50周年をスルーした2作が揃って50周年盤発売。BDオーディオに色々入っていたので、結局予約購入しました。
引っ越したばかりで、CDをヘッドホンで聴けるようになったので、早速CDのみですが聴いてみました。
以前より各パートの分離がよくなって、こんな風に演奏していたのかと感じる部分が多く、しかし40周年でも分離は十分良くなっていた気がしたので、聴き比べてみると。
40周年盤は、特定のパート、例えばリザードではメロトロンやオーボエなどが大きすぎるため、音が重なるとバックの演奏が聴こえずらくなり、ピアノは鳴っているがどんなフレーズがまではわからない、というような状態になっていたのですが、各パートの音量も適切に調整されているので、より見通しがハッキリしたという感じ。
その代わり、ピーコック物語のボレロでメロトロンがジャーーーン!っと盛大な終わり方だったのが、メロトロンはバックで微かに鳴っている程度など、印象がかなり変わった部分も多いです。
この作品自体、ファンからの評価もかなり低いのですが、水の精などのような美しい曲もありますし、個人的には近年かなり好きになり聴いているアルバムです。King Crimsonらしさに欠けるアルバムではありますけれどね。