ローズマリー・ラング (メゾ・ソプラノ)
ペーター・シュライアー (テノール)
テオ・アダム (バス)
ゲヴァントハウス児童合唱団
ゲヴァントハウス合唱団
ライプツィヒ聖トーマス教会合唱団
ライプツィヒ放送合唱団
クルト・マズア (指揮)
1981年10月8日、新ゲヴァントハウス・オープニング・コンサートのステレオ・ライヴ録音
[Disc8]
ジョージ・ガーシュウィン:
ラプソディ・イン・ブルー
歌劇「ポーギーとベス」組曲
キューバ序曲
パリのアメリカ人
ジークフリート・シュテッキヒト (ピアノ)
クルト・マズア (指揮)
1974年6月24~26日、アオエンス・ハウス、ライプツィヒでのステレオ録音
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ゲヴァントハウス管の歴史は古く、1743年に創業している。あのウィーン・フィルより100年ほど古いのだ。ここに聴くベートーヴェンの《皇帝》やメンデルスゾーンの2曲は、ゲヴァントハウス管が世界初演を担当した演目でもある。そうした楽団の矜持が、ここにもしっかりと刻まれている。
ここまで堂々とした風格を湛えた《皇帝》も珍しい。まるで横綱相撲のようだ。メンデルスゾーンも、ヴァイオリン協奏曲におけるポルタメントを多用した節回しが、何ともロマンティックだ。
やはり、低弦に下支えされた重厚な音はドイツ・ロマン派音楽にこそ最も似つかわしく、ボンガルツのブルックナーなどでは迫力の金管もあって雄渾の極み。一方、ノイマンによるスメタナも、後のチェコ・フィル以上のボルテージを感じさせ、まるでライヴさながらの超熱演である。ムソルグスキーは、ラヴェル編曲からイメージされるフランス的な音は鳴りを潜め、どこまでも渋く仄暗い異色の出来。ガーシュウィンも、アメリカのオケのような楽天的な響きではなく、あくまで手堅くシンフォニックに料理されているのが面白い。
総じて、旧東独時代のこの楽団の特徴を様々な曲目を通して知れる、面白いBOXと言えよう。