ジャズ界の至宝とも呼ばれるピアニスト、ハンク・ジョーンズを中心に、ドラムスにオマー・ハキム、トランペットに日野皓正といった錚々たる面々と競演が実現した、女性ジャズ・ヴォーカリスト、ティファニーのセカンド・アルバム。 (C)RS
JMD(2010/06/14)
【珠玉の歌姫“ティファニー”ジャズ界最高峰の演奏陣をバックに華麗に歌う2ndアルバム】
2006年10月にデビューして以来、人気急上昇中のヴォーカリスト“ティファニー”。「こんな逸材が今までデビューしていなかったのが不思議!」と耳の肥えたファンや一緒に共演したミュージシャン達を驚愕させたのも記憶に新しいところ。ジャズが持つ楽しさ、そして奥深さを伝えられる本格的な実力派シンガーとして注目が集まっている。
そのティファニーのセカンド・アルバムが早くも登場。それもジャズ界の至宝とも呼ばれるピアニスト“ハンク・ジョーンズ”を中心に、ドラムスに“オマー・ハキム”、トランペットに“日野皓正”といった錚々たる面子と競演が実現した、超話題作。
しかも、歴戦のジャズ・ジャイアンツたちの演奏に臆することなく、軽快に、そして時にはしっとりと歌うティファニーの魅力と実力が遺憾なく発揮されたアルバムである。
さらにベーシスト“坂井紅介”、サックス“レイモンド・マクモーリン”、キーボード“海野雅威”と国内外のベテランから若手まで、まさに現在のシーンを彩る最高峰の演奏者達が参加している。
聴く者をワクワクさせるチャーミングな魅力や、魂を揺り動かすディープな表現力に更に磨きがかかっている点にも注目だ。
レコーディングを終えたハンク・ジョーンズが「ティファニーはまだ新人かもしれないが、彼女の歌にはドラマがある。その歌で描かれている情景が目前に浮かんでくる。ヴォーカリストとして、とても大切な資質だ。望んでも誰もが得られる才能ではないからね。」と大絶賛。
アルバムの最後を飾るティファニーとハンクのデュオによる『ボディ・アンド・ソウル』は、息をのむような緊張感と美しさが同居する必聴曲だ。
最高の演奏陣を得て、軽やかに、ダイナミックに、そして深く訴えかけてくるティファニーの歌声。本物同士にしか紡ぎ出せない世界は、歌に描かれたドラマにひととき陶酔させ、至福の時間を与えてくれるだろう。
タワーレコード(2009/04/08)