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ワーグナー: 舞台神聖祝典劇「パルジファル」全曲 (1951年録音)<タワーレコード限定>
ハンス・クナッパーツブッシュ、他
有名な1962年盤よりはるかに優れた演奏。バイロイトデビューだったメードルやヴィントガッセンなどの若手とウェーバーのような戦前からのワーグナー歌手がクナの入魂の棒のもと見事にかみ合っている。ワーグナー演奏の伝統が受け継がれる歴史的な瞬間と言えるだろう。モノラルだが音質は良好で鑑賞に差し支えない。タワーレコードの再発で2幕と3幕がそれぞれCD1枚ずつに収められたことも特筆するべき。クナのパルジファルは絶対にこれを聴くべき。
チャイコフスキー名演集~3大交響曲&管弦楽作品集
秋山和慶、他
広響の充実ぶりに驚かされる。特に弦楽は素晴らしく、弦楽セレナーデは出だしから「おっ!!」と思わせる。秋山先生のオーケストラビルダーとしての確かな腕が感じられる。もっともっと長生きして頂きたかったが、このBOXが商品化されたことには感謝しかない。
ワーグナー: 楽劇 《トリスタンとイゾルデ》
ダニエレ・ガッティ、他
コロ以来の素晴らしいシャーガーのトリスタン。絶対聞くべき。
Tchaikovsky: Piano Concerto No. 1(the original version); Rachmaninov: Piano Concerto No. 2
ラザール・ベルマン、他
リヒテルの有名なラフマニノフはDG盤よりも音が良い。このCDはメロディアのオリジナルマスターから制作したものと思われる。ベルマンのチャイコフスキーはデジタル録音なのでシュワンが出していたCDとさすがにそれほど音質は違わないが原典版で貴重
シャーガーの現代最高のトリスタン。ニコルズもまずまず。絶対に聴くべき。4月に来日していれば来日記念盤になるはずだったのだが。
エミール・ギレリス第11集 - ベートーヴェン、ラフマニノフ: ピアノ協奏曲第3番
エミール・ギレリス、他
ギレリスのラフ3はクリュイタンス版があるが、本人は不満だったと伝えられる。西側で商品化されなかったライブ録音がソビエトではLPになったのは恐らく本人の強い希望だろう。60年代に入り急速に円熟味を増したギレリスの素晴らしい演奏がついにCD化されたことを喜びたい。個人的にはホロヴィッツ・ライナーのモノラルとアルゲリッチのライブと並ぶベストパフォーマンス。ぜひ一聴を。
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