モーツァルト: ピアノ協奏曲第17番、第10番、J.S.バッハ: 2台のピアノによる協奏曲 BWV1060

エリック・ハイドシェック

超名盤！ハイドシェック夫妻のエスプリと気品に満ちた演奏が炸裂。自作のカデンツァも珍しい。田部井剛とカメラータ・ジオン。ここ数年認知されつつある団体だが今回フランスから逆輸入された。節度と気品ある演奏は日本の楽団とは思えない。新しい世代の登場にふさわしい名盤の登場である。まさに佳き時代の名演奏家と若い演奏家の出会いである。必聴！

シューマン&ブルックナー

飯守泰次郎

飯守＆シティフィルのシューマン＆ブルックナー。いうまでもなく権威ある名盤。良くも悪くもオルガニスト、ブルックナーの素顔を描き出している。シューマンもライヴながらも聴く者を惹き付ける。両公演を担当していた前コンマスの浜野考史氏の音楽的分析と飯守の音楽への献身ぶりが演奏を成功させている。シューマンの第2楽章のヴァイオリンソロがかくも美しく日本のオーケストラで演奏された事があったであろうか。名盤。