| フォーマット | SACDハイブリッド |
| 発売日 | 2005年12月12日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| レーベル | フォンテック |
| 構成数 | 2 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | FOCD-9253 |
| SKU | 4988065092535 |
構成数 : 2枚
合計収録時間 : 01:21:31
【曲目】
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」
【演奏】
大植英次(指揮)、大阪フィル
【録音】
2005年3月20日、東京;サントリー・ホール(ライヴ)

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普通「第6番」に関しては、聴き流し状態でも「嗚呼、美しいな」とか「凄い迫力!」と思う箇所が幾つかあるものですが、此のCDに関しては、気が付いたら終わっていた、と言う感想しかありません。
此の実演をサントリーホールで聴いた方はきっと感動したのでしょうが、私がCDで聴く限り、「取り敢えず6番を演奏してみました」以上の何も心に残りません。
バーンスタインの2回の録音やカラヤン、ブーレーズでも感動はありませんでしたのでまぁ、私の耳が悪いのでしょう。其れから此のCDの酷い処は解説書に未だにアルマ・マーラーの『回想』に書かれている曲の「解釈」を其の儘引用している点です。
60年代ならいざ知らず、21世紀にもなってアルマの『回想』等は「後書きの作文」であり、マーラーは何一つ第6番に就いては語っても書き残してもいない事は「常識」なのに。
抑も「悲劇的」というタイトルからしてマーラーが付けたものではないのです。
こう言ういい加減なCDを出しているから、未だに「マーラー伝説、マーラー神話」が罷り通っているのです。
リブレットの解説を書いた岡本某なる人物は私の識る処ではありませんが、マーラーに就いてもう少し誠意を以て「解説」して欲しいものです。少なくとも「虚偽」を書くのは止めて欲しいです。
故に演奏その物は「★3つ」ですが、解説が酷いので、「★2つ」と評価致します。
こんなCDは「有っても無くても良い」というのが私の正直な感想です。