メンバーズレビュー一覧

ハイル・マーさんが書いたメンバーズレビュー

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1曲目を聴いたとき、F=ディースカウに慣れた耳には受け入れられなかったが、聴き進むにつれて引き込まれていった。美声だが、それを誇示することなくセーブされ、素直な聴きやすい演奏になっている。この曲集はやはりバリトンよりテナーがよい、と思った。ピアノもよい。現代はピアノは単なる伴奏ではなく「共演」と位置づけられるようだが、この盤は「伴奏」である。じゃまにならずよく支えて好ましい。

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Schubert: Winterreise

シュテファン・ゲンツ、他

3:
☆☆☆☆☆
★★★★★

全体にテンポがはやく、落ち着かない感じがした。声はよく、テクニックもよいが、解釈が原曲にそぐわない。ピアニストもいただけない。

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なんともドラマティックなシューベルトである。声もよいし息もよく続くしピアノもよくついて行っている。しかし自分の好みとしてはもう少しおとなしい演奏がよい。

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ピアノが現代のものでなく、ハンマーフリューゲルなので、普通のピアノを聞き慣れた耳には違和感がある。曲目は楽しめたし、歌はよかったが、この違和感はどうしようもない。もちろんシューベルトの時代を再現しようとするならこれでいいのだろうが、自分の耳にはなじまなかった。

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自分の聴きたかった曲が多く、楽しめた。スケールは大きくないが、丁寧な歌い方で好感が持てた。他の録音も聴いてみたい。

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マーラーの歌曲が好きでよくCDを買いますが、輸入盤が多いので日本語訳がわからず困っていたところ、これを見つけました。標準的な訳が多く、助かります。

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マーラー: 交響曲第1番

クルト・マズア、他

3:
☆☆☆☆☆
★★★★★

無難に小さくまとまったマーラー。もっと素朴さと奔放さがほしかった。「さすらう若人の歌」もテンポ遅めなのはよいが、線が細く、物足りなさが残る。F=ディースカウの名演奏以来、なかなかこれはと思う演奏に出会えない。

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