美しい録音。1番の出だし、トランペットとホルンのファンファーレから、なんて良い音と引き込まれ、4番まで一気聴きししました。それでも2時間と少しですのであっという間です。晩年精神を病む繊細さがピアノ曲ですとしばしば感じられるのですが、交響曲はベートーヴェン、メンデルスゾーン、シューベルトのそれのような温かみがあります。また1番から4番まで続けて聴くと変遷が見えて面白かったです。室内楽的な響きで定評のあるトウキョウ・ミタカ・フィルハーモニア、このアルバムでは通常より編成が小さく(弦7ー6ー5ー4ー2)通常のフル編成では聞こえない音が聴こえるような気がします。