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六文銭さんが書いたメンバーズレビュー
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ベートーヴェンの“英雄”について、ORFEOから正規盤が発売されたからには、商品価値は無くなったと思う。
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フルトヴェングラーのSACD化された今回の演奏は、従来のTAHRA盤と比べてもモノラル録音でありながら臨場感があり、音質も向上し、ベートーヴェンの“第9”の決定盤であると思う。
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このフルトヴェングラーの“英雄”は、LP時代初めて聴いた時、身震いしたのを懐かしく思い出しました。今もってこれを超える演奏はありません。
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クナッパーツブッシュの「フィデリオ」は、LP時代から幾つかのレーベルで発売されてきましたが、CDではこの盤が最も聴きやすいと思う。特に“レオノーレ第3番”は素晴らしい演奏です。
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クナッパーツブッシュにはセッション録音が数少なく、評価はライヴ録音が中心になってしまいますが、その中でもブルックナーのセッション録音である「交響曲第8番」はスケール感があり、他の指揮者の演奏を圧倒します。
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クナッパーツブッシュには数種類のブルックナー“第8”がありますが、ライヴ録音としては、重厚でスケールが大きく一番安定した演奏です。
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この十数年の間に数多くの“リング”が発売されましたが、その中でもクナッパーツブッシュのはバイブル的存在です。音質も当時としては良好で、これを無視して他のは聴けません。
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LP時代、独テルデックから、C・クラウス同様の「R・シュトラウス作品集」がセットで発売され購入した事がありますが、それ以来まとめて聴くのは久し振りで、どれもしっかりした音質で感動しました。C・クラウスこそR・シュトラウスのスペシャリストで、これこそ推薦に値するセットです。
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40年前に、新宿の某レコード店で、VOX盤のLPを見つけ購入しょうと思いましたが、粗悪品で断念した思い出があります。今回改めてCDで購入しましたが、オペラ指揮者だったのか声楽部分はとても良かったです。
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バーンスタインのようなスケール感はないし、何を言わんとしているのか、理解できない演奏。
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まさに、現代の「ワーグナー音楽」の守護神!この数年間で、2度も正規盤として、“リング”が発売された例は、過去にもないでしょう。大いに期待したいところです。
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本当の意味で、ワーグナー指揮者とは、クナッパーツブッシュの事であろう。今回、最晩年のミュンヘン・フィルとの録音が海外で、まとまって発売されたのは初めてだと思う。そして、呼吸をしながらうねる演奏は、まさにクナッパーツブッシュの得意とするところで、一度は聴いて頂きたい録音であります。
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クナッパーツブッシュの管弦楽曲集は、デッカ盤がオリジナルですが、初期LPから板起こしされたプライザー盤の方が音に艶があり、素晴らしいの一言です。
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ミュンシュのような豪快な派手さはないが、叙情的でホッとさせられる演奏である。
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チッコリーニのベートーヴェン・ピアノ協奏曲の全曲(2001年録音)は、すでにイタリアのFrameレーベルから2005年頃にチェッカーとの指揮で発売されております。オーケストラが室内管弦楽団だったせいか、さほどスケール感はありませんでした。
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初めて聴きましたが、ミュンヘンPOと同様のライヴ録音とはいえ、最初からレコード化を目指したものであり、本当の意味での臨場感はミュンヘンPOの方がはるかにあり、今回の評価を4とした。
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先日、偶然に御社の渋谷店で見つけましたが、改めて聴いてみると、過去のLP時代の出所不明の録音に比べても音質が明瞭で、カンテルリの生き生きとした演奏が印象づけられました。
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クナッパーツブッシュのブルックナーの「交響曲第5番」は、ステレオによるウイーンPOのDECCA盤がありますが、録音が今一でした。ところがミュンヘンPOのDREAMLIFE盤は、モノラルなのに臨場感があり感動したところです。
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但し特典CDのみ評価なし、音とびの多いのにはがっかりしました。これではLP時代の粗悪な海賊盤と同じです。もっとましな音源がどこかに存在する事を期待します。
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ニコライの”ウインザー”は、他の指揮者でLP時代から聴いていたオペラですが、序曲以外は面白くなく敬遠していました。ところがクナッパーツブッシュは自身が楽しんでいるかのような演奏で、歌手達も生き生きとしており臨場感もあり感動しました。
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LP時代よく聴いたクレメンス・クラウスの”リング”、正に数年前に発売されたクナッパーツブッシュとは対極をなす演奏で、今後とも歴史的名盤として残るでしょう。
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