メンバーズレビュー一覧

紺ヤンさんが書いたメンバーズレビュー

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(全4件)

四柱推命の謎と真実

波木星龍

5:
☆☆☆☆☆
★★★★★

奥深き四柱推命の世界を更に広い見識で理解したい方へお薦め!
但し前提としてある程度の四柱推命の知識が必要。
そして「流派によって鑑定方が異なる」という事を理解し許容している事も本書を楽しむ上で大切な事である。
また筆者自身も「これは筆者の持論である」という趣旨を前提に書かれている所に好印象を覚える。
四柱推命をある程度勉強すれば「昔からそういう物と決まっている」「詳細不明」とされている事柄がいくつかある。
そういった事柄に対して筆者の幅広い占術の知識を総動員してその説明と解説に注力されている。
それは四柱推命の知識・歴史だけでなく人類と「占い」という目に見えぬ力との歴史への旅にも思える。
四柱推命を愛する人にこそ読んで欲しい一冊である。

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紫の炎

Deep Purple

5:
☆☆☆☆☆
★★★★★

第3期ディープ・パープルの第1作目(74年)。ボーカルにデイヴィッド・カヴァデール、ベース兼セカンドボーカルにグレン・ヒューズが加入。人事移動も上手くいきブラックモアのプレイもアグレッシブに!とくにペイスのドラム捌きが素晴らしい!
タイトル曲「BURN」は深紫流ハードロックの完成型。ソリッドなリフ、シンプルは構成、疾走感。これぞディープ・パープル。このギターソロ、キーボードソロは口ずさめるようになるまで聴け!
タイトル曲以外の曲には二人の加入によりブルージーかつファンキーな要素が強まる。「MIGHT JUST TAKE YOUR LIFE」「SAIL AWAY」はポール・ロジャースが歌ってもおかしくない(彼が深紫に誘われたのも納得できる)。
「MISTREATED」ではカヴァデールが、「LAY DOWN, STAY DOWN」ではヒューズが映える。(特に「MISTREATED」。前任者には歌えない名曲!)
第三期ペイスのドラムソロ曲「YOU FOOL NO ONE」。この曲でもリズムの使い方等に新しい要素を取り込む。ホンキートーク風の「WHAT’S GOIN’ HERE」もいい。
キャッチャーな曲と聴かせる曲とが同居する。名盤!

この作品で勢いづいた深紫(黒装束)はカリフォルニアにてギターでテレビカメラをぶん殴り、マーシャルアンプを爆発炎上さえる。74年、紫の炎は誰にも止められなかった。

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アダム・ランバートという神からの贈り物。
これはクイーン+アダム・ランバートという新しいユニット。
「自分はフレディ無い」と認め、華麗歌いあげる彼のパフォーマンスから溢れるフレディへの敬意。
彼の存在が「フレディ無しでクイーンを名乗るべきか?(続けるべきか?)」の論争を無意味な物とする。

「フレディの音楽を届け続けよう」と唱えるブライアン・メイとロジャー・テイラー。
「フレディがいないなら・・・」と引退したジョン・ディーコン。

どちらも『愛』。

本作を聴くも聴かないも、認めるも認めないも『愛』なのだ。

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クイーン、バンド史の美しきエピローグ。
病魔と戦いながらも最後まで音楽への情熱を消さなかったフレディ・マーキュリー。
彼の死を受け入れ、乗り越え、最後の録音を作品として仕上げた3人のメンバーの思いが胸を熱くする。
過去の作品やメンバーのソロ作品のリメイクを含む本作、そんな事は全くネガティブに作用しない。
歌われるのは愛、友情、生きる事への感謝。
クイーン史上、最も美しく、最も悲しく、最も力強く、そして最も愛に溢れた作品。

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