Satie / オルガ・シェプス
Satie
オルガ・シェプス
深く柔らかく音色をよく捉えた素晴らしい録音と演奏。選曲が良く、特に、独特の浮遊感のあるジュトゥヴ、それに続く3つのサラバンドの妙なる音と間の世界、Tendrementの美しい表現に、しばし時のたつのを忘れる。
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(全33件)
デッカ録音全集<限定盤>
ホルヘ・ボレット
既に所有しているものもあったが今回買い替え。一部にあった高音域のクセが、リマスタリングで改善され、ボレットの美しいタッチがすべて高音質で楽しめる。それにしても何と透明で美しいピアノの音。もっと優秀な技術をもつピアニストはいるだろうが、こんなに詩的でよく歌うピアノは滅多に聴けない。すべてが傾聴に値する名演揃いだ。
ドヴォルザーク: 交響曲第7番~第9番、序曲「自然と人生と愛」
セミヨン・ビシュコフ、他
ビシュコフの指揮は特に個性的ではないが、オーケストラを自然なフレージングでドライブする呼吸感が素晴らしい。これぞドヴォルザークを聴く醍醐味といえる。オーケストラの充実した響きをしっかり捉えた優秀録音で、部屋が美しい響きで満たされるよう。
ドイツ・グラモフォン&アーゴ録音全集<限定盤>
マイケル・ティルソン・トーマス
入手難だったものが多く大歓迎の再発。チャイコフスキーはこの曲の魅力を余すところなく再現した素晴らしさ。春祭は、PentatoneのSACDがおそろしく残響過多なリマスターが不満だったが、より自然な音質に戻った。ルイサダとのコンチェルト2曲は、若きルイサダの冴えた感性が魅力で、今まであまり話題に上がらなかったのが不思議なくらい。ドビュッシー、マイスキーとのショスタコ、ズーコフスキーとのW.シューマン、バーンスタインも素晴らしく、価値あるセットだ。録音年代はかなり以前のものもあるが、いずれも優秀。
フォーレ: ピアノ作品全集
ローラン・ヴァグシャル
今年3月に発売されたドゥバルグによる全集も良かったが、私見ではこちらはさらに上回る素晴らしさだ。ブリリアントなドゥバルグに比べ、温かく深みのあるタッチが美しく、優秀な録音がそれをよく捉えていて、フォーレの美しい音楽を心から堪能できる。従来の全集では、コラールが固い音質に難があり、ユボーは渋すぎるというように不満があっただけに、こうしたすぐれた全集の出現は有難い。管弦楽曲の編曲等収録曲数も多い点も価値がある。
ジョルジュ・シフラ 1960-1961-1962 コンサート・ライブ
ジョルジュ・シフラ
音質が今一つなのが残念だが、最盛期のシフラの記録を楽しめるセット。ライブにもかかわらず、技巧の完成度は高くタッチも美しい。グリーグ、チャイコフスキーやリストは、シフラならではの爆演で、さらにスカルラッティやベートーヴェンが素晴らしいのが収穫だ。
ドヴォルザーク: 後期交響曲集(第7番、第8番、第9番「新世界より」)、スーク: 組曲「おとぎ話」(2024年マスタリング)<タワーレコード限定>
ズデニェク・マーツァル、他
自然体で無理なく音楽が鳴り響いている感。チェコフィルの美しい響きが優秀録音で捉えられていて、幸せな気持ちに包まれる。素晴らしいドヴォルザークのセットだ。
ラフマニノフ: ピアノ協奏曲全集&パガニーニの主題による狂詩曲
アール・ワイルド、他
ラフマニノフのP協全集として、トップランクに位置する名演。輝かしいピアノと雄大なオケが素晴らしい音質で楽しめる。もともとが優秀録音だったので、SACDとはいえこの価格は、少々高いかなと思いますが。
チャイコフスキー: 交響曲第4番, 第5番, 第6番「悲愴」, 他<タワーレコード限定>
クラウディオ・アバド、他
オケが良く鳴っており、ダイナミックレンジの広い優秀録音もあり、満足度が高い。シカゴ響との全集も名演だが、こちらも忘れ難い演奏だ。
フォーレ: ピアノ独奏曲全集
リュカ・ドゥバルグ
Stephen Paulello という102鍵のピアノを始めて聴くが、低域から高域まで美しい音色だ。フォーレというと静謐でこじんまりして印象があったが、このディスクでは、デュナミークの振幅が大きく、各曲が大きなスケールで描かれる。弱音から強音まで、音色が非常に美しく表情が多彩なので、1枚目の初期の作品から4枚目の晩年の作品まで、一気に聴いてしまった。優秀録音。
交響曲全集<限定盤>
ヴォルフガング・サヴァリッシュ、他
しなやかで瑞々しい弦が間接音たっぷりの中に映え、ゾンダーマンのティンパニーがくっきりと響わたる。これまでSACD含めCDリマスターの度に満足できなかった音質が、ここでようやく満たされた思い。 LP初出の際に味わった感動が蘇った。 これは宝物になります。
シューマン: 交響曲全集、《マンフレッド》《ゲノフェーファ》序曲<タワーレコード限定>
ラファエル・クーベリック、他
後のバイエルンとの演奏はもっと穏健さが勝った演奏だが、こちらはクーベリックの気力の乘った指揮のもとオケの充実振りが凄い。 SACD化は大成功で、厚い低域に支えられた管弦楽演奏を楽しめる。
ベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ集 第6番-第8番
クリスティアン・テツラフ、他
清冽なテツラフのヴァイオリンと流麗なフォークトのピアノがベストマッチ。作品30の3曲だけで、このコンビのベートーヴェンがもう聴けないのは寂しい限り。スプリングやクロイツェルソナタも聴きたかった。録音は極めて優秀。
モーツァルト: 交響曲選集(第32~34番、第39~41番)
オトマール・スウィトナー、他
シングルレイヤーSACDということで音質に期待したが、よく言えば角が取れて穏やかということになろうが、これが全盛期のエテルナのアナログの音なのだろうか? かつての廉価ボックス「Suitner Legendary recordings (10CD)」のほうがずっとクリアーな音質だった。好みの問題かもしれないが、リマスタリングは難しいと感じた次第。
シューマン: 交響曲全集(2022年ORTマスタリング)<タワーレコード限定>
従来CDからの買換え。音質改善を期待したが、残響過多でもやもやした感じは変わらない。演奏自体は、質実剛健な中に柔らかさを湛えた、スイトナーの美質がよく出た名演だが、この音質では欲求不満が募る。
リスト: ピアノ協奏曲第1番・第2番/ボロディン: 交響曲第2番<タワーレコード限定>
スヴャトスラフ・リヒテル、他
協奏曲集の音質に関してはmarbleさんに同感。独philipsのソナタとカップリングされた盤の方がすっきりした音質で、ずっと好ましいと感じます。
ショパン: ピアノ曲集
タマーシュ・ヴァーシャリ
ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ全曲+ピアノ協奏曲全曲+ディアベッリ変奏曲
ポール・ルイス、他
ピアノソナタ全集からの買換え。私見では、音質も含め、現在のベートーヴェンのソナタ、協奏曲全集の最高のCD。極めて美しい音色と充実したソノリティで、曲の良さを堪能できる。バックハウス、ケンプ等過去の歴史的な遺産とは全く異なる、清々しい感動を得られる全集。録音も素晴らしい。
ショパン: ピアノ作品集<限定盤>
フランソワ=ルネ・デュシャーブル
小細工のない極めてストレートな表現でベートーヴェンのように弾くが、表情付けが細やかなので、ショパンの音楽の美しさを十分に堪能できる。 たっぷりした低音に支えられたタッチが美しい。 中でも、協奏曲第1番、ソナタ、バラード集が出色で、ショパンが、サロン風でなく構築がしっかりしたスケールの大きい音楽に聞こえる。 もっと色んな曲を聴きたい、引退が惜しまれるピアニスト。
ブラームス: 交響曲全集、ハイドンの主題による変奏曲<タワーレコード限定>
ルドルフ・ケンペ、他
テイチクの国内LPはFレンジの狭い硬い音で、その後何度か発売されたCDも冴えない音質でだったので、こんなものかとあきらめていましたが、今回は、これまでの不満を解消する素晴らしい音質改善で、演奏そのものの印象も見違えるよう。 何よりも、奥行きのあるオーケストラの響きと、深々とした低弦が魅力的です。
ブルックナー: 交響曲第4番「ロマンティック」、第5番<タワーレコード限定>
ScribendumのBOXはお世辞にも優秀とはいえない音質だったが、今回のSACDは、すっきり伸びた高域と深々とした低域、自然な音場感で、ケンペのブルックナーを堪能できた。歴史的遺産の復元に大感謝です。
ベートーヴェン: 交響曲全集、序曲集(「プロメテウスの創造物」序曲、「エグモント」序曲、「レオノーレ」序曲第3番)<タワーレコード限定>
音質では1989年EMI ElectrolaのCDが最も自然で好ましいと思いますが、中古市場でも入手困難な模様。 Esoteric盤にはがっかりでしたが、今回のSACDは、やや高低域の強調感はあるものの、Electrola盤に近く好印象です。
ブラームス: ヴァイオリン協奏曲(1960年録音)、ベートーヴェン: 三重協奏曲(1958年録音)<タワーレコード限定>
ダヴィド・オイストラフ、他
ブラームスは、リマスターによりソロはクリアーな音になったが、強奏特の高域の歪みが目立ち、ちょっと聴き疲れする。 クレンペラーアニバーサリーエディションのセットに入っていたものは、もっと聴きやすい音質だったので、持っている人は処分しない方がよいかも。 ベートーヴェンは、充実した音質で楽しめる。
ベートーヴェン: 交響曲全集 (1975-1977年録音)<限定盤>
ヘルベルト・フォン・カラヤン、他
我家はサラウンド対応ではないので、LPCM Stereo24bit/192KHzでの感想。 広大なレンジ、清々しい高域と深々とした低域の迫力に圧倒された。 最新録音にも匹敵する音質に驚くばかり。 もっと色々な音源をBDリマスターで聴きたいと切に思う。 専門誌は相変わらずSACD礼賛で、本商品を含むBD音源に見向きもしないが、コスパも含めもっと注目されてよいと思う。
モーツァルト: 交響曲全集 [10CD+Blu-ray Audio]<限定盤>
カール・ベーム、他
タワレコサイトでは扱いがなく、アマゾンで購入。過去のCDでは、何故か録音の新しい初期~中期の曲の音質がイマイチだったが、今回のリマスター(特にBD)ではかなり改善されている。相変わらず重量感には欠けるものの、音の純度が上がり新鮮な響きになり、細かなニュアンスが楽しめるようになった。もともと優秀録音だった後期の曲では、国内SACDより優秀な音質だと思う。何故、廃盤扱いになっているのか?
UHQCD DENON Classics BEST モーツァルト:交響曲第38番≪プラハ≫/交響曲第第39番
ヘルベルト・ブロムシュテット、他
旧譜(COCO-70487)からの買換え。新方式によるリマスター効果は明白で、以前のもっさりした響きから、オーケストラの響きが豊潤になった。澄み切った中高域と豊かな低域が、たっぷりしたホールトーンに包まれて、モーツァルトを聴く醍醐味をたっぷり味わえる。
UHQCD DENON Classics BEST ブルックナー:交響曲第4番≪ロマンティック≫
優秀録音により、ドレスデン・シュターツカペレの深々とした低弦とルカ教会の音響により、素晴らしいブルックナーを堪能した。この時期のブロムシュテットとのコンビものをもっと聴きたくなる。故宇野功芳氏が執筆したライナー(1982.5)が封入されている。
ブラームス: ピアノ独奏作品全集
バリー・ダグラス
最近のブラームスではアンゲリッシュと並び出色のセット。胸のすくようなピアノの音色、テクニックに加え、詩情も豊かで、ブラームスはこうしたダイナミックな演奏で聴きたい。優秀録音。CDは紙ジャケだが、既発アルバムごとのブックレットが6冊封入されている。
ベートーヴェン: 交響曲全集 [5CD+Blu-ray Audio]<限定盤>
レナード・バーンスタイン、他
従来盤はシングルレイヤーのSACDを含めやや肌理の粗い音質だったが、今回のリマスターでは、従来盤のややデッドな音響が、ホールトーンを伴って潤いのあるナチュラルな音質になった。低域はよく伸び、高域はナチュラルで、生まれ変わったような印象。BDもCDもよい。ブラームスの全集も是非リマスターしてほしい。
ショパン: マズルカ全集 (51曲)
イリーナ・メジューエワ
本当に深いところでショパンの神髄をついた、期待に違わぬ名演奏。初期のものより中期以降の曲が特に素晴らしい。Op68-4はミケランジェリの名演が忘れ難い改訂版も入れて欲しかった。
モーツァルト: 交響曲集 (第25・29・33・35《ハフナー》・36《リンツ》・39・40番), セレナード第13番《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》, 行進曲 K.408<タワーレコード限定>
イシュトヴァン・ケルテス、他
従来CDで慣れ親しんだアナログ風のゆったりしたサウンドから、シャープでスリムな音質に変貌。36番、39番、アイネクライネは、ちょっとシェイプアップしすぎで違和感がある一方、他の曲は見事なリマスター効果。従来CDも手放せない。
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 全曲 [SACD[SHM仕様]]<初回生産限定盤>
ピエール・フルニエ
従来CDに比べ、一皮剥けたといってよい鮮烈な音質に変身。低域は従来CD同様今一つだったので、アンプのBASSを3段階ほどBOOSTしたところ満足のゆく音質になった。エソテリックのようにリマスター時にオリジナル音源を操作していないようだが、音の素性が良いのでトーンコントロールの効果も素直に反映する。
モーツァルト:交響曲第36番≪リンツ≫≪プラハ≫・第40番≪ジュピター≫<タワーレコード限定>
カール・シューリヒト、他
リマスターの効果は顕著で、低域の彫が深くなったためオケの立体感が増したこと、また間接音がきめ細やかになったことから、パリオペラ座のオケが以前より上手に聞こえる。 歴史的名演が良い音質で復活したことがうれしい。