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Ameixaさんが書いたメンバーズレビュー
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「北欧の巨人に挟まれたギリシャの美しい乙女」とのシューマン評のとおりの美演である。肉付きのよい美女で、とくに第2楽章は癒される感じがする。 メインの展覧会の絵は柔らかめのタッチで描いた彩り豊かな油彩画である。ここぞというところの迫力・盛り上がりもすごい。ラストのキエフの大門は圧巻! 晩年とはいえ、さすがはカラヤン、まったりしているけど枯れておらず、十分瑞々しい。
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バッハのパルティータとラヴェルの「水の戯れ」はクリスタルな感じの硬質なタッチで美しい仕上がりでした。ショパンのスケ3、多少の粗が有り、完成度では60年代のスタジオ録音に譲るが、ライブならではの緊張感を孕んだ迫力はなかなか。スカルラッティのソナタ、小気味良い演奏。チェンバロ時代の練習曲を意図して作曲されたこの曲をこれだけ楽しく聴かせるのだからすごい。プロコのソナタは終楽章が圧巻。歯切れの良いリズム感、躍動するリズムのうちにさりげなく歌われるメロディー。全体評価の「星3つ」は通信簿の3という意味に非ず、アルゲリッチらしさのよく出た「良い」ライブでしたの意味です。
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